見た目はさりげなく、香りは芳しくお部屋に漂っています。
調べてみたところ、クリスマスローズは切り花にすると、すぐに元気が無くなるようです。
そこで活ける前に熱湯に浸けるとよいという事を知り、やってみました。
ー長持ちするクリスマスローズの活け方ー
1.お湯を沸かします。
2.クリスマスローズを切り花にします。
3.コップ等の容れ物にお湯を入れ、2・3分程、クリスマスローズの切り口から2・3㎝をお湯に浸けます。
4.お水を入れたフラワーベースに活けます。
時間が経ってしょんぼりしてきたら、また同じように熱湯に浸けると、元気になるそうです。
熱湯×クリロー…不思議です。毒がある成分のためでしょうか(定かではありません。多分違います)
普段、お庭で俯き加減に咲いているクリスマスローズ。時々持ち上げて花を覗き込むのですが、なんだかこちらが恥じらいを覚えてしまうのは、私だけでしょうか。
お部屋で活けて、まじまじとお互い見つめ合っていると、新婚夫婦のような初々しい気持ちになれました(新婚さん未経験ですが、妄想は自由です)
だんだん暖かくなってきて嬉しい反面、クリスマスローズが咲く時季も限られています。
お部屋で過ごすひとときに、顔を突き合わせながら、少しでも時間と空間を共有できたらいいな、と思っています。
『クリスマスローズ』
学名:Helleborus(ヘレボルス)
英名:開花時期、種類により違います
・Helleborus niger(ヘレボルス・ニガー)開花時期…冬咲き/萼…白。
・Helleborus orientalis(ヘレボルス・オリエンタリス)Lenten rose(レンテン ローズ)開花時期…2~3月/萼…赤・桃・白・緑など多色。
花言葉:〝いたわり〟〝追憶〟〝私を忘れないで〟〝私の不安を取り除いてください〟〝慰め〟〝スキャンダル〟〝中傷〟
『ワスレナグサ(勿忘草)』
学名:Myosotis scorpioides
英名:forget-me-not
花言葉:〝真実の愛〟〝私を忘れないで〟
西洋での花言葉:〝true love(真実の愛)〟〝memories(思い出)〟
今回、たまたま活けたこの2つのお花には、共通の花言葉がありました。〝私を忘れないで〟
お花に纏わる話や語源を調べていくと、聖書、宗教儀式、神話等からくる謂れがあったり、お花の特性を得手しているものであったりして(たとえば、クリスマスローズのHelleborusは、ギリシャ語のHelenin 殺すとbora 食べ物の二つの合成語から発生していて「食べると死ぬ」という意味。)面白いです。
