11時02分 | 長崎市の東古川町・裏通りにある古着屋 五鉄のブログ

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長崎の人間なら、この時間の持つ意味を子供のころから教わっております。

広島の方なら、8時15分。

75年前に何がおこったのか。。。

 

 

きっと広島の方もそうだと思いますが、長崎では小学生の頃から、いや幼稚園保育園の頃から

 

平和教育を受けております

 

もちろん8月6日の8:15には黙とうをしました。そうするのが当然だと思っております

 

 


 

先日、同級生が遊びに来た時に

 

子供の時は原爆資料館に行くのが、夏場になると職員室や玄関ホールに原爆のパネルを飾られるのが

 

憂鬱でしょうがなかったし,

 

最初に見た衝撃で、その後幾度となく原爆パネルを見る機会でも、ずっとうつむいたままで直視出来なかったってな話をしておりました

 

その当時は、大人になった今でも直視は出来ないほどの、子供に衝撃を与える展示の数々でした。

 

姪たちが数年前に原爆資料館に姉が連れて行ったときは、

 

帰って来た時の心のケアが必要かしら?と気をもんでいたのですが

 

ケロッとした顔して帰って来てて拍子抜けした記憶がございます。

 

姉から聞くと、私たちの子供時代よりは明るくあまり惨たらしい写真パネルがなかったのだとか。。。

 

どんなに叔母バカの私でも、姪たちの為に。姪たちの将来を考えたときに

 

トラウマになるぐらいの出来事だったのを伝えるべきだわ。

二度と戦争をやってはいけないと思うぐらいに。。。

それは子供であろうとも、子供だからこそ。深く心に刻まないといけないのではないかと思っております

 

人はいずれ死を迎えます。

近年では自然災害で、病気で亡くなる命も少なくありません。

人はちっぽけなものです

自然災害や病気にどう立ち向かおうとも打ち勝てないとしても

 

しなくてもいい戦争で、尊い命が奪われることの

馬鹿馬鹿しさに気づけない人がいることが歯がゆくてなりません

 

人がおこした過ち。

一瞬で命を奪われた方。

奇跡的に命だけは助かった方も、その後の後遺症、いわれなき偏見で苦しんでいらした方も多く

 

それを語ってくださる方も年々減ってきています。

 

75年前。

 

遠い昔の事のようで、おじいさん世代が若かりし頃の時代と考えれば身近な時代。

 

人は忘れる生き物です。

忘れないと生きては行けないのは重々承知しております

 

だけど、8月6日の8:15を。

8月9日の11:02を。

どれほどの方が覚えているでしょうか?

 

体調崩したときに、健康の有難さをつくづく感じるレベルの話ではございません

人の生き死に。人のその後の人生が一瞬で奪われた日。

戦争になってから、平和の有難さを感じていても遅いのです。

 

このブログを読んでる方の住んでいる地域では、

黙とうを促すサイレンはならないかもしれません。

だけど、たった1分だけ。

平和の有難さを噛みしめてほしいと被爆地に住む住人の一人として思っております。