いつも、そうだ
涙や、雨と共に
同時に詩が溢れる
降りしきる雨は
感性を刺激し
涙で叫ぶ時には
同時に詩の事を考えているのだ
買ってきたアイスが溶けようと
深夜であろうと
雨は音と雫で
外界と自分とを隔て
すきなだけ時空をトリップさせる
雨の景色は
自分の頭の中のようだ
雷鳴によって、くすぐられた好奇心は天まで届く
笑いは相手に自分を見い出し
怒りは静かに自分を殺す理由を探し
哀しみは這い上がる強さと愛情になり
楽しさはその瞬間を永遠に誇りたいと思う
日常が
雨と雫に投影され
地に落とされると
そこから何かが生まれようとする
下手に芝居をうつより
自然に任せておけばよいのだ
心は自然のように変化する先を知っている
戦いもするが
必ずいつかは晴れる
弱者は天を見上げる事ができる
実は恵まれた者である