救急外来24時(笑いの)番外編:病室は謎だらけの密室劇!

 

前回までのあらすじ(ざっくりおさらい)

夫が「いつもの尿管結石だよ〜」と軽やかに言ってたのに、フタを開けたら腎盂腎炎からの敗血症という、ジェットコースターも真っ青な急展開で緊急入院!

辛うじて命は取り留めたものの、意識朦朧でロレツも回らない。でも、病院からは「今後の検査計画」という、まるで未来の介護計画書みたいな紙しか渡されず、私は蚊帳の外で「え、生きてる?」状態。

 

 

前回までのお話

その1  その2  その3  その4  その5  その6  その7  その8 

 

 

 回診と記憶喪失と600の壁

 

回診の時間になると、医師が夫に何か説明してるらしいんですよね。

 

ええ、らしいんです。

 

だって、当の夫は意識朦朧、ロレツは奇跡のコラボレーションで「うにゃうにゃ」状態。

後日、「あの時、先生なんて言ってたの?」と聞いても、

夫「ん?なんにも覚えてないよ」

 

ですよねー!知ってましたよ、先生!

 

「まったく、そんな相手に説明して、あとで責任追及されても平気なんですかね?」

 

と、思わず小声でつぶやいてしまった私を許してください。(心の中で!心の中でですよ!)

 

でも、夫にもかすかに記憶の糸が残っていたらしく、

夫「なんかさ、血糖値が600超えてたらしくてさ。インシュリン何本打ってもぜんっぜん効かねえって言われたのだけは覚えてるんだよね」

 

血糖値600。もはやラスボス感さえ漂う数値。そりゃあ、インシュリンも「今日の仕事は無理っす!」ってストライキ起こしますわ。

 

 

 病室は謎のグルメ劇場

 

入院2日目。病院へ行くと、夫は「食欲がない」と、お粥に手を付けてない様子。当然、血糖値はまだ高止まり。

 

何も食べないのもかわいそうだし、血糖値が高いからこそ「ちょっとだけなら…」と、私の愛と罪悪感から生まれた我が家の卵焼きをコッソリ差し入れ。

 

夫、さっそく差し入れを食べるために、病室のカーテンをスーッと閉め、まるで極秘ミッション中のスパイのようにコソコソと食べ始めたその時。

 

聞こえてきたんですよ。前のベッドからの会話が。

 

看護師さん:「〇〇さん、昨日、プリン食べたでしょー!3個も!」

 

じいさん(前のベッド):「…(無言)」

 

えええええええええええ!?

 

プリン3個!?

 

そういえば昨日、奥さんらしき人が来てたけど…って、待て待て待て。

 

なんの病気で入院してるか知らんけど、なぜ、プリンを一気に3個も胃袋に収めたんですか、じいさん!?

 

「どこも一緒ねー。医者の目を盗んでコソコソ食べるのは」と、卵焼きをコソコソ食べてる夫と、看護師さんに怒られてるじいさんを交互に見て、思わず心の声が漏れそうになりました。

 

…いや、待てよ。

 

私の夫も、血糖値600なのに卵焼きをコッソリ食べてる。

 

じいさんも、たぶん(たぶん!)血糖値に気をつけるべき状況でプリン3個食べてる。

 

この病室、実は「秘密のグルメ劇場」か「カロリー無視の反逆者たち」の集会所なのかもしれない…!

 

それにしても。

 

この部屋、なんか暑くない? お年寄りばっかりだから冷房効かせられないのね…

秘密のグルメ劇場は、今日も熱気に包まれて幕を下ろすのでした。

 

 

 

 

【おまけのつぶやき】

私の愛の卵焼きが、血糖値を603にするか、597にするか。 それが問題だ。

 

今日も最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!

プリンは一個で!

あなたの明日が、今日よりもっと健やかで幸せな一日になりますように 

 

LOVE&PEACE 愛飛び出すハート

 

 

 

大部屋のヒロインとゲッソリ夫、そして謎の入院計画

 

    

【前回までのあらすじ(秒速版)】

​いつもの石の痛みが、まさかの「敗血症」で即入院!翌日面会に行ったら、大部屋なのに「女性の声」!夫はICUではないので、とりあえず「親戚召集令」は発動せず。「まあなんとかなるだろう」と楽観視する妻(私)のメンタルを支えたのは、レイキの師とコラボした「遠隔ヒーリング」だった!

 

前回までのお話はこちらです

 

STEP.1師の神業と、病院の「大丈夫」サイン

 

「敗血症」とか「危ない状況」とか、人生で聞いたことのない物騒な単語を、医者がまるで「今日の献立は唐揚げです」くらいの淡々としたトーンで宣告してきたのが、逆に私の心を強くした。

​だって、考えてもみてくださいよ?

  • ​「親戚を呼べ」→言われてない!

  • ​「ICUへGO!」→言われてない!

  • ​「今日中に決めろ!」→言われてない!

​「明日また来てね〜」って簡単に追い返されたんだから、これはもう、病院からの暗黙の「大丈夫」サインに違いない!

 

日本特有の「心配しなくていいよ」という優しさなんだ!(…と勝手に解釈することで、精神の均衡を保った。)

​その夜、ただただ不安だった私を救ってくれたのが、レイキの師匠からの「遠隔ヒーリング」。

​「じゃぁ、送るね。大丈夫、大丈夫!」

時間を決めて2人で同時に送りましょうということで、15時と22時にしましょうということに。

​その日からレイキの遠隔ヒーリング送りはじめました。

※この体験談はまた後日。

 

 

​衝撃のビフォー・アフターと「仕事の亡者」

​翌日13時。大部屋の扉を開ける。

​いましたよ、夫の斜め前!

 

年配の女性が、携帯電話で「えぇ、そうなのよ〜」と、完全にリラックスしたトーンで井戸端会議中!

 

​「病院の七不思議」、本当に存在したんだ…。救急外来は性別もへったくれもない、人命第一の戦場だったと実感し、妙に感動。(※数日後には退院されたそうです。元気でな!)

 

​で、肝心な夫。

​ビフォー・アフターがひどすぎる!

 

​昨日まで「ただの結石持ちの元気なオッサン」だったのに、たった1日で「江戸末期に流行り病で臥せった貴族」みたいになっている!

 

たった2日でゲッソリ痩せた

 

​手のひらはペラッペラ。

顔色は青白どころか、なんか透明感すらある。

食欲ゼロで、病院の「糖尿病食」には手を付けていない。

 

なんと、入院した頃には白血球2万越えどころか、血糖値も600台!!

今まで頑なに拒否ってたインシュリンも有無を言わさず、というか言えない状況で腕から管を通して……体の中へ。

 

なので、食事も糖尿病食がやってきたらしい。

謎なのは、糖尿病食とはいうものの、ご飯が丼いっぱい!

それ、糖質満点なんじゃないのと思いつつ、ま、食べてないからいいのかと自分に言い聞かせる。

 

​そして、最も衝撃的なのが発話。

 

​「んー…あー…」

​まるで、口の中に巨大な飴玉を詰めたまま、無理やりしゃべろうとしているみたい。ろれつが回らなすぎて、聞いているこっちも口がモゾモゾしてくる。

 

​でもね、そんな状態の夫が、絞り出した一言がこれ。

 

​「(スローモーションのろれつで)…こうざ…、予約…変更…しなくちゃ…」

 

​ちょ、待てよ!

​「今、あなたの体の心配をする時間じゃないんですか!?」

 

​瀕死の状態で考えることが「仕事の予約変更」ってどういうこと!?

 

あんたは「仕事の亡者」か!いや、もはや「仕事の執念に取り憑かれたゴースト」だ!

私はツッコミを入れる気力もなく、ただただ仕事への執念にゾッとしました。

 

ちなみに、夫が近所の泌尿器科に行ったときに処方された薬がこちら。
 

で、薬と同じ成分が入ってるんじゃないの!?

ということで一生懸命飲んでたお茶がコレです。

 

 

 

 

 

STEP.2医者はどこだ!謎の「入院計画書」

 

​しかし、本当に困ったのが、誰も状況を説明してくれないこと。

​医師の影すら見えない。会えるのは「進捗管理係」みたいな看護師さんだけ。彼女たちも忙しいから、教えてくれる情報はいつも「病院のタスク管理表」レベル。

​「えーと、先生が入れた『入院計画書』によりますと…(PCパチパチ)」

 

​「明日は、『頭部の撮影』が入ってます」

​「しあさっては、『点滴を増やします』、と書いてありますね」

 

介護計画なのですか!?

 

​ちょ、ちょっと待て!

 

​それ、介護のケアマネさんがくれる「週間スケジュール」じゃないの!?

​夫が今、どれだけヤバいのか?敗血症はどこまで進んだのか?

抗生剤は効いているのか?

 

…そういう肝心な「物語の核心」は一切語られず、「明日のお弁当のおかずはなんですか?」レベルの情報しか手に入らない!

 

​「一体、いつになったら、この物語の『監督』(=医師)と話ができるんだ!」

​この「不安」と「情報不足」と「仕事の亡者」と「大部屋のヒロイン(過去形)」がごっちゃになった、もどかしさしかない入院生活。

 

​――この闘いは、まだ始まったばかり!

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございます!

さて、この先、ろれつが回復するのか、医者とまともに話せる日は来るのか…。

次回もぜひ、病室コント(?)にお付き合いください!

皆様の日々が穏やかで、満ち足りたものでありますように愛飛び出すハート

 

※このブログの画像はすべて画像生成AIのNanoBananaで描いています。

 



 

「まさかの展開!〜夫、生死の境で男女同室?〜」

 

夫が突然の激痛で夜中に救急外来へ。尿管結石と軽く考えていた私に、医師は「敗血症の疑い、かなり危険な状態です」と衝撃の一言。数カ月前から「吐き気が…」と体調不良を訴え、病院を転々とした夫。持病の糖尿病のせい、心電図も問題なし、と結局原因不明で片付けられていた日々を呆然と回想する私だったが…。

 

前回までのお話はこちらです

 

 

 

 

面会は13時半から!そして、その奥で聞こえる女性の声は…?

 

呆然とする私のもとに、再び救急外来の医師がひょうひょうとした足取りで入ってきました。その場の空気とはまるでミスマッチな、なんとも掴みどころのない雰囲気です。

 

「えーっとね、奥さん」

医師は、まるで今日の夕飯の献立でも伝えるかのように淡々と言い放ちます。

 

「ご主人の右の腎臓がパンパンに腫れてます。それから、白血球の数が2万以上になってる。敗血症です。尿管に緊急で管を通します」

 

言われた内容の重さに反して、私の頭は妙に冷静でした。

敗血症だ、管を通す、腎臓が腫れてる……、

あれ?そういえば、いつから夫は腎臓がそんなに立派に腫れあがってたんだ?

 

結局、その日は面会どころか夫の顔を見ることもできず、私は一人、重い足取りで帰宅しました。渡された紙には、面会時間は平日の13時半~15時の間で30分程度。まるでアイドルの握手会かよ、と思いつつも、翌日、指定の時間に合わせて病院へ向かいます。

 

「どうか、無事でいてくれ…」

 

祈るような気持ちで、夫が入院しているという病棟のドアを開け、指定された病室へ。静かな個室かと思いきや、そこはカーテンで仕切られた大部屋でした。夫のベッドへ向かう。

 

恐る恐るカーテンを開けて中へ入ると…

 

まさかの女性の声!?

 

「え……?」

まさか。聞き間違い?

 

敗血症で生死の境をさまよっているという、わたしの夫が入院しているこの病室で、なぜか女性の声が聞こえてくるような……。

 

一体どういうことだ!?

 

敗血症で緊急入院→翌日面会→まさかの男女同室!?

ジェンダー平等の波は、ついに病院の病室にまで押し寄せてきたというのか!?いや、でも、そんな話、聞いたことがないぞ!?

 

それとも、重篤な患者はもはや性別関係なく詰め込まれるほど、ここは逼迫しているのか!?

混乱のあまり、頭の中で警報がけたたましく鳴り響きます。恐る恐る、声のした方、夫のベッドのさらに奥を覗き込むと……。

 

 


 

 

 

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました 愛飛び出すハート

次回の展開をどうぞお楽しみに!

 

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