今日は「ネッシーの日」だそうな。
3月。
ヴィレッジヴァンガードにて。
1度めに手にとった時
その本の初めのページには〝机〟の話。
誰かと話す時、心の中に〝机〟を置いて、座って話す気持ちでひとと向き合っていく、、。
机の挿絵と一緒にそんな内容が書かれていた。
興味はあったが、またそのうち、、と思い、その本を置いて、その後廃墟本のグラビアを見つけて見入っていた。
2度めに訪れた時、〝机の話〟が載っていた本が気になり探してみるが、どうしても見つからない。
タイトルも作者もパッケージも忘れてしまい、控えもない。どの本も開いてみるが、机の話も挿絵も載っていない。
1時間程探したが、その日は諦めて、お世話になったひとへの手紙の封筒に貼る押し花だけを買っていった。
いつか覚えていないが、3度め、なんとなく店にやってきた。
店に入る直前にあの本の事を思い出した。それから真っ先に本コーナーへ行って一冊の本を手にとると、正に探していた本だった。
〝わぁ、あった、あったー。作者はこんな名前のひとだったんだー。これだ、これだ、見つけたー!〟
なんとも言えない感動である!
同じ作者の本が2冊並べてあったので、どちらも買う事にした。
帰って読んでみると、この作者の考え方と私の考えている事とは、作者には失礼だが、双子ではないかと思う位、私とよく似ていた。
心も体も清潔にすれば、自信と余裕が生まれる、、そんな内容に共感し、気付かされた。
この本を読むと、自分がしているあたりまえな事をもっとていねいにしようと思うようになった。私がしているあたりまえ、、、、暑かったら、髪を束ねる。リセットしたい時には、歯を磨く。メイク落としの前は手洗いをして、清潔な手で、、など。
一言で〝毎日の暮らしを大切に〟と言っても漠然としているが、一つひとつの行動に目をむけていくと、なんだか楽しそうな響きになる。
ひととのかかわりは、最も大切なことだという事に気付き、これまでよりもっとていねいにする事を心掛けている。そうだよな、ひとは神様がつくられた全ての中で、最も尊い存在だから、、。
以前から、読書をするひとに憧れていて、待ち時間がありそうな日には鞄に本を入れて、暇があれば少しずつ読み進めている。
ゆっくり、ゆっくり、蝸牛のように読み進めるのも、自分のスタイルだと、この本を読んで受け入れられるようになった。
そして、今日やっと一冊、楽しんで読み終える事ができた。
雨をすきになった。
紫陽花も綺麗だし、田んぼに水がはるのも、蛙の鳴く声も、ちょっと薄曇りな空も。
じめじめで汗ばんだり、雨の夜車を運転するのは怖かったりするけれど、自分自身を受け入れられたように、それらもいつか受け入れられるようになるのだろうか。
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