皆さん、こんにちは! 前回の「救急外来24時」の続き、ようやく書ける心の余裕が出てきました……。

 

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とは言いますが、 「石(尿管結石)が過ぎれば、もう治ったと思う」のが男心(?)なのでしょうか。

 

 

これまでのお話と登場人物

その1  その2  その3  その4  その5  その6  その7  その8  その9  その10 その11 その12 その13

あらすじまとめ編 ⇤一気にあらすじを知りたい方はこちらへ

 

登場人物紹介:ドタバタ夫婦の「救急外来24時」編


のんきすぎる「忘れ物」大魔王(夫) 敗血症から奇跡の生還(?)を果たし、「体も軽くなった!」と完全復活をアピールするご主人。石を溶かす薬とウラジロガシ茶をせっせと飲み、「もう病院へは行かない」と勝手に治療終了宣言をしていました。しかし、体の中に重要な「管」が残っていることには全く気づいていません。 (画像右側:ビーニー帽をかぶり、健康茶を片手に余裕のサムズアップ!)

驚愕のツッコミ担当(妻) 夫ののんきさに呆れつつも、病院からの突然の電話に「へ??」とマンガのようなリアクションで驚愕する奥様。夫が体内に「忘れ物」をしていると知り、慌てて次の予約を取るしっかり者です。 (画像左側:電話口で青ざめ絶叫中!)

 

敗血症という恐ろしいワードに震え、生死の境(?)を彷徨った夫。 

 

なんとか退院し、家では「いや〜、体も軽いし、もうすっかり元気だわ!」と、 石を溶かす(であろう)薬を飲み、ウラジロガシ茶をガブガブ飲み、 完全復活を遂げた気でいたんです。

 

 

 

 

 

が。

 

ある日、私のスマホに見知らぬ番号から着信が。

 出てみると、先日まで入院していた病院からでした。

 

病院:「あのー……今日、受診の日だったのですが、ご主人来られなくて……」

 

私:「(……は?)あ、いや、本人はもう全て終わった気でいて。薬も飲んでるしお茶も飲んでるし、元気になったからもう行かなくていいと思ってるみたいなんですけど……」

 

そりゃそうですよ。 石の痛みも消え、熱も下がり、本人は「ミッション・コンプリート!」のドヤ顔。 でも、電話の向こうの看護師さんの声は妙に冷静でした。

 

病院:「……あの、中に残っている『管』を取り出さなければいけないんです」

 

私:「………………へ???」

 

 

STEP.1まさかの「お持ち帰り」継続中!?

 

管!?!? え、ちょっと待って。 体の外に出ていた管は、退院するときに確かになくなったはず。

ってことは…… まだ体の中に、何か入ってるんですか!?(恐怖)

 

聞いてない、聞いてないよーーー! どうやら「ステント」なるものが、夫の体内で絶賛お留守番中だった模様。 「忘れ物ですよ」レベルの話じゃない。

 

慌てて「来週、必ず連れて行きます!!」と予約を取り直し、 いよいよ迎えた再診当日。

診察室で待っていたのは、あの先生。 

 

夫の敗血症が発覚した時、あまりに淡々と、 「あ、敗血症ですね。大変ですね〜(ひょーひょー)」 と言ってのけた、あのクールすぎるお医者様です。

 

 

STEP.2「夢物語」をバッサリ斬る男

 

 

私たちが診察室に入ると、先生は相変わらずのトーン。

 

そこで、最初の病院(救急で行ったところ)での話を伝えてみたんです。 

 

「2週間薬で様子を見ましょうって言われたんですけど……」と。

すると、先生。 一瞬の迷いもなく、キッパリと言い放ちました。

 

「石が(薬で)なくなるなんて、そんな夢物語はありえません」

 

……夢物語!?!?(゚Д゚)

 

先生、その言葉!! そっくりそのまま、最初に診た医者に言ってやってくれませんか!?(涙)

 

「2週間薬を飲んで様子を見ましょう」って言われたあの時間は一体何だったの? 

 

あの時信じた希望は、ただの「ファンタジー」だったってこと!?

 

「体の中に管が入っていたショック(だって説明されてないんだもん!)」と、 「最初の診断への不信感」で、夫婦そろって診察室で呆然……。

 

医療の世界、セカンドオピニオンというか、 病院選びの大切さを身に染みて感じた一日でした。

 

さて、この「体内の忘れ物(管)」、無事に取り出せるのでしょうか。 

まだまだ我が家の救急外来シリーズは終わりそうにありません……(トホホ)。

皆さんも、お医者さんの「様子見ましょう」には、 全力で耳を澄ませてくださいね……!

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 お医者様には「夢物語」とバッサリ斬られましたが……(涙) みなさまの毎日が、痛みや不安のない、文字通り「夢のような」穏やかな日々でありますようお祈り申し上げます。Love&Peace愛飛び出すハート
※このブログのアイキャッチ画像はNanoBananaProを使用して描いています。

 

 

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やっと体に繋がっていた管、すなわち命を繋いでいた点滴の管や、尿管に通されていたステント(管)が取れ、夫は 晴れて自由の身 となりました。

 

入院生活で溜まりに溜まった鬱憤を晴らさんとばかりに、夫の全身の細胞が「不当な拘束だ!即時、退院要求!」と叫んでいるかのようでしたから、この解放感はひとしおです。


しかし、この「自由」には、とんでもないフラグが立っていました。

 

これまでのお話と登場人物

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あらすじまとめ編 ⇤一気にあらすじを知りたい方はこちらへ

 

登場人物:

  • 夫: 尿管結石のフリして敗血症になった男。一命を取り留めたが、言語中枢と血糖値がハイテンション。退院交渉の鬼と化す。

  • 幸来子: 薄情な病院に戦いを挑む妻。情報ゼロの状態に、イライラゲージが天井知らず。

  • 看護師さん: 唯一の、そして最後の情報源。しかし、彼女の口からも「???」しか出てこない。

 


話は、今回の激痛が始まった一番最初に戻ります。最初に受診した近所の泌尿器科で、私たちは医師から「2週間様子見て見ましょう」という指示と共に、 「ウロカルン錠225mg」 をたんまり 2週間分 もらっていました。


このウロカルン、調べてみると「製剤名:ウラジロガシエキス錠」であり、ウラジロガシが成分らしい。
「こ、これだ!」と閃いた私たち(主に私)は、「ウロカルンを飲み続ければ、ウロカルン+ウラジロガシ茶飲んでれば最強じゃん!なんとかなるんじゃね?」という 謎のポジティブシンキング に支配されました。現代医学と民間療法の合わせ技で、憎き石を叩き出してやろうと。

 

 TODAY'S
 

様子見とけば大丈夫!!

 

この根拠のない自信が、私たちの 危機意識の低さ をさらに増幅させたのです。
そして、夫は尿管結石のフリをして 敗血症 になり、意識朦朧、頭を打って流血し、ジェットコースターのような入院生活を経て、ようやく退院を勝ち取ったばかり。


本来、退院後は、体内に残る石を砕く手術の日程を決めるため、そして経過観察のために、この病院(敗血症で緊急入院した病院)へ 再診 に行くことになっていました。


ところが、夫はもう管も取れたし、体調も絶好調。

今までの不調の原因のすべてはコレ(?)だったようです。

 

手術日を決めるなんて先の話だし、わざわざ薄情病院へ行く必要もないだろうと、私たちは勝手にこの 再診に行くのをやめた のです。


「あー、やっと終わった」。そう思っていた私たち夫婦。


だがしかし。


診察に行くはずだった、まさにその日の夕方。夕食の準備でもしていたでしょうか。

平和な我が家に響いたのは、妻の携帯の着信音。
画面に表示されたのは、紛れもなく 病院からの電話 でした。


そして、電話口から静かに、しかし有無を言わせぬトーンで告げられたのは、私たちの勝手な「もう大丈夫」という幻想を、木っ端微塵に打ち砕く 衝撃の事実 が発覚したのです。


続きは次回

 

 

お知らせ

 

生死の境をさまよっている最中も、「講座の予約変更を」と仕事への執念 を見せていた夫(AI漫画家宇佐美ダイ) のエネルギーは、すべてAI技術を使った講座制作に注がれています。
あなたの「描きたい」を形にし、AI技術を使って「稼げる」自分になるための実践的な知識は、こちらのストアカ講座で手に入ります。
AIマンガ、動画編集、副業など、あなたの言葉を商品にする スキルを学びませんか?

 

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

一見、退院で「自由の身」 になれたと喜んだその裏で、どんな衝撃的な事実が潜んでいたのか、次回、病院からの電話で発覚した内容を詳しくお伝えします。
皆様の「おかしいな?」という小さなサインを見逃さない きっかけとなること、そして、皆様の日々が穏やかで、健康という名の平和 に満ち溢れますことを心よりお祈り申し上げます。Love&Peace愛飛び出すハート

 

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この物語は、「たかが尿管結石」と軽く見過ごされていた夫の体調不良が、突如として「敗血症」という命の危機に転落した、私たち夫婦の波乱に満ちた闘病体験記です。今回はあらすじをまとめてみました。

お時間のある方は↓からゆっくり読んでみてください。

 

これまでのお話と登場人物

その1  その2  その3  その4  その5  その6  その7  その8  その9  その10 その11

 

登場人物:

  • 夫: 尿管結石のフリして敗血症になった男。一命を取り留めたが、言語中枢と血糖値がハイテンション。退院交渉の鬼と化す。

  • 幸来子: 薄情な病院に戦いを挑む妻。情報ゼロの状態に、イライラゲージが天井知らず。

  • 看護師さん: 唯一の、そして最後の情報源。しかし、彼女の口からも「???」しか出てこない。

 

 

STEP.1序章:命の危機につながった「体調不良フルコース」

 

夫は10年前に糖尿病と診断され、一度は食事管理と運動で寛解しましたが、ここ1〜2年は血糖値が再び高止まりしていました。

数カ月前から「体がダルい」という症状が続き、さらに胃のムカムカ、吐き気が頻繁に起こり、胸の苦しさも訴えていました。
この時期、夫の体重は目に見えて減少し、ズボンがブカブカになるほどでした。しかし、近所のA医院のベテラン医師(A先生)は、なかなか下がらない血糖値に対し「下がってくれなくちゃ、困るんだよねぇ〜」と、まるで患者側に責任を転嫁するような発言をし、体重減少についても「糖尿病だから痩せるんです。こういうものですよ!」と断言しました。この医師の楽観的な診断により、私たちは体内で進行していた深刻な異変を見過ごしてしまいます。


別の病院にセカンドオピニオンを求めたものの、受付で断られ、心臓血管内科で検査を受けても「異常なし」という結果に終わり、夫の体調不良は「原因不明」のまま放置されていきました。

 

STEP.2転落:ホッチキス12針と敗血症の宣告

 

そんな中、夫に尿管結石の激痛が襲います。最初に受診した泌尿器科では、「1cmくらいの石」があると診断され、「ウロカルン錠225mg」(ウラジロガシエキス錠)を含む計4種類の薬(2週間分)を処方されました。
しかし、薬が効きやすい体質だった夫は、痛み止めの薬を飲んだ翌日、体がいつも以上にグッタリし、「足が立たない」ほどフラフラになります。そして、日曜日の夜20時過ぎ、夫はトイレから戻る途中に転落し、頭部を柱の角に強く打ちつけ、頭から血を流すという事態が発生しました。

※これ薬が原因ではなかったのです。

 

 

 

 


妻は救急車を呼ぶか迷いながらも、意識朦朧で救急車を拒否する夫を車に乗せ、夜間救急へ。そこで頭の傷を処置されましたが、医師は「縫合しときますね」と言いながら、実際にはホッチキスを12針も打ち込み、頭部を打ったにもかかわらずCTを撮ることもなく帰宅させられました。


しかし、この頭部流血事件こそが、夫の命の危機を世に知らしめるきっかけでした。高熱と激痛で再び意識が朦朧となった夫は緊急搬送され、救急外来の医師から「敗血症をおこしてますよ」と静かに宣告されます。夫の右腎臓はパンパンに腫れ、白血球の数は2万を超え、命に関わる危険な状況でした。

 

 

 

 

 

STEP.3入院:血糖値600と「タイイン」の呪縛

 

敗血症で緊急入院した後、夫の体は深刻なダメージを受けていました。ろれつが回らず、「アウ、タイイン」と退院(タイイン)のことしか言えない状態に陥ります。さらに、糖尿病が悪化し、血糖値はラスボス感漂う600超えを記録。インシュリンを連日投与する状況となりました。
夫は朦朧とした意識の中でさえ「講座の予約変更を」と仕事への執念を見せ、医師の回診時には「タイインさせろー!」と切実に訴え続けました。


一方、病院側からの情報開示はほとんどなく、妻は医師とまともに話すことができませんでした。また、糖尿病食として配膳される食事が、ご飯てんこ盛りにバナナ1本が付くなど、インシュリンで血糖値を下げつつ糖質で上げる「マッチポンプ療法」ではないかと妻は疑念を抱きました。

 

STEP.4退院:説明ゼロと放置されたホッチキス

 


波乱に満ちた入院生活を経て、夫の「帰りたい執念」が通じ、入院7日目で退院許可が出ました。点滴の管や尿管のステントも外され、夫は晴れて自由の身となりました。
しかし、退院当日、病院は頭部に打ち込まれたホッチキスを抜くことなくスルーし、そのまま夫はホッチキス付きで帰宅することになりました。さらに衝撃なのは、家族への病状や今後の注意点に関する説明が一切ないまま、入院生活が終了したことです。
とりあえず、退院後の経過観察と、体内に残る石を砕く手術の日程を決めるために、後日病院へ再診に行くことになっていました。


――しかし、この退院こそが、次の大波乱のプロローグとなるのです。

 

生死の境をさまよっている最中も、「講座の予約変更を」と仕事への執念 を見せていた夫(AI漫画家宇佐美ダイ) のエネルギーは、すべてAI技術を使った講座制作に注がれています。
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最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。夫が「たかが石」から一転、敗血症という命の危機に瀕したこの体験 が、皆様の日々の小さなサインを見落とさないためのヒントとなれば幸いです。
皆様の 健康という名の平和 が満ち溢れること、そして日々が穏やかで、満ち足りたものでありますように心よりお祈りいたします。Love&Peace愛飛び出すハート