個性心理學でわかるイベントが終わってから差がつくコミュニティ運営 | 小嶋款◇個性心理學で“辞めない・育つ・成果を出す”組織をつくる研修の専門家

小嶋款◇個性心理學で“辞めない・育つ・成果を出す”組織をつくる研修の専門家

個性心理學で一人ひとりの強みを伸ばす研修。離職防止・人材育成・組織力アップにつながる成果を全国対応サポート。

おはようございます。
 

個性を強みに変えるプロ、個性心理學研究所認定講師の小嶋です。
 

今日は、「イベントが終わってから始まる、本当のコミュニティづくり」についてお話しします。

 

イベント当日は大盛況。

参加者の皆さんが笑顔で帰り、「今日は本当に楽しかったです!」「また参加します!」

という声もたくさんいただく。主催者としては、「今回も大成功だった」と感じる瞬間です。

 

ところが数週間後。

LINEグループは静かになり、Facebookグループも更新が止まり、

次回イベントの告知を投稿しても、反応する人はほんの一部だけ。

 

結局、毎回ゼロから集客をやり直している…。

このような経験はありませんか?

実は、この状態に悩んでいる主催者は少なくありません。

 

反対に、イベントが終わってからも参加者同士が交流し、新しい企画が自然に生まれ、

「次はいつですか?」という問い合わせが絶えないコミュニティもあります。

 

では、この違いは何なのでしょうか。

イベントの内容でしょうか。

講師としての話し方でしょうか。

もちろん、それらも大切です。

 

しかし、私がこれまで12年以上、企業研修やコミュニティ運営に携わる中で

感じてきたのは、本当の差はイベント当日ではなく、その後の日常にあるということです。

 

コミュニティとは、月に一度集まる場所ではありません。

イベントとイベントの間に、どれだけ安心感やつながりを育てられるか。

その積み重ねが、「また参加したい」を「このコミュニティの一員でいたい」という気持ちへ変えていきます。

 

実際に、私がサポートしたあるコミュニティでは、

イベント終了後の日常コミュニケーションを見直しただけで、

・イベント参加率 約56% → 約84%

・紹介参加率 約1.7倍

・半年後の継続率 約49% → 約81%

という変化が生まれました。

 

特別な広告を出したわけでもありません。

イベント内容を大幅に変えたわけでもありません。

変えたのは、日常の関わり方だけです。

 

そして、その関わり方には、人それぞれ心地よい距離感があります。

だからこそ、個性心理學が役立つのです。

全員に同じコミュニケーションをするのではなく、その人に合った関わり方を知ることで、

無理なく信頼関係が深まり、コミュニティは自然と育ち始めます。

 

ではまず、多くの主催者が見落としているポイントから見ていきましょう。



 


コミュニティが静かになる本当の理由

「イベントが終わったら、しばらく投稿することがありません。」

これは、多くの主催者から聞く言葉です。

 

その結果、

イベント告知だけが投稿されるLINEグループ。

申し込みフォームだけが並ぶFacebookグループ。

事務連絡だけが流れるオープンチャット。

 

これでは、参加者は次第に見るだけになり、やがて通知をオフにしてしまいます。

決してイベントが悪かったわけではありません。

参加者も満足しています。

それでも離れていく理由は、「参加する理由」がイベントの日だけになってしまうからです。

一方、コミュニティが育ち続ける主催者は違います。

イベントをゴールではなく、「関係づくりのスタート」と考えています。

 

だからこそ、日常の何気ないやり取りをとても大切にしています。

「今日はこんな学びがありました。」

「皆さんならどう思いますか?」

「〇〇さん、お誕生日おめでとうございます!」

「この前話していた件、その後どうですか?」

一つひとつは小さな投稿です。

 

しかし、その積み重ねが、「ここは居心地がいい場所だ」という安心感を育てていきます。

コミュニティは、大きなイベントで育つのではありません。

小さなコミュニケーションの積み重ねによって育っていくのです。

 


コミュニティが育つ主催者が続けている5つの習慣

では、実際にコミュニティが活性化している主催者は、どのようなことを意識しているのでしょうか。

共通して見えてきた習慣をご紹介します。

① 告知より雑談を大切にする

告知ばかり続くコミュニティでは、「売り込まれる場所」という印象になります。

反対に、

「今日はこんな景色を見ました。」

「おすすめのランチ教えてください。」

そんな何気ない投稿があるだけで、参加者はコメントしやすくなります。

人はイベントではなく、人との会話に惹かれるものです。

 


② 小さな成功をみんなで喜ぶ

「初めて契約が取れました!」

「ダイエットで3kg減りました!」

「プレゼンがうまくいきました!」

こうした報告を、主催者だけでなく参加者全員で喜べる空気をつくる。

するとコミュニティは、「成果を応援してくれる場所」へ変わっていきます。

 


③ 参加者同士を自然につなぐ

主催者だけが中心になるコミュニティは、主催者が止まると止まります。

一方で、

「〇〇さんと△△さん、きっと話が合いますよ。」

そんな一言が、人と人をつないでいきます。

紹介が増えるコミュニティほど、主催者だけでなく、参加者同士の交流が活発です。

 


④ 投稿しやすい空気をつくる

投稿が少ない理由は、興味がないからではありません。

「こんな投稿していいのかな?」

そう思っているだけです。

だからこそ、

「最近嬉しかったことを一つ教えてください。」

「今日のランチ何食べました?」

など、答えやすい問いかけを続けることで、コミュニティ全体が少しずつ動き始めます。

 


⑤ イベントがない日こそ価値提供する

イベント当日に100点を目指すより、

日常で60点の価値提供を何度も続ける方が、結果として信頼は深まります。

役立つ記事を紹介する。

おすすめの本を共有する。

参加者の活動を応援する。

こうした積み重ねが、「このコミュニティにいる価値」を生み出していくのです。

 

では、ここからは個性心理學の視点で、「どのような日常コミュニケーションが心地よいのか」を見ていきましょう。

 


🌙MOON(感情・安心を大切にするグループ)

こじか

こじかタイプは、「覚えていてくれた」という安心感を何より喜びます。

イベント後に毎日連絡をする必要はありません。

むしろ負担に感じることもあります。

それよりも、

「この前話していたお仕事、その後どうですか?」

「体調は大丈夫ですか?」

そんな一言の方が、何倍も心に残ります。

逆に、イベントの案内だけが突然送られてくると、「必要な時だけ連絡が来る人」という印象になりやすくなります。

 

主催者は、売るための連絡ではなく、人を気にかけるコミュニケーションを意識すると、

安心感が積み重なり、自然と継続参加につながっていきます。

 


黒ひょう

黒ひょうタイプは、「自分らしさ」を理解してもらえるコミュニティに居心地の良さを感じます。

例えば、

「その写真、黒ひょうさんらしいセンスですね。」

「その発想、面白いですね。」

といった、その人らしさに触れる言葉があると、「ちゃんと見てもらえている」と感じます。

反対に、全員に同じテンプレートのメッセージばかり送っていると、距離を感じてしまうことがあります。

 

黒ひょうタイプとの日常コミュニケーションでは、「その人だからこそ」という視点を持つことが、信頼を育てる近道です。

 


たぬき

たぬきタイプは、一度信頼すると長く付き合うタイプですが、その信頼は日々の積み重ねから生まれます。

派手な投稿よりも、

「ありがとうございます。」

「いつも助かっています。」

そんな誠実な言葉を大切にします。

また、無理に発言を求められるより、安心して見守れる空気の方が居心地よく感じます。

主催者が一人ひとりを大切にしている姿勢は、たぬきタイプには驚くほど伝わります。

 

だからこそ、日常の礼儀や感謝を丁寧に積み重ねることが、長く愛されるコミュニティづくりにつながるのです。

 

ひつじ

ひつじタイプは、「みんながどうしているのか」が気になるタイプです。

そのため、コミュニティの中で他の参加者の活躍や成功事例が共有されると、

「自分も頑張ってみよう」という前向きな気持ちになります。

例えば、

「〇〇さんが初めてイベントを開催されました。」

「△△さんが新しいチャレンジを始めました。」

そんな投稿を見るだけでも安心感につながります。

逆に、情報が全く流れず、誰が何をしているのかわからない状態では、

「もうみんな来ていないのかな」と不安になり、自然と足が遠のいてしまうこともあります。

 

ひつじタイプには、「仲間の存在が感じられるコミュニティ」を意識することで、継続的な参加につながりやすくなります。

 


🌍EARTH(行動・現実を大切にするグループ)

狼タイプは、自分のペースを何よりも大切にします。

毎日のように通知が届いたり、「コメントしてください」と促されたりすると、

かえって距離を置きたくなることがあります。

だからこそ、狼タイプには「必要なときに参加できる自由」を残しておくことが重要です。

「いつでも見てくださいね。」

「気が向いたときだけ参加してください。」

そんな余白のある言葉の方が安心します。

そして、質問をするときも、

「あなたならどう考えますか?」

と本人の考えを尊重すると、少しずつ発言してくれるようになります。

 

管理するより、信頼する。それが狼タイプとの距離を縮めるコツです。

 


猿タイプは、とにかく「楽しい」が原動力です。

イベント当日だけ盛り上がっても、日常が静かすぎると興味を失ってしまいます。

だからこそ、

「今週のお題」

「写真コンテスト」

「一言アンケート」

など、気軽に参加できる企画があると、一気にコミュニティが活性化します。

難しい投稿より、

「今日一番うれしかったことを教えてください。」

そんな一言の方が参加しやすいのです。

猿タイプが楽しそうに参加し始めると、その空気は周囲にも広がります。

 

コミュニティ全体の温度を上げてくれる存在と言えるでしょう。

 


虎タイプは、「みんなが成長できる場所か」を見ています。

雑談だけでは少し物足りなく感じることもあります。

例えば、

「今月の目標を宣言しましょう。」

「今週できたことを一つ共有しましょう。」

そんな前向きなテーマがあると、自然と参加しやすくなります。

また、誰かが頑張っている姿を見ることも励みになります。

 

コミュニティ全体が少しずつ前へ進んでいることを感じられる環境が、虎タイプには居心地の良い場所になります。

 


子守熊

子守熊タイプは、自分のリズムを崩したくありません。

毎日投稿を求められるより、「必要な情報だけ受け取れる環境」を好みます。

一方で、興味があるテーマになると、一気に集中して情報を吸収します。

そのため、

「今日は必要な人だけ見てください。」

「興味がある方だけどうぞ。」

という発信の仕方がとても効果的です。

 

参加を強制しない空気が、結果として長く居続けたいと思える安心感につながります。

 


☀️SUN(未来・成果・挑戦を大切にするグループ)

チータ

チータタイプは、スピード感を大切にします。

イベントが終わったあとも、

「来月はこんな企画を考えています。」

「新しいチャレンジを始めます。」

など、未来につながる話題があるとワクワクします。

逆に、同じ内容の繰り返しでは飽きてしまいます。

 

チータタイプには、「次は何が起こるんだろう」という期待感を持たせることが、継続参加につながります。

 


ライオン

ライオンタイプは、「信頼できる場かどうか」を重視します。

そのため、コミュニティ内で約束が守られているか、運営が誠実かをよく見ています。

例えば、

「先日お約束した資料です。」

「前回の質問への回答です。」

そんな丁寧な対応が積み重なることで、安心して長く関わろうと思えるようになります。

 

主催者の姿勢そのものが、ライオンタイプにとって最大の価値になるのです。

 


ゾウ

ゾウタイプは、積み重ねを大切にするタイプです。

だからこそ、イベントが終わっても継続して学べる仕組みに魅力を感じます。

例えば、

「今月の振り返り」

「月に一度のオンライン交流会」

「実践報告会」

など、長く続けられる企画があると、「ここで成長していこう」と考えます。

 

一度信頼すると長く応援してくれるため、焦らず継続する姿勢が大切です。

 


ペガサス

ペガサスタイプは、自由な発想を大切にします。

決められた投稿ばかりでは窮屈に感じてしまいます。

そのため、

「最近気になったことありませんか?」

「自由にシェアしてください。」

というオープンな問いかけが効果的です。

思いがけないアイデアや視点を共有してくれることも多く、コミュニティ全体に新しい風を吹き込んでくれる存在になります。

 

自由を認めることが、ペガサスタイプとの信頼関係を育てます。

 


日常の積み重ねが、紹介されるコミュニティをつくる

コミュニティ運営というと、多くの方がイベント当日の進行や企画に意識を向けます。

もちろん、それも大切です。

しかし、本当に紹介が増え、リピーターが増え続けるコミュニティは、

イベントが終わってからの時間をとても大切にしています。

 

参加者の名前を覚える。

小さな変化に気付く。

誕生日を祝う。

挑戦を応援する。

困っていたら声を掛ける。

この一つひとつは、特別なテクニックではありません。

それでも、この積み重ねが半年後、一年後には大きな差となって現れます。

 

実際に私が関わってきたコミュニティでも、日常のコミュニケーションを意識するようになったことで、

  • イベント参加率:約56% → 約84%
  • リピーター率:約48% → 約80%
  • 紹介参加:約1.7倍
  • LINEグループの投稿数:約3倍

という変化が生まれたケースもありました。

 

コミュニティは、「運営するもの」ではありません。

 

人と人との信頼関係を育てるものです。

 

そして、その育て方は一人ひとり違います。

だからこそ個性心理學を取り入れることで、「この人にはこの関わり方が心地いい」ということが見えてきます。

同じ言葉を掛けても喜ぶ人と距離を感じる人がいる。

同じイベントでも、「また参加したい」と思う理由は人それぞれです。

 

その違いを理解できる主催者ほど、人が自然と集まり、人が人を呼ぶコミュニティをつくっていきます。

もし、

「もっと紹介が増えるコミュニティをつくりたい。」

「リピーターが自然と集まる仕組みを学びたい。」

「参加者一人ひとりに合った関わり方を身につけたい。」

 

そう感じられたなら、ぜひ一度、個性心理學1DAYセミナーへお越しください。

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イベント運営だけではなく、人が集まり続けるコミュニティづくりの考え方を、

具体例を交えながら実践的にお伝えしています。

あなたのコミュニティが、「また参加したい場所」から、

「ここに居続けたい場所」へ変わるきっかけになれば嬉しく思います。

 


次回予告

次回は、

「『この人のイベントだから参加したい』と言われる主催者は、ブランドをどう育てているのか?」

をテーマにお届けします。

同じような内容のイベントでも、いつも満席になる主催者と、集客に苦労する主催者がいます。

その違いは、知名度や広告費ではありません。

参加者の心の中に、「この人だから」という理由を育てられているかどうかです。

個性心理學の視点から、選ばれ続ける主催者のブランドづくりについて、具体例を交えながらお届けします。

 


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小嶋 款(こじま まこと)

個性心理學研究所 総本部認定講師 
講師スキルアップ委員会委員長
株式会社ニーズコネクト代表取締役


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