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プレスリーの邸宅に行ってモノマネをしたり、ロシアで酔ってコサックダンスを踊りだす日本の首相を、馬鹿だと罵るのは容易い。恥さらしだと罵倒するのは簡単だ。しかしまわりを見回すと、こういった短絡的な言葉の応酬が目に付く。大江氏はそんな短絡的な物言いはしない。彼はまず、子どもの頃の思い出を語る。childlikeといわれても笑っておればいいが、childishといわれたら侮辱だと思えと英語教師に言われた話だ。その上で問いかける。一種特別な表情のブッシュ大統領の脇でギターの弾き語りを真似する小泉首相の写真を見て日本の子どもはどう感じるのだろうと。言うまでもなく、彼は小泉を批判している。しかも痛烈に。なんとも想像力をかきたてる表現だろうか。大江氏が繰り返し述べている通り、我々は想像力を研ぎ澄まし、物事の本質を見極めねばならない。そして子どもたちを導いていかなければならない。