夏休み明け、「学校へ行きたくない」と言われたら〜最初に親がかけたい一言〜 | 小嶋款◇個性心理學で“辞めない・育つ・成果を出す”組織をつくる研修の専門家

小嶋款◇個性心理學で“辞めない・育つ・成果を出す”組織をつくる研修の専門家

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おはようございます。

個性を強みに変えるプロ、個性心理學研究所認定講師の小嶋です。
 

夏休みが終わりに近づく頃、多くのご家庭で耳にする言葉があります。

「明日、学校へ行きたくない。」

この一言を聞いた瞬間、親御さんの頭の中にはさまざまな思いが駆け巡ります。

「学校で何かあったのかな。」
「友達とうまくいっていないのかな。」
「勉強についていけなくなったのかな。」
「このまま不登校になってしまったらどうしよう。」

子どもを大切に思うからこそ、不安になるのは当然のことです。
 

しかし実は、この最初の数分間の関わり方が、その後の親子関係や子どもの気持ちに大きな影響を与えることがあります。

今日は、個性心理學の視点から、「学校へ行きたくない」と言われたときに、
親としてどのように寄り添えばよいのかをお伝えしたいと思います。
 


「学校へ行きなさい」より先に必要なこと

子どもから「学校へ行きたくない。」と言われると、多くの親は何とか学校へ行かせようとします。

「あと少し頑張れば大丈夫。」

「みんな行ってるんだから。」

「休んだら余計に行きづらくなるよ。」

もちろん、どれも子どもの将来を思っての言葉です。
 

しかし、その言葉をかけられた子どもはどう感じるでしょうか。

「気持ちを分かってもらえなかった。」

「結局、学校へ行くことしか考えてくれていない。」

そう感じてしまうことも少なくありません。
 

親は問題を解決したい。

子どもは気持ちを受け止めてほしい。

ここに、小さなすれ違いが生まれてしまうのです。
 


最初に親がかけたい一言

そんなとき、最初にかけていただきたい言葉があります。

それは、

「そう思うくらい、何かあったんだね。」

あるいは、

「話してくれてありがとう。」

という一言です。

この言葉には、「あなたの味方だよ。」というメッセージが込められています。
 

原因を聞き出すことよりも先に、子どもが安心して話せる空気をつくること。

それが何よりも大切です。
 

すると子どもは、

「怒られないんだ。」

「ちゃんと話を聞いてくれるんだ。」

と安心し、少しずつ本音を話してくれるようになります。
 

もちろん、この一言だけですべてが解決するわけではありません。

しかし、親子の信頼関係を守る大切な第一歩になるのです。

 

 


 


同じ「学校へ行きたくない」でも理由はみんな違う

一口に「学校へ行きたくない」と言っても、その背景は一人ひとり違います。
 

友達との関係で悩んでいる子。

勉強へのプレッシャーを感じている子。

集団生活に疲れてしまう子。

朝になると不安が大きくなる子。

親に甘えたい気持ちをうまく言葉にできない子。
 

理由が違えば、必要な声かけも当然変わります。
 

個性心理學では、子どもにはそれぞれ安心できる関わり方や、ストレスを感じやすいポイントがあると考えます。

ここからは12タイプの特徴を参考に、それぞれの子どもに合った寄り添い方をご紹介します。

すべてが当てはまるわけではありませんが、「うちの子はこういう傾向があるかもしれない。」

という視点で読んでいただければ幸いです。

 


MOON

🌙こじか

こじかタイプのお子さんは、とても繊細で、人との関係に安心感を求める傾向があります。

学校へ行きたくない理由も、「先生に注意された」「友達に少し冷たくされた」など、周囲から見れば小さく感じる出来事が心に深く残っていることがあります。

そんなときに、

「それくらい気にしなくていいよ。」

と言われると、自分の気持ちまで否定されたように感じてしまいます。

まずは、

「そうだったんだね。」

「嫌だったね。」

と感情を受け止めてあげることが大切です。

安心できる場所があると感じることで、こじかタイプは少しずつ自分から前を向く力を取り戻していきます。

 


🌙黒ひょう

黒ひょうタイプのお子さんは、周りからどう見られるかをとても気にするタイプです。

「失敗した。」

「笑われた。」

「恥ずかしい思いをした。」

そんな経験があると、学校へ行くこと自体が大きなストレスになることがあります。

そのとき、

「そんなこと誰も気にしてないよ。」

と励ますつもりで言っても、本人にとっては十分大きな出来事です。

まずは、

「悔しかったんだね。」

「それは行きづらくなるよね。」

と気持ちを認めてあげましょう。

黒ひょうタイプは、自分を理解してくれる人がいると感じることで、もう一度挑戦しようという気持ちが生まれやすくなります。

 


🌙たぬき

たぬきタイプのお子さんは、責任感が強く、周囲に合わせようと頑張り過ぎることがあります。

普段は我慢強いため、親も気づきにくいのですが、限界が来ると突然、

「学校へ行きたくない。」

と言葉にすることがあります。

そんなとき、

「昨日まで普通だったじゃない。」

と言ってしまうと、さらに本音を隠してしまうかもしれません。

「今まで頑張ってきたんだね。」

「話してくれてありがとう。」

そんな一言が、たぬきタイプには何より安心につながります。

頑張りを認めてもらえることで、「もう少し話してみようかな。」という気持ちになれるのです。

 


🌙ひつじ

ひつじタイプのお子さんは、周囲とのつながりをとても大切にします。

そのため、クラスの雰囲気が変わったり、仲の良い友達が休んでいたり、小さな人間関係の変化にも敏感です。

「みんな普通に行ってるよ。」

という言葉は、かえって孤独感を強めてしまうことがあります。

ひつじタイプには、

「一人で頑張らなくて大丈夫。」

「お父さんもお母さんも味方だからね。」

という安心感を伝えることが何より大切です。

心の居場所があると感じられることで、不安だった気持ちは少しずつ落ち着き、「どうしたらいいかな。」と前向きに考えられるようになっていきます。
 

EARTH

🌍狼

狼タイプのお子さんは、自分のペースをとても大切にします。

周りと同じように行動することよりも、「自分が納得できるかどうか」を重視するため、学校生活のルールや集団行動に強いストレスを感じることがあります。

「みんな学校へ行っているんだから。」

「考え過ぎだよ。」

そんな言葉をかけられると、「自分の気持ちは分かってもらえないんだ。」と心を閉ざしてしまうことがあります。

狼タイプには、

「どうしてそう思ったの?」

「あなたはどうしたいと思っているの?」

と、自分の考えを話せる時間をつくってあげることが大切です。

無理に答えを急がず、本人のペースを尊重することで、「ちゃんと話を聞いてくれる。」という安心感が生まれます。その安心が、自分で次の一歩を考える力につながっていくのです。

 


🌍猿

猿タイプのお子さんは、明るく社交的に見える反面、周囲の空気を敏感に感じ取る一面があります。

友達とのちょっとしたすれ違いや、教室の雰囲気の変化を強く受け止め、「学校へ行きたくない。」という気持ちにつながることがあります。

「元気出しなさい。」

「気分転換すれば大丈夫。」

と励ましたくなるかもしれませんが、それだけでは本人の不安は解消されません。

猿タイプには、

「最近、何か気になることがあった?」

「話せることだけでいいよ。」

と、自然に会話できる雰囲気をつくることが効果的です。

笑顔を取り戻そうと急ぐよりも、「安心して話せる時間」を増やしていくことが、心を回復させる近道になります。

 


🌍虎

虎タイプのお子さんは、責任感が強く、「ちゃんとしなければ。」という思いを抱えやすいタイプです。

そのため、学校で失敗したり、自分の思うようにできなかったりすると、人一倍落ち込み、「もう学校へ行きたくない。」という気持ちになることがあります。

そんなとき、

「気にし過ぎだよ。」

「次は頑張ればいい。」

と言われると、「頑張りが足りないと言われた。」と受け止めてしまうこともあります。

虎タイプには、

「今まで十分頑張ってきたね。」

「今日は少し休んで考えてもいいんだよ。」

というように、努力そのものを認める言葉が安心につながります。

「頑張ること」だけではなく、「休むことも大切」というメッセージを伝えることで、心の緊張が少しずつほぐれていきます。

 


🌍子守熊(コアラ)

子守熊タイプのお子さんは、自分のペースを守りながらも、未来への楽しみがあると力を発揮しやすいタイプです。

しかし、学校生活の中で「どうせまた嫌なことがある。」と感じ始めると、一気に気持ちが下がってしまうことがあります。

そんなとき、

「学校へ行けば何とかなる。」

と結果だけを伝えても、心は動きません。

子守熊タイプには、

「今日は帰ってきたら一緒に好きなことをしよう。」

「週末は楽しみな予定を作ろうか。」

と、小さな楽しみを一緒に見つけてあげることが効果的です。

未来に希望を感じられると、「もう少し頑張ってみようかな。」という前向きな気持ちが少しずつ育っていきます。

 


SUN

☀チータ

チータタイプのお子さんは、好奇心旺盛で行動力がありますが、その反面、気持ちの切り替えも早いタイプです。

だからこそ、一度「行きたくない。」という気持ちになると、その瞬間の感情が大きくなり、自分でも整理できなくなることがあります。

「昨日は元気だったのに。」

「急にどうしたの?」

と驚いてしまうかもしれませんが、まずはその時の気持ちを受け止めることが大切です。

チータタイプには、

「今日はそんな気分なんだね。」

「何が一番嫌なのか、一緒に考えてみよう。」

と、気持ちを整理する手伝いをしてあげることで、本人も少しずつ冷静さを取り戻していきます。

 


☀ライオン

ライオンタイプのお子さんは、プライドが高く、弱い自分を見せることが苦手です。

「学校へ行きたくない。」と言葉にした裏側には、悔しさや、自信を失っている気持ちが隠れていることも少なくありません。

そんなとき、

「そんなことで休むの?」

「もっと強くならないと。」

という言葉は、自尊心をさらに傷つけてしまいます。

ライオンタイプには、

「話してくれてありがとう。」

「勇気を出して伝えてくれたことがうれしいよ。」

と、まず勇気そのものを認めてあげましょう。

そして、

「あなたの価値は、学校へ行けるかどうかで決まるものじゃない。」

という安心感を伝えることも大切です。

自分を認めてもらえたと感じたライオンタイプは、少しずつ自信を取り戻し、自分から前へ進もうとする力が育っていきます。

 


☀ゾウ

ゾウタイプのお子さんは、真面目で責任感が強く、一度決めたことは最後までやり抜こうとするタイプです。

そのため、「学校へ行きたくない。」と言葉にする頃には、すでに心の中で限界まで頑張っているケースも少なくありません。

普段から弱音を吐かないため、親も気づきにくいのですが、その一言は勇気を振り絞って伝えてくれたサインなのです。

「もう少し頑張れば大丈夫。」

「今休んだら遅れてしまうよ。」

と励ますよりも、

「今まで本当によく頑張ってきたね。」

「苦しかったんだね。」

と、その努力を認めてあげることが何より大切です。

ゾウタイプは、自分の頑張りを理解してもらえたと感じることで、安心して心を休めることができ、次の一歩を踏み出す力を少しずつ取り戻していきます。

 


☀ペガサス

ペガサスタイプのお子さんは、自由な発想と豊かな感受性を持っています。

一方で、気持ちの波も大きく、理由をうまく言葉にできないまま、「学校へ行きたくない。」と感じることもあります。

「どうして?」

「理由をちゃんと言って。」

と答えを急がれると、自分でも説明できず、ますます苦しくなってしまうことがあります。

ペガサスタイプには、

「理由が言えなくても大丈夫。」

「今はそう感じているんだね。」

と、気持ちをそのまま受け止めることが大切です。

安心して過ごせる時間が増えることで、心が整理され、自分の気持ちを少しずつ言葉にできるようになっていきます。
 

子どもの「学校へ行きたくない」は、弱さではなく心からのサイン

ここまで12タイプそれぞれの特徴をご紹介してきました。

「うちの子はまさにこのタイプかもしれない。」

そう感じながら読んでくださった方も多いのではないでしょうか。

もちろん、子どもは一人ひとり違いますので、すべてが当てはまるわけではありません。

 

しかし、どのタイプにも共通して言えることがあります。

それは、「学校へ行きたくない」という言葉は、決して弱さや甘えだけではないということです。

 

その子なりに頑張ってきたからこそ、心が「もう少し休みたい」「誰かに気づいてほしい」

とサインを送っている場合も少なくありません。

大人でも、仕事や人間関係で疲れたとき、「今日は会社へ行きたくないな」と感じることがあります。

 

子どもも同じように、学校という社会の中で毎日たくさんのことを考え、

人間関係を築き、勉強をしながら精一杯過ごしています。

だからこそ、「学校へ行きたくない」という一言だけを見て判断するのではなく、

その言葉の奥にある気持ちに目を向けてあげることが大切なのです。

 

親はどうしても、「学校へ行かせなければ」という責任感から、解決策を探したり、

励ましたり、時には厳しく背中を押したくなることがあります。

 

もちろん、それも子どもを思う愛情です。

しかし、その前に子どもが一番求めているのは、「自分の気持ちを受け止めてもらえた」という安心感です。

 

個性心理學は、「どのタイプが良い・悪い」を判断するためのものではありません。

一人ひとり違う感じ方や考え方を理解し、その子に合った関わり方を見つけるための学問です。

 

親がその違いを知るだけで、今まで伝わらなかった言葉が届くようになり、

子どもの表情や行動が少しずつ変わっていくことも少なくありません。

 

そして、その積み重ねが、「困ったときは、お父さんやお母さんに話そう。」と思える親子関係を育てていくのです。

 


学校へ行けることより、大切なもの

親であれば、「学校へ行ってほしい。」と願うのは自然なことです。

勉強のこと、友達との関係、将来への不安…。

子どもの未来を考えるからこそ、「何とか学校へ行かせたい。」という気持ちになるのは当然です。

しかし、本当に大切なのは、「学校へ行けるかどうか」だけではありません。

 

それ以上に大切なのは、

「困ったとき、一番最初に親へ相談できる関係でいること。」ではないでしょうか。

 

子どもが安心して本音を話せる家庭は、たとえ一時的につまずいたとしても、立ち直る力を育みやすいと言われています。

反対に、「言っても分かってもらえない。」と感じてしまうと、不安や悩みを一人で抱え込みやすくなってしまいます。

 

だからこそ、親が最初に目指したいのは、「学校へ行かせること」ではなく、

「あなたの味方だよ。」という安心感を届けることです。

その積み重ねが、親子の信頼関係を深め、子ども自身が前を向く力を育てていくのです。

 


まとめ

「学校へ行きたくない。」

この一言を聞くと、親はどうしても焦ってしまいます。

ですが、その言葉の裏側には、子どもなりの不安や悩み、

そして「分かってほしい。」という小さなSOSが隠れていることがあります。

 

だからこそ、最初に大切なのは正しい答えを伝えることではありません。

まずは、

「そう思うくらい、何かあったんだね。」

「話してくれてありがとう。」

そんな一言で、子どもの心を受け止めることです。

 

親が安心できる場所になることで、子どもは少しずつ安心し、自分の力で前へ進む勇気を取り戻していきます。

個性は一人ひとり違います。

だからこそ、その子に合った関わり方を知ることが、子育てをもっと楽にし、親子の笑顔を増やす第一歩になるのです。

 


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今回ご紹介したように、「学校へ行きたくない。」という一言の背景は、お子さんによって大きく異なります。

 

また、これまでのシリーズでお伝えしてきた

「何度言っても伝わらない」「兄弟なのに性格が違う」「ゲームとの付き合い方」「人見知り」「早くしなさいが逆効果になる理由」

なども、実はすべて子どもの個性を理解することで見え方が変わってきます。

 

個性心理學1DAYセミナーでは、12タイプそれぞれの考え方や感じ方、

やる気になる声かけ、落ち込みやすいポイントなどを、具体例を交えながら分かりやすくお伝えしています。

 

「子どもを変える」のではなく、「その子らしさを理解し、伸ばす関わり方」を学ぶことで、毎日の子育ては驚くほど楽になります。

親子の笑顔をもっと増やしたい方は、ぜひ一度ご参加ください。

 

 

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友達とのケンカやすれ違い。

「どうしてうちの子ばかり…」と悩んだ経験はありませんか?

実はその背景には、子ども同士の個性の違いが大きく関係していることがあります。

 

次回も個性心理學の視点から、タイプ別の具体例を交えながら、

友達との関わり方や親のサポートのポイントについてお伝えします。

どうぞお楽しみに。

 


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小嶋 款(こじま まこと)

個性心理學研究所 総本部認定講師 
講師スキルアップ委員会委員長
株式会社ニーズコネクト代表取締役


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