続きです。
その電話の向こうは、Oちゃんのお母さんだった。
私はその日学校を休んだが、
Oちゃんは学校に行っていたのだ。
Oちゃんも、前日学校から帰った時は、道徳の時間にあったことをお母さんに報告をしなかったそうだ。
でも、私が学校に来なかったことで、心配してくれたようで、Oちゃんはお母さんに、道徳の時間に起きたことを全て話したそうだ。
そして、電話で、Oちゃんのお母さんが、私の母に話した。
電話の向こうがOちゃんのお母さんと分かったとき、私は変な気分になった。
隠していたことがバレた時の気持ち。
自分は何も悪いことをしていないのに、なんだか決まりが悪かった。
電話を切って、
母は、私に、
『つらかったね、そんなことがあったから、今日休んだんだね』
と理解してくれた。
そして、こうとも言った。
『行きたくなかったら、行かなくていいんやで』
と。
その言葉には、本当に救われたと今になって思う。
そして、翌日、
私の母とOちゃんのお母さんが、2人で学校へ出向き、担任に話をしに行った。
私もOちゃんも学校へ行った。
担任から母達には、
『不適切な発言だった、申し訳ない。』
と謝罪があったそうだ。
放課後、私とOちゃんは担任に呼び出された。
空き部屋でこう言われた。
『さっき、あなた達のお母さんと話をした。おとといの道徳の授業で、嫌な思いをしたと聞いた。嫌な思いをさせたのはよくなかったと反省してるけど、言いたい事があるなら、直接私に言いなさいよ』
と。
何て奴だ、と呆れた。
正直、私は喧嘩や揉め事が大嫌いだ。
なるべく平穏に過ごしたい。
もうこれ以上揉めるのは嫌で、家に帰ってから、母にはそのことは言わなかった。
そんな事を言ったら、また母達が担任に詰め寄るだろうと考えたからだ。
その翌日、学校へ行くと、
Oちゃんが来ていなかった…