さて、前々々々回の続きです。
やっと葛井寺に戻ってまいりました。
残念ながら、参拝1回目は御開帳の日ではなく、
ご本尊に直接お会いできませんでしたが
直前に専心龍乗観世音菩薩様から勧められたお願いである
<私のお役目のお助け>と<全ての開運>をお願いしました。
すると、
「もう、手はもっておるな」という声が
前方から聞こえてきました。
私はきっと京都の三十三間堂の観音様方に
お貸し頂いた2本の手(癒し用)のことと思って
そのことをお話ししました。でも、お返事がなく…
「あれ?ちょっと違うのかな?何か私は間違えたかしら?」
と感じたのですが
ゆっくりお話しすることができず
会話はそのままになってしまいました。
仕方ありません。
こちらのご本尊は、全部で1041本の手を持っておられるそうで
大変珍しい十一面千手千眼観音菩薩像↓です。
主人も何か心惹かれるのか、
「御開帳の日にもう一度来ようかな」と言いつつ
こちらの千手観音様の本を購入しておりました。
帰宅後、私もその本を見させてもらって…
大いに驚いたのです
千手観音様の後ろ姿↓に
全部で1041本の手を持っておられることで有名ですが、
合掌する手以外の1039本は、本体にくっついているのではなく
その手は本体の後ろにある、2本の柱に打ち付けられていて、
正面から見ると、
本体から千の手が生えているかのように見える構造。
この写真を見て…
とても懐かしい…と、この時やっと思い出したのです。
実は、私が多くの魔たちに襲われている時
白く光る仙人のような存在様(おづぬ(役行者))が
私の背中にひょいと背負わせてくださったものが
まるで背負子のようなものにひっつけた
クジャクの尾羽根のように広がる千手観音様の手・手・手…
この手がまたとってもパワフル
魔たちには「なんだ、異形か?」といぶかしがられました。
↓
(↑実際はもっとしっかりした法具も使う手なのですが、
私の絵の技術が足りなくて
なんだかヒラヒラと弱そうに見えちゃいますねw)
そして私の左手に持たされたのが三鈷杵で
「使い方は分かるか?」とその存在様に聞かれたので
私なりにこれは仏様の武器と解釈して
如意棒のように伸ばして魔たちと戦ったのです。
(三鈷杵とは密教法具の代表的なもので、
悟りをさまたげるもの(悪魔・煩悩)を払う意味をもちます。)
本当はそんな使い方ではなかったのかもしれないと
今では思っていますが
その当時は戦うことしか頭に浮かびませんでした。
葛井寺のご本尊様のお手の構造は
実に、あの時の背負子の手によく似ているのです。
ですから、きっとお参りの時に訊かれた手とは
こちらの背負子の手のことだったに違いないと思いました
そうするとですね、こちらの観音様と
もう一度お話しなくてはいけないのでは? と思いましたので
なぜか御開帳の日にもう一度お参りすると言っている主人と一緒に
2回目の参拝をすることに決めました。
これはもう行くしかないでしょ
つづく