個性心理學でわかるリピーターが自然と集まるイベントの共通点 | 小嶋款◇個性心理學で“辞めない・育つ・成果を出す”組織をつくる研修の専門家

小嶋款◇個性心理學で“辞めない・育つ・成果を出す”組織をつくる研修の専門家

個性心理學で一人ひとりの強みを伸ばす研修。離職防止・人材育成・組織力アップにつながる成果を全国対応サポート。

おはようございます。
個性を強みに変えるプロ、個性心理學研究所認定講師の小嶋です。
 

今日は、

「イベントの満足度が高いのに、なぜリピーターは増えないのか?」

というテーマについてお話ししたいと思います。
 

イベント終了後、

「今日は本当に楽しかったです!」

「勉強になりました!」

「また参加したいです!」

そんな嬉しい感想をいただくと、主催者としてはホッとしますよね。
 

ところが、いざ次回開催のお知らせをすると、申し込みは思ったほど増えない。

LINEの反応も少ない。

紹介も広がらない。

そんな経験はありませんか?

実は、この現象は決して珍しいことではありません。

むしろ、多くのイベント主催者が経験していることです。
 

私自身、これまで数多くの企業研修やセミナー、コミュニティ運営に携わる中で、
「満足度は高いのにリピーターが増えない」という相談を何度も受けてきました。

そして、その原因を分析していくと、ある共通点が見えてきたのです。
 

それは、

「満足」と「定着」は、まったく違うものだということ。
 

イベントの内容が素晴らしいことと、「また参加したい」と
思っていただけることは、実はイコールではありません。
 

リピーターが自然と増えるイベントでは、知識やノウハウ以上に、
「またここへ帰ってきたい」と感じる体験が設計されています。

今日は、その違いを個性心理學の視点から紐解いていきたいと思います。
 


「楽しかった」で終わるイベントと、「また来たい」が生まれるイベントの違い

多くの主催者は、イベントを振り返る際にこんな数字を見ています。

・参加人数

・アンケート満足度

・「楽しかった」という感想

もちろん、これらは大切な指標です。
 

しかし、本当に見るべき数字はそこではありません。
 

例えば、

・次回参加率

・紹介率

・イベント終了後30日以内の接触率

・コミュニティ継続率

こうした数字を見ると、イベントの本当の価値が見えてきます。
 

実際に私が関わったあるコミュニティでは、
イベント内容をほとんど変えずに「参加者同士の関わり方」を改善しただけで、

  • リピート率:約23% → 約46%
  • 紹介率:約11% → 約28%
  • コミュニティ継続率:約58% → 約81%

という変化が生まれました。

なぜ、こんなことが起きたのでしょうか。

それは、参加者が知識を持ち帰ったからではありません。
 

「ここには自分の居場所がある」と感じたからです。
 

人は、「学べた場所」よりも、「受け入れてもらえた場所」に戻ってきます。

この視点を持つだけで、イベント設計は大きく変わっていきます。



 


人は何にお金を払い、何に時間を使うのか

少し考えてみてください。

皆さんにも、つい何度も足を運んでしまうカフェや美容室、お店はありませんか?

決して最安値ではない。

商品が飛び抜けて優れているわけでもない。

それでも通い続ける理由があります。
 

それは、

「居心地がいい。」

「自分を覚えてくれている。」

「話していると元気になる。」

そんな感覚ではないでしょうか。
 

イベントも同じです。

参加者は情報だけを求めて来ているわけではありません。

「ここなら安心して話せる。」

「この人たちとまた会いたい。」

「次もこの空間にいたい。」

そんな感情が生まれたとき、人は自然とリピーターになります。
 

だからこそ、主催者が設計すべきなのは「内容」だけではなく、「感情の動き」なのです。

そして、その感情の動き方は、人によって大きく異なります。
 

ここで役立つのが、個性心理學です。
 

同じイベントでも、安心を感じる人もいれば、刺激を求める人もいます。

自由を大切にする人もいれば、ルールがある方が安心する人もいます。

その違いを理解している主催者ほど、自然とリピーターが増えていくのです。
 

それではここからは、12タイプ別に「また参加したい」と感じるポイントを見ていきましょう。
 


■12タイプ別

「また参加したい」と感じるポイント

🌙MOON

こじか

こじかタイプは、「安心できた」という体験が何よりも大切です。

イベントの内容が良くても、周囲に馴染めなかったり、
一人でいる時間が長かったりすると、「また行きたい」という気持ちにはつながりません。
 

例えば、開始前に主催者から一言声を掛けてもらえたり、
帰り際に「今日は来てくださってありがとうございました」と
名前を呼んでもらえたりするだけで、印象は大きく変わります。

逆に、「自由に交流してください。」だけでは戸惑ってしまうこともあります。
 

安心できる居場所を最初につくることが、こじかタイプのリピートにつながります。
 


黒ひょう

黒ひょうタイプは、「自分らしさを認めてもらえた」と感じたときに、また参加したくなります。

センスや価値観を理解してもらえることに喜びを感じるため、
全員同じ対応では物足りなさを感じることがあります。
 

例えば、

「その視点、面白いですね。」

「その発想は黒ひょうさんらしいですね。」

そんな一言だけでも、自分を見てもらえているという満足感につながります。
 

逆に、個性を無視して画一的に進行すると、「別にこのイベントじゃなくてもいいかな」と感じやすくなります。
 


たぬき

たぬきタイプは、人よりも「信頼」を積み重ねながら参加を決めます。

イベントが楽しかったからではなく、「この主催者なら安心できる」と感じられるかどうかが重要です。
 

だからこそ、終了後に急いで次回の申し込みを促すよりも、

「今日は本当にありがとうございました。」

「またゆっくりお話ししましょう。」

そんな温かい関係づくりを優先した方が、結果的にリピート率は高くなります。
 

売り込みではなく、信頼の積み重ね。

これがたぬきタイプとの長いお付き合いにつながるポイントです。
 


ひつじ

ひつじタイプは、「参加する価値がある」と納得できることが大切です。

満足感だけではなく、

「次回は何が学べるのか。」

「参加するとどんな変化があるのか。」
 

ここが明確になるほど参加意欲が高まります。

例えば、

「前回参加された方の約70%が、次回までに新しい人脈ができました。」

「継続参加された方の紹介率は約2倍になっています。」

このような具体的な数字や実績があると安心できます。
 

感情だけではなく、根拠を示すことがリピートにつながるタイプです。

 

ここまでご覧いただいて、「安心感」「信頼」「納得感」が
リピーターづくりに欠かせないことを感じていただけたのではないでしょうか。
 

しかし、個性心理學で見えてくるのはMOONグループだけではありません。

行動を重視するEARTHグループ、そして未来や可能性に価値を感じるSUNグループでは、
「また参加したい」と思う理由が大きく異なります。
 

その違いを理解してイベントを設計できる主催者ほど、
「また来たい」「次は友人も連れてきます」という声が自然と増えていくのです。

それでは続きを見ていきましょう。
 


🌍EARTH

狼タイプは、自分のペースを尊重してもらえるイベントを好みます。

「みんなで一緒に」「全員参加です」と強制されるよりも、自分で選択できる余白がある方が心地よく感じます。
 

例えば、交流タイムでも「参加したい方だけどうぞ」という一言があるだけで安心できます。

また、「あなたはどう思いますか?」と意見を求められると、自分を尊重してもらえていると感じます。

反対に、必要以上に干渉されたり、価値観を押し付けられたりすると、
どれだけ内容が良くても次回参加にはつながりにくくなります。
 

狼タイプには、「自由に選べる環境」を設計することが大切です。
 


猿タイプは、「楽しかった!」という感情がリピートの原動力になります。

もちろん学びも大切ですが、それ以上に「またあの雰囲気を味わいたい」と思えることが重要です。

 

笑いがあり、会話が弾み、新しい出会いがある。

そんなワクワクする空間には自然と足が向きます。

逆に、毎回同じ進行や同じ内容では、新鮮さを感じられません。

ミニゲームや席替え、参加型ワークなど、小さな変化を取り入れるだけでも印象は大きく変わります。

楽しさを演出することも、立派なイベント設計なのです。


虎タイプは、「参加する意味」を大切にします。

目先の楽しさよりも、「このコミュニティはどこへ向かっているのか」を知りたいタイプです。

だからこそ、イベントの最後にビジョンを共有する時間をつくると効果的です。

「私たちはこんな仲間を増やしたい。」

「来年にはこんな企画を考えています。」

そんな未来を語ることで、自分もその一員でありたいという気持ちが育っていきます。

 

単発イベントではなく、ストーリーのあるコミュニティ。

それが虎タイプのリピートにつながります。

 


子守熊

子守熊タイプは、「居心地の良さ」と「自分のペース」の両方を大切にします。

急かされたり、予定を詰め込みすぎたりすると疲れてしまいます。

 

一方で、ゆったり話せる時間や雑談できる時間があると安心します。

終了後のお茶タイムや自由交流の時間は、子守熊タイプにとってはイベント本編以上に価値を感じることもあります。

 

「またあの空間に行きたい。」

そう思っていただける余白を残すことが大切です。

 


☀SUN

チータ

チータタイプは、「新しい発見」や「刺激」があるイベントに魅力を感じます。

毎回同じ流れや同じ内容では、「一度参加したからもう十分かな」と感じやすいタイプです。

一方で、「今日はどんな人と出会えるんだろう」「次回はどんなテーマなんだろう」
というワクワク感があると、自然と次回の予定も押さえたくなります。
 

例えば、毎回ひとつだけ新しいワークを取り入れたり、ゲストスピーカーを招いたり、参加者同士が新しい発見を共有する時間を設けたりすると、「また来たい」という気持ちが高まります。

反対に、「前回と同じ内容です」と感じてしまうと、満足していてもリピートにはつながりません。
 

チータタイプには、毎回10%の新鮮さを加えることが、継続参加への大きなポイントになります。
 


ライオン

ライオンタイプは、「自分が成長できる環境かどうか」をとても大切にしています。

イベントが楽しかっただけでは物足りず、「ここに来ることで自分の視座が上がる」
「尊敬できる人と出会える」と感じたときに継続参加を決めます。
 

そのため、主催者自身が学び続ける姿勢や、参加者同士が刺激し合える環境づくりが重要です。

例えば、「前回参加された方がこんな成果を出されました」と成長事例を紹介したり、
「次回はさらに実践的な内容をお届けします」と未来への期待を伝えたりすると、
ライオンタイプは価値を感じやすくなります。
 

「現状維持」ではなく、「一歩先の自分」を想像できるイベントこそ、
ライオンタイプが何度も足を運びたくなる場所なのです。
 


ゾウ

ゾウタイプは、派手な演出よりも「安心して参加できること」に価値を感じます。

受付の対応、時間管理、資料の見やすさ、会場の雰囲気など、一つひとつの丁寧さをしっかり見ています。

「この主催者なら毎回安心して参加できる。」

そう感じることが、リピートにつながる大きな理由になります。
 

反対に、開始時間が毎回遅れたり、運営がバタバタしていたりすると、
「内容は良かったけれど次は様子を見ようかな」と感じることもあります。

ゾウタイプにとって信頼とは、一度の感動ではなく、小さな安心の積み重ねです。
 

当たり前のことを当たり前に続けることこそが、長く愛されるイベントをつくる土台になります。
 


ペガサス

ペガサスタイプは、「自由に発想できる空気」があるイベントに強く惹かれます。

正解を押し付けられる場よりも、「そんな考え方もあるね」と
受け止めてもらえる環境の方が、自分らしく参加できます。
 

例えば、意見交換の時間を設けたり、自由にアイデアを話せる雰囲気をつくったりすると、
「このコミュニティは居心地がいい」と感じやすくなります。

逆に、「こうあるべき」「普通はこうです」と価値観を決めつけられると、一気に窮屈さを感じてしまいます。

ペガサスタイプは、自由だから離れていくのではありません。
 

自由を尊重してくれる場所だからこそ、何度でも戻ってきたくなる。

そんな空気づくりが、ペガサスタイプのリピートにつながるのです。

 


■12タイプ別 主催者がやりがちな配置ミスあるある+改善策

イベントでは、「全員に同じ対応をすること」が平等だと思われがちです。

しかし実際には、その平等さが満足度やリピート率を下げてしまうことがあります。
 

例えば、安心感を求めるタイプをいきなり大人数の輪に入れてしまう。

自由を大切にするタイプへ細かく指示を出してしまう。

根拠を求めるタイプへ感覚だけで説明してしまう。

こうした小さなズレが、「楽しかったけど次はいいかな」という心理につながります。
 

反対に、一人ひとりに合った声掛けや席配置、交流のタイミングを少し工夫するだけで、
イベントの空気は驚くほど変わります。
 

実際に個性心理學を取り入れた主催者の中には、

  • リピート率が約20%から45%へ向上
  • 紹介率が約10%から27%へ向上
  • イベント終了後のLINE返信率が約35%から68%へ向上

といった変化が見られたケースもありました。
 

イベントの価値は、コンテンツだけではありません。

「この場所なら自分らしくいられる。」

そう感じてもらえる設計こそが、リピーターを生み出す最大のポイントなのです。
 


まとめ

イベントを続けていると、どうしても新規集客に目が向きがちです。

もちろん、新しい出会いはとても大切です。

しかし、本当に強いコミュニティは、新しい人を集め続けているのではなく、
「また来たい」と思う人を増やし続けています。
 

そして、その積み重ねが紹介を生み、コミュニティの文化を育てていきます。

「また参加したい。」

その一言は、イベントが成功した証ではありません。
 

参加者が、その場所を「自分の居場所」だと感じた証です。

その居場所づくりを感覚ではなく、再現性のある形で学べるのが個性心理學です。
 

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「もっとリピーターが増えるイベントをつくりたい。」

「紹介が自然と生まれるコミュニティを育てたい。」

「参加者から『ここが私の居場所です』と言われる主催者になりたい。」
 

そんな想いをお持ちの方は、ぜひ一度1DAYセミナーを体験してみてください。

きっと、これまでとは違う景色が見えてくるはずです。

 


次回予告

次回は、

「イベントの参加者同士が自然と仲良くなる主催者は、何を仕掛けているのか?」

をテーマにお届けします。

実は、紹介やリピーターが増えるイベントでは、主催者と参加者の関係だけではなく、
参加者同士のつながりが自然と生まれる仕掛けがあります。

「また参加したい」と思う理由は、主催者だけではありません。

「またあの人たちに会いたい。」

そう感じてもらえるコミュニティには、共通する設計があります。
 

次回も、個性心理學の視点から、人と人とのつながりが自然に育つイベントづくりのヒントをお届けします。



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小嶋 款(こじま まこと)

個性心理學研究所 総本部認定講師 
講師スキルアップ委員会委員長
株式会社ニーズコネクト代表取締役


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