母のこと♡ | 卯月花のブログ✨猫がたり花めぐり

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このブログは備忘録で
自分で読むだけのブログでしたが
一人でも読んで下さる方が居れば
読んで頂きたいです。

どの命にも優しい手に寄り添われて
安らかに眠れる居場所がありますように。







姉が 1月6日から8日まで

母の施設の部屋に 泊まってくれていました。

6日は 駅まで迎えに行って
施設で 別れました。

私は 風邪を引いたので 施設には入りませんでした。

12月31日から 1月3日まで
毎日 母が眠る8時過ぎまで 通って
一緒に 新年を過ごしていました。

施設では 入所者以外の 食事は出ないので
7日も 姉の食事を持って行き
玄関で 別れました。

8日の帰りは 姉の幼馴染で親友のTさんが
お迎えに来て お見送りしてくれることになりました。



12時35分の 駅発のバスで帰る予定だった
姉から 電話がありました。

風が強くて 瀬戸大橋が通行止めになって
今日は 帰れなくなったとのこと。

Tさんが 送ってくれて 施設に帰るけど
明日の10時5分のバスに乗るそうです。

私が 迎えに行くことにしました。



帰りに 姉が 「お母さんへのお年玉を持ってきたから
花ちゃんに渡しとく。 ランチかオヤツに
一緒に 桃ちゃんたちと外食してあげて。」

私が 風邪が抜けずに 寝込んでいて
まだ 母と一緒に 外出できていません。

昨日 姉から電話があり
姉も 西宮に帰ってから 風邪で4日くらい
寝込んでいたそうです。

私が うつしたかなって 心配していると
「やっぱり 年だなって思う。
1日延びただけなのに 疲れてしまって。
もう お母さんの所も 2日が限界だなって思う。」



今度は 4月になるから 日程が決まれば
また 連絡するねって 姉。

「家に 帰りたいは 言うけど
私は 別の所に帰る人って わかるみたい。
帰って来るねって 言うと
またね。って 言ってバイバイしてくれた。」



私が お正月に通っているときは
顔を見る度に 「一緒に 帰れるんね」

「今は 寒いから 暖かくなってね」
それでも すぐに「もう 帰る?」

1日過ごして 「おかあさん パジャマに着替えよう」
着替えると 横になって眠り始める。
「おやすみ また明日ね」「おやすみ。ありがとね」



母と この家の 6畳の仏間に ベッドを並べて
過ごした日々が 懐かしい。

母が 空にかえる日まで 当たり前に続くと
思っていた日々が
つい この間だったと 思うけど
もう1年と8ヶ月が 過ぎていく。



あの夏から 3年なんだ。
肋骨にヒビがいった 転倒事故から
原因不明の目眩と体調不良で
記憶も定かでない日々を過ごして

あれから 弟が施設に申し込みをして
体調に自信をなくした私は
入所することを 弟に任せて
母を 手放してしまった。



それは もう取り返しようのない
時が過ぎ去るように
立ち止まって 手繰り寄せられない
この手から 滑り落ちた
花びらが 水面を流れていくような
瞬きする間に
姿を 見失ってしまうような



私には 母と暮らす術は なくなった

愛おしい うちの子たちの命のように

目の前で 滑り落ちるように

消えていく命を

繋ぎ止める術が なかった

何も もたない

無力な自分に どうすることもできない



許されるように 生きる

そんな 資格が あるのだろうか

与えられた試練は

何もできず

眠れない日々の

泣くことも 救うことも

できないまま 

ただ 命の必死な生き様を

見守るだけのときを

乗り越えた命とともに

今を 生きてること



母を 想い

空にかえった命を 想い

許されるように 生きること

今の 私に

残された こと















🏡🕊️  画像は pinterest と
うちの子アルバム より