HIROKI the WOMBAT ~the last shot~ | うぉんば "Wombat & Snowleopard"

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ウォンバット、タスマニアデビル、ユキヒョウ。
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8/16 奇跡の夜を過ごして、この日の最後に撮った写真。
これがヒロキのラストショットになってしまいました。
心の整理がつきません。もう7時間くらい泣き続けています。
写真を整理していたら、胸が苦しくて、息苦しくて、
でも、数々のかわいい写真のヒロキが、逆になぐさめてくれているような、
そんな気持ちになってまた泣いて。

ヒロキはここのところ、帰り際にいつもお見送りをしてくれていました。
この日も、ヒロキからの精一杯のプレゼントの夜だったのかもしれません。
夏の夜にお庭にヒロキがいる事、そんな夜にお客さんたちが立ち会えたこと、全て奇跡なのですから。

この日、閉園前に、坂道を少し歩いて、お部屋に戻りかけて、でもまた坂道に戻って、
ずっとこちらを見ていました。坂道から、閉園の時間までずっとこちらを見ていました。
「お見送り」してくれたのでしょう。
ヒロキからは、お客さんの顔にライトが当たって、きっと一人ひとり見えていたでしょう。
ヒロキも、きっとヒロキも、もしかしたら名残惜しかったのでしょうか。
ヒロキ、泣いていたのかな。この時すでにしんどかったのかな。
お見送りありがとう、でも、ヒロキにお見送りされると帰りづらいよ。
帰りたくなかったよ。
また会えるから、今日は帰ろう、またね。って。後ろ髪引かれながらいつも帰るんだよ。

ヒロキ、どんな言葉を使っても、感謝の想いが書きつくせません。
ありがとうヒロキ。
思い出をありがとうヒロキ。
たくさんの笑顔をありがとう。
たくさんの優しさをありがとう。
心からヒロキが好きで、
ヒロキの事は友達だと思っています。
ヒロキも、きっと友達だと思ってくれているのかな。そうだといいな。

大好きな、
大切なお友達、ウォンバットのヒロキ。

あえて言う、29歳と10ヶ月(ほぼ11ヶ月)だけど、野生生まれだし
30年前の今、ヒロキは生まれていたかもしれない。
もう30歳って言ってもいいと思う。
だから、あえて言いたい、言わせて欲しい、30歳おめでとう。
お誕生会は開きたかったね、ヒロキ。 叶うことなら祝いたかった。

約30年という、その長い長い時間の中で、ほんの少しかもしれないけど、
一緒に楽しい時間を過ごすことができた。
会えただけでも本当に奇跡なのに。

ヒロキとの大切な思い出、一生忘れない、大事な宝物。

また、会いましょう。きっと、きっと、どこかで。