運命探シ処 蝶兎堂の
更紗しおりです。
先日、福本基先生の伝統的占星術の講義を受ける機会がありました。
お話の中で、印象的な一言がありました。
それは
「質問者さんは問題を自覚できてるから、自分で解決できると思うよ」
という言葉。
これはどういう事かと言うと、
伝統的占星術において
問題となるハウスについて(例えばパートナーのことなら7ハウス)、
そのハウスのロード(ハウスサインが蟹座なら月)が、自分のいるハウスから問題のハウスを見ることが出来ていれば(サイン間でアスペクトがあれば)、
質問者はその問題について分かっている。
ざっくり言うと、
解決出来る可能性が高いと判断するのです。
伝統的占星術ではトレミックアスペクトを採用しているので、
・60度のセクスタイル
・90度のスクエア
・120度のトライン
・180度のポジション
・0度のコンジャンクション
(厳密にはアスペクトではありません)
この5つのみです。
現代占星術ではよく用いられている
・ちょっと良いとされる
30度のセミセクスタイル
・あまり良くないとされる
150度のインコンジャンクト
この2つはアスペクトとして扱われません。
そのため、
30度と150度は見ることが出来ない角度なので、伝統的占星術ではアバージョン(嫌悪)と言われ、質問者はその件に関して無自覚であり、上手くいかないと判断します。
図にすると、
問題のハウスのロードがこれ↓だとすると、
そのハウスとアスペクトが出来るのは白ウサギとグレーうさぎのいるポジションであり、そこにロードがいたら自分で問題を解決出来そうとなり、ウサギのシルエットのところにロードがいたら、その人は問題が見えていないので、自力で解決は難しそう、となります。
伝統的占星術では、ホールサインシステムを使用するので、サイン同士のアスペクトを見るには、30の倍数以外のアスペクトを使用する事はありません。
もちろん、
これだけですべてが分かるわけではありませんが、占断材料の1つとなります。
簡単なので、試しにやってみて下さいね
伝統的占星術、面白い✨✨
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