No 150172 | hinata BLOG

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お花や詩ナド


心地よくて
気持ち良い
舞い上がらせてくれる音




出会ってすきになると
何度もリピートして聴くのは、癖だと思う





白い教室にひとつの教卓と並べられた机と椅子。
中央の席に弟と私が肩を並べて座っていた。
教卓にうっすらと立った誰かが、弟に問いかけた。
「君はどんな仕事に就きたいんだい?」


弟は答えた。
「図書館に勤めたいです」

「君の能力ではできませんよ」
教卓の男が答えた。
弟が何と答えるのだろうと思い、私は黙っていた。


「けれど、人数は多い方がよいと思って・・・」
弟は甲高く、弱々しい声で言った。


いかにも頭が悪そうでわけのわからない答えに〝それじゃだめだ〟と思い
弟を見た。
弟の両眼は焦点が合わずに左右を見つめ、顔面はすぼめた肩にくっ付きそうな程、急な角度に傾いて、口元は半笑いのまま動かなかった。


弟のただごとではない変貌に私は驚いて、大急ぎで母親を呼んだ。
やって来た母は弟を見て、「精神病になっている」と言った。




ま、私も大して変わらないよ。