今日、10月度の霊山月参り修行を修してきました。早く紅葉するサクラの木々が
所々で美しい色を見せていました。サクラは種によって赤や黄に発色します。
中には発色しないで落葉する葉もあって、点描法による絵画を見るようで楽しかったです。
山全体では紅葉はまだまだ。3週間もすると綺麗に色付くでしょう。
画像を載せたかったのですが、何故か拒否されています。すみません。
入峰修行していての楽しみと苦しみに、人との出会いがあります。
出会いが何故苦しみ?~少なからずの人が小生の写真を撮りたがります。
身振りと声で拒否しますと、「なんで撮って悪い」「ケチ」などと悪態つかれます。
一番困るのは勤行誦経している時、止めて拒否するわけにもいきません。
出会いが楽しいのは、相手方から質問されるとき、こちらも解り易く答えます。
霊山の歴史、自然史、生態系、眺望えとせとら。
今日出会った方とお喋りしている時、彼が「南北朝動乱で霊山城が落城しなかったら
どうなったでしょうか?」と言われ、ハッと気付きました。
歴史にIFは禁物ですが、もし北畠顕家がここに陸奥国府を移さず
霊山寺が残っていたら、日本でも有数の山岳寺院として勇名を轟かしていたかも。
多くの参拝者が、正門たる行合堂口から列を作って本坊(今の霊山城跡)まで登り、
中には白装束に八目草鞋、菅笠被り金剛杖を持って奥の院まで歩みを進める。
山中の諸堂、坊屋では多くの修行者が、あるいは常行三昧を修し、経典の研究に没頭し、
山中のみならず玉野や古霊山まで山駆け修行を行い、また岩窟で面壁座禅に励む、
そんなことを想い乍ら膝の痛みも忘れて修行を楽しんで来ました。