これまで結構たくさん小説を読んできたつもりだが、俺で始まる小説はあまり記憶がない。
まあ、それはどうでもいいんだが、全体としてはスピード感があって面白かった。
小説のクライマックスは桐生助教授の目の不調と、
桐生助教授と鳴海助教授兄弟の複雑な関係性を暴いた場面であろう。
桐生が鳴海に感じる負い目と呪縛など中々スリリングな内容だったと思う。
私にとってはその後の犯人探しやそれにまつわる云々は蛇足にすぎなかった。
そもそも、殺人の動機が拍子抜けであった。まさか、快楽殺人的な理由とは。
殺人の方法にしても医療用語にごまかされているような気がしないでもない。
公開中の映画では、俺こと田口がいつのまにか竹内結子演じる女性に代わっているそうだが、
はたしてどんな内容になっているのか興味深い。
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