第1印象は、
( あ~、不細工ちゃってよかったぁ )
でした。
背はそんなに高くないけど、割りと濃い顔で、
かっこいいほうだと思った。
甘い感じが好みなあたしには、
ちょっときつそうなイメージだった。
「 狭いけど、あがって、 」
男についていくと、市営住宅の自分の家の
庭先に、プレハブが建っていて、
男の部屋はそこだった。
部屋に上がると、綺麗に片付いていた。
「 適当に座って 」
あたしは、窓に近い奥のほうへ行くと、座った。
(なんか、ヤンキーあがりくさいなぁ)
そう思ったけど、あたしはヤンキー上がりは好きだった
「 仕事なにしとるん 」
「 俺、先月 こっちの地元に戻ってきたでさ、
まだ仕事今探しとるんさ 」
「 そなんや~、何で戻ってきたん 」
「 んー、1人暮らしがしんどくなったでかな~ 」
「 へぇ~、」
いろいろとお互いのことを知る内容の話を
2時間ほどしていた。
とん、とん、とん
その時、部屋のドアがノックされた。
男がドアを開けると、
「 おぉ~~、佐野、ほんまに帰ってきてたんやなぁ~ 」
「 おおー。久しぶりやなぁ 」
「 あっ、お邪魔やった(笑) 」
「 いあ、ええよ~、あがんなー 」
という声がして、友達らしき人が3人あがってきた。
「 ども~、おじゃましま~す 」
「 お友達 ならそろそろあたしかえろかな~ 」
「 まだええやん 」
あたしは上げかけた腰を下ろした。
ほんとうは、もう帰りたかった。
友達たちと、あたしの分からない話で
勝手に盛り上がってる姿を見て、
配慮のない人やな。と思ったし、
嫌って程でもなかったけど、
まー、つきあうのはどっちでもええかな~って感じだった。
1時間たっても、友達は帰らないし、
ますます盛り上がってるし、
つまらんなー、と思いながら、TVを見ていた。
まだまだ話がおわらなさそうなんで、
ようやく、話の切れ目に、
「 帰るわー 」
と言った。
男は、外まで送ってきて、
「 ごめんな~、もっと話したかったのに。。
また電話するわ 」
と言った。
あたしは、そのまま家に帰ると、
なんか疲れてしまって、お風呂に入るとすぐに寝た。
などと思ってしまいました
思い出すのも嫌やー
でも、書き始めたんで、がんばって書きます(;´д`)