新学期も始まりましたね。
ニュースでも、夏休み明けの学生の自殺問題がよく取り上げられていましたね。
不登校、いじめ問題。
芸能人も学生へのメッセージで呼びかけたり。
そんなニュースを見て、自分のことを思い出しました。
あれは、小学校5年生の秋。
忘れもしない。
道徳の時間。
いつもなら、道徳の時間は道徳の教科書を読むところが、
急に担任の先生(女)が、
『Kさん(私)、Oさん(私の親友)立って』
と言いました。
私たちは、言われた通り、立ちました。
何?何?と頭の中は真っ白。
恐怖以外の何者でもなかった。
そして、こう続けました。
『クラスのみんな!この2人仲が良すぎと思わない?2人だけの世界を作ってると思わない?誰も間に入れないような壁を感じない?』
と。
(私とOちゃんは幼稚園年少から一緒で、家もかなり近所で、親同士も兄弟も仲良かった。Oちゃんと小学校のクラスが同じになるのは3回目で、確かに2人でいることが多かった。放課後も、男子達にドッジボールなどに誘われない限り、2人で公園で一輪車したり、家でビーズ遊びをしていた)
『そう思う!』
と手を挙げるクラスメイトは1人もおらず、教室は静まり返っていた。
そして、
『Iくんはどう思う?』
と先生は名指しで質問する。
『仲はめっちゃ良いと思う、、、』
と答えるIくん。
顔が真っ赤になっているのが自分でも分かり、早く座らせて、と思う私。
そして先生は、
【色んな性格の人と仲良くすることが大事】
というテーマで道徳の時間を進めて行きました。
やっと座ることができ、みんなで、なぜ【色んな性格の人と仲良くすることが大事】なのかをディスカッション。
私は、そんなディスカッションに参加できるわけなく。
その30分くらい何をしていたか記憶がありません。
そして、チャイムが鳴る前、もう一度、
『2人が仲良すぎて、誰も間に入れない。もっとみんなと仲良くするように。2人でベタベタしないこと!』
と私と私の親友に忠告し、
道徳の時間が終わりました。
いつもなら、休み時間Oちゃんとお喋りしたりしていたのに、私は、Oちゃんのところにも、どこにも行けず、ずっと座っていました。
泣きそうなのを、ぐっと我慢して。
家に帰って、私は親にそのことを話せませんでした。
翌朝。
『お腹が痛い』
と親に言い、学校を休みました。
もちろん。
お腹が痛いというのは嘘。
もう学校になんて行きたくなかった。
担任の先生の顔なんて見たくなかった。
クラスのみんなと顔を合わせるのも嫌だった。
家で休んでゆっくりしていた、その日の夕方。
一本の電話が鳴った。