悪癖 | hinata BLOG

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お花や詩ナド

今のところ、そんなに充実した日々ではない。
寒波到来で、家に缶詰…と迄はいかないが、自由に身動きが取れないのは、もどかしい。平然と何もしないで家に居る日もあるのに、不思議である。


淡々と日常が過ぎていくので、書き留めていないと、何をしていたかわからない。
最近、日記を付け出して、やめた。やはり、情緒が不安定な人間に、日記は不向きだ。
日記を付ける事など綺麗に忘れて眠る夜がある。一晩すっぽかした次の日は、先行きの自分への不信感と後悔とで、簡単に筆を置いてしまう。同じ曜日を2度と記さない日記が、それで完成する。
1年の初頭で彷徨い始める“うかばれない日記”は、これ迄に何冊と書きあげてきた。それが“自分は続かない人間だ”という見えないお札の呪縛と化し、自分の中の日記へのハードルが、確実に上がっていく。


私の“気の赴くまま”といった、非常に困る気質は父譲りだ。
出掛ける準備になかなか応じず、結果、出発時間に遅れそうになる父に、気を揉んだ母は何を売っているのか、“ぐずぐず屋さん”と呼んだ。それには大笑いした。そんな父だが、手帳だけはこまめにつけている。私にも、日記を復活させる余地はあると考えたいが、まぁ、難しいだろう。


“ノリ”や“勢い”に任せるのも時として大切だが、コンスタントにひたむきな業務や練習を続けキャリアを積む、会社員やスポーツ選手を私は尊敬する。

“根気がない”と私のように自覚して悩んでいらっしゃる方々は是非、ダイアリーを細々と続けてみて、気力と体力を養ってみてはいかがだろうか。私も、また何べんも、再トライしてみたくなってきた。そこが気分屋のよいところである。