先週の休日、やっと晴れてくれたので久々にR100RSを乗ろうと思い、支度をしていたら何かガソリン臭い…
と、キャブレター回りを確認すると大量のガソリンが漏れていました。
うわぁ…
気付くのが遅く、駐車場はガソリンの海に…
なかなかの勢いでオーバーフローしていました。
ゴミでも噛んだかな?と思いましたが、どうも違う様で一旦分解してみました。
フロートチャンバー内にゴミは無く、キレイな状態。
油面調整を何度行ってもオーバーフローするかガソリンが入って来ないかになってしまいます。
フロートバルブは新しく、当たり面は綺麗な状態なので、これはフロートが原因だと判断しました。
このままでは乗れないので、この日はバイク乗れずに終わりました…
部品を購入し、到着したため作業します。
フロートは純正品ではなく、社外品を購入しました。
これが元々のフロートです。
キャブレターをオーバーホールした際に交換は先送りにしていました。
その時に一緒にしておけばと反省です…
新旧比較。茶色にひどく変色しています。
手に持った感じは新品より重たく感じました。
バケツに水を入れ、浮力をチェックしてみました。
古い方は新品と比べ沈んでおり、浮力が低下している事がわかりました。
画像ではわかりにくいですが、古い方は7割程沈んでおり、新品は半分も沈んでいませんでした。
重量を測定したのですが、16.3gという結果に。
新品も測定しました。
写真に数字が映っていませんが、12.1gでした。
オーバーフローしたものは、新品に比べ約4g重量が増しているという事になります。
重量増の影響でか浮力が低下し、フロートが上がらずオーバーフローしてしまったのだと思います。
油面を合わせて取り付け。
何度かフロートチャンバーを取り外してガソリンの油面を確認しつつ調整しました。
続いて反対側も作業しました。
早く作業したくて、仕事終わりに作業していたので夜です。
オーバーフローしていない側の変色はさほど酷くはありませんでした。
気になったので、こちらも重量を測定。
12.8gとの結果に。
オーバーフローしてしまったものは16.3gだったので、3.5gの差がありました。
交換歴は分からないのですが、左右でこれ程違うのであれば片側は過去に交換されているのでしょうかね。
キャブレターを取り外して作業したので、左右での同調等を行いテスト走行。
少ししか乗れませんでしたが、オーバーフローはしっかり改善し、好調でした。
修理は完了です!
R100RS他の水平対向エンジンはキャブレターが露出しているので、脱着等の作業が楽でありがたいですね。
今度休みが晴れたらたくさん乗りたいです。