(C) 2008 映画「おくりびと」製作委員会
脚本の練りこまれた非常に良い映画だった。
最後の父親のくだりは若干できすぎではあったが、
それも含めてみる人を感動させる心あたたまる映画であった。
最も感動したのは、最初、夫の納棺師という職業を嫌っていた、
広末涼子演じる妻が、夫の仕事を目の当たりにし、
最後には「夫の仕事は納棺師なんです」と述べる場面である。
死体で商売しているという負の思いが、実際の儀式を体験することにより、
その神聖さ美しさに意識が変化していく過程がよく描かれていた。
死があるから生があるのだという当たり前のことを実感させられる物語であった。