親のタイプが変わると子育ても変わる〜実は子どもより親の個性が影響している〜 | 小嶋款◇個性心理學で“辞めない・育つ・成果を出す”組織をつくる研修の専門家

小嶋款◇個性心理學で“辞めない・育つ・成果を出す”組織をつくる研修の専門家

個性心理學で一人ひとりの強みを伸ばす研修。離職防止・人材育成・組織力アップにつながる成果を全国対応サポート。

おはようございます。
個性を強みに変えるプロ、個性心理學研究所認定講師の小嶋です。
 

今日は、

「子どもを育てる前に、親自身を知ることの大切さ」についてお話ししたいと思います。

 

子育ての悩みを相談される中で、とても多い言葉があります。

「うちの子が言うことを聞かないんです。」

「何度伝えても全然変わらないんです。」

「どうしたらこの子はもっと○○できるようになりますか?」

もちろん、お子さんの個性を知ることはとても大切です。

しかし実際には、その前に知っていただきたいことがあります。

 

それは、

子ども以上に、親自身の個性が子育てに大きな影響を与えているということです。

 

親は「普通」の基準を無意識につくっている

私たちは、自分では気づかないうちに、

「普通はこうするよね。」

「これくらい当たり前でしょう。」という基準を持っています。

 

でも、その"普通"は、本当に普通なのでしょうか。

実はその基準は、親自身の個性から生まれている価値観なのです。

 

例えば、

・時間を守ることを何より大切にする親

・楽しく自由に過ごすことを大切にする親

・結果を重視する親

・人との調和を大切にする親

それぞれに正しさがあります。

 

しかし、自分の価値観だけを基準にしてしまうと、

子どもが違う個性だった場合、

「なんでできないの?」「どうしてそんな考え方なの?」というズレが生まれてしまいます。

 

子どもは悪くない。親も悪くない。

ここで誤解していただきたくないことがあります。

それは、親が悪いわけでも、子どもが悪いわけでもない。ということです。

 

ただ、"見えている世界"が違うだけなのです。

例えば、

慎重派の親から見ると、行動が早い子どもは「落ち着きがない」と映ることがあります。

逆に、

行動派の親から見ると、慎重な子どもは「優柔不断」に見えることがあります。

 

しかし本人からすれば、どちらも自然な個性なのです。

つまり、親子ゲンカの多くは、性格の問題ではなく、価値観のズレから起こっています。

 

子どもを変える前に、自分を知るという発想

個性心理學では、

子どものタイプだけではなく、親自身のタイプも大切にしています。

なぜなら、親が自分の特徴を理解すると、子どもへの声掛けや期待の仕方が大きく変わるからです。

 

例えば、

「私は完璧を求めやすいタイプなんだ。」

「私は心配しすぎる傾向がある。」

「私はつい急かしてしまう。」

そんな自分のクセに気付くだけでも、子どもとの接し方は驚くほど変わります。

つまり、子どもを変える一番の近道は、親が少しだけ見方を変えることなのです。

 

 

 

タイプ別に見ると、親の関わり方もこんなに違う

ここまで読んでいただくと、

「確かに親の影響は大きいんだな。」

と感じていただけたのではないでしょうか。

 

では実際に、親の個性によって、どのような子育てになりやすいのでしょうか。

 

もちろん、良い・悪いではありません。

それぞれに得意な関わり方があり、少し意識を変えるだけで親子関係はさらに良くなります。

 

ここからは個性心理學の12分類ごとに、

親として出やすい特徴と、より良い関わり方を見ていきましょう。

 

🌙MOON

■ こじか

こじかタイプの親は、とても愛情深く、子どもを細やかに気遣います。

その反面、心配性な一面もあるため、「大丈夫?」「危なくない?」という声掛けが増えがちです。

子どもにとっては安心できる存在ですが、過度な心配は挑戦する機会を奪ってしまうこともあります。

時には一歩引いて、「やってみようか。」と背中を押してあげることで、子どもの自信は大きく育っていきます。
 

■ 黒ひょう

黒ひょうタイプの親は、感性が豊かでセンスもあり、子どもの個性を認めるのが上手です。

一方で、自分自身も感情の影響を受けやすく、その日の気分によって接し方が変わってしまうことがあります。

子どもは親の表情をよく見ています。

だからこそ、感情で叱るのではなく、「何を伝えたいのか」を意識すると、親子の信頼関係はさらに深まります。
 

■ たぬき

たぬきタイプの親は、経験や礼儀、基本を大切にします。

子どもにも「きちんとした人になってほしい」という思いが強く、丁寧に教えようとします。

その優しさは大きな魅力ですが、ときには「昔はこうだった」という価値観が強くなりすぎることもあります。

今の時代の子どもたちには、時代に合った考え方も必要です。

経験を伝えながらも、新しい価値観を受け入れる柔軟さが加わると、さらに素敵な親子関係になります。
 

■ ひつじ

ひつじタイプの親は、家族の絆や安心感を何より大切にします。

子どもが困っていればすぐに助け、支えようとする温かさがあります。

ただ、その優しさが強すぎると、子どもの代わりに問題を解決してしまうことがあります。

本当の成長は、自分で考え、自分で乗り越えた経験から生まれます。

見守る勇気を持つことが、ひつじタイプの親にとって大きな成長ポイントになるでしょう。
 

🌍EARTH

■ 狼

狼タイプの親は、自分の考えをしっかり持っており、「その子らしさ」を尊重できるタイプです。

子どもに対しても、「自分で考えてごらん。」と自主性を育てる関わり方が自然とできます。

一方で、干渉されることが苦手なため、子どもにも必要以上に踏み込まない傾向があります。

その結果、子どもが「もっと話を聞いてほしかった」「一緒に考えてほしかった」と感じることもあります。

自主性を信じることは素晴らしいことですが、ときには子どもの気持ちに寄り添い、「どう思ったの?」と会話を増やしてあげることで、安心感と信頼関係がさらに深まります。
 


■ 猿

猿タイプの親は、明るく行動力があり、子どもと一緒になって遊ぶことが得意です。

家庭の中も自然と笑顔が増え、「楽しい家」をつくれる魅力があります。

しかし、その場の勢いで約束をしたり、ルールが曖昧になったりすることも少なくありません。

昨日はOKだったのに今日はダメ…。

そんな状態が続くと、子どもは何が正しいのか分からなくなってしまいます。

楽しさの中にも「ここだけは守ろう」という軸をつくることで、子どもは安心してのびのび成長できるでしょう。

 


■ 虎

虎タイプの親は、責任感が強く、子どもをしっかり育てたいという思いが人一倍あります。

約束や礼儀、人として大切なことを丁寧に教えられる、とても頼もしい存在です。

ただ、「ちゃんとしなさい」「最後までやりなさい」という期待が大きくなりすぎると、子どもはプレッシャーを感じてしまうことがあります。

子どもは親を喜ばせたくて頑張っています。

だからこそ、結果だけではなく、「挑戦したこと」や「途中まで頑張れたこと」にも目を向けてあげると、子どもの自己肯定感は大きく育っていきます。

 


■ 子守熊(コアラ)

子守熊タイプの親は、柔軟な発想を持ち、子どもの可能性を広げることが得意です。

「やってみよう。」
「面白そうだね。」

そんな前向きな声掛けが自然にできるため、子どももチャレンジ精神を育みやすくなります。

一方で、自由な発想を大切にするあまり、生活リズムやルールが後回しになることがあります。

子どもは自由だけでなく、安心できる土台も必要です。

夢を応援しながらも、生活習慣や約束を整えてあげることで、子どもは安心して挑戦できるようになります。

 


☀SUN

■ チータ

チータタイプの親は、とにかく行動が早く、決断力があります。

「まずやってみよう。」

そんな前向きな姿勢は、子どもにも挑戦する勇気を与えてくれます。

しかし、自分のペースが速いため、ゆっくり考えたい子どもを急かしてしまうことがあります。

「まだ?」
「早く決めよう。」

という言葉が増えると、子どもは焦り、自分らしいペースを失ってしまいます。

子どもの歩幅に合わせる時間を少し意識するだけで、安心して力を発揮できる環境が整います。

 


■ ライオン

ライオンタイプの親は、責任感が強く、「子どもの将来のために」という思いを常に持っています。

高い理想を掲げ、勉強や礼儀、社会性などをしっかり身につけてほしいと願う愛情深い親です。

ただ、その期待が大きいからこそ、「もっとできるはず」「ここまで頑張ってほしい」という言葉が増えやすくなります。

子どもは期待されること自体は嬉しいものですが、期待ばかりを感じ続けると、「できなかった自分には価値がない」と思い込んでしまうことがあります。

ライオンタイプの親が意識したいのは、成果を褒めるだけでなく、子どもの存在そのものを認めることです。

「いてくれるだけで嬉しい。」
「あなたはあなたで大丈夫。」

そんな言葉が加わることで、子どもは安心して挑戦し、自分らしい力を伸ばしていくことができます。

 


■ ゾウ

ゾウタイプの親は、誠実で努力家。

一度決めたことを最後までやり抜く姿勢を持ち、子どもにもその背中を見せられる素晴らしい存在です。

だからこそ、家庭のルールや生活習慣もしっかり整えようとします。

しかし、その真面目さゆえに、「ちゃんとやること」が目的になってしまうことがあります。

例えば、宿題を終わらせることはできても、「どうだった?」「楽しかった?」という気持ちの会話が減ってしまうこともあります。

子どもは、正しく育てられるだけではなく、「気持ちを受け止めてもらえた」という経験から心が育ちます。

努力を教えられるゾウタイプだからこそ、ときには効率や結果よりも、子どもの気持ちに寄り添う時間を大切にしてみてください。

それが、より深い親子の信頼関係につながります。

 


■ ペガサス

ペガサスタイプの親は、自由な発想と豊かな感性を持っています。

子どもの「好き」や「得意」を見つけることが上手で、型にはめず個性を伸ばしてあげられる魅力があります。

一方で、自分自身も自由を大切にするため、細かな管理やルーティンが苦手な面があります。

そのため、宿題や生活習慣などを子ども任せにしてしまい、「気付いたら何も進んでいなかった」ということも起こりやすくなります。

自由な環境は子どもの創造力を育てますが、成長には安心できる土台も必要です。

「自由」と「ルール」のバランスを少し意識するだけで、子どもは安心して自分らしさを発揮できるようになるでしょう。

 


子どもは、親の背中を見て育っています

ここまで読んでいただいて、お気づきになった方も多いのではないでしょうか。

親にはそれぞれ得意な関わり方があり、苦手になりやすい場面もあります。

そして、その特徴は決して「良い・悪い」ではありません。

 

どのタイプにも素晴らしい長所があり、その長所が強く出るからこそ、

少しだけバランスを意識した方がよい場面があるのです。

 

実は子どもは、親の言葉以上に、親の姿を見ています。

どんな言葉をかけるか。

どんな態度で接するか。

失敗したときにどう向き合うか。

誰かに優しくしているか。

 

そうした日々の積み重ねが、子どもにとっての「大人の見本」になっていきます。

だからこそ、子育てとは「子どもを育てること」であると同時に、「親自身も成長していく時間」なのかもしれません。

 

親が自分の個性を理解し、自分らしい子育てを楽しめるようになると、

不思議なくらい子どもも安心して自分らしく成長していきます。

 

まとめ

子育てがうまくいかないと感じると、多くの親は「子どもを変えなければ」と考えてしまいます。

しかし、個性心理學を学ぶと、その見方が大きく変わります。

まず知るべきなのは、子どもの個性だけではありません。

親自身の個性や価値観を理解することも、同じくらい大切なのです。

 

「なぜ私はこの場面でイライラするのだろう。」

「なぜこの子の行動が理解できなかったのだろう。」

 

その答えが分かるだけで、子育ては驚くほど楽になります。

 

子どもを無理に変えようとするのではなく、お互いの違いを理解し、それぞれの個性を活かして関わること。

それこそが、親も子どもも笑顔になれる子育てへの第一歩なのです。

 


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今回ご紹介した内容は、親のタイプごとの特徴をわかりやすくお伝えしたものです。

しかし実際には、

「親はこのタイプ、子どもはこのタイプだから、この場面ではどう関わればいいのか。」

という親子の組み合わせまで分かることで、子育てはさらに具体的になります。

 

個性心理學1DAYセミナーでは、

・親子のタイプの違い
・タイプ別の伝わる声掛け
・叱り方・褒め方の違い
・兄弟姉妹で関わり方を変えるポイント
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などを、実例を交えながら楽しく学んでいただけます。

 

「もっと早く知りたかった。」

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お子さんを変えるためではなく、

親子がお互いを理解し、笑顔で過ごせる毎日をつくるために。

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次回予告

次回は、

「『うちの子には才能がない』と思った時に読んでほしい話
〜子どもの可能性を閉じない親になるために〜」

をテーマにお届けします。

 

子どもの才能は、目立つものだけではありません。

見えにくい個性や、小さな得意の中にこそ、その子だけの可能性が隠れています。

 

次回も個性心理學の視点から、子どもの未来を広げるヒントをお伝えします。

どうぞお楽しみに。


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小嶋 款(こじま まこと)

個性心理學研究所 総本部認定講師 
講師スキルアップ委員会委員長
株式会社ニーズコネクト代表取締役


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