19歳の時に作り歌い継がれている楽曲「海の中道」
ロンドンレコードから3枚目のシングルとして発売されたのは、
wikiによると1983年とのこと、今から36年前に。
歌い継いで約40年になりました。
自分の歌では珍しく実在の地名が歌いこまれています。
当時ロンドンレコードの社長さんと、
三枚目のシングルの選曲を社長室でしてた時、
「君の楽曲の中で海の中道というのがあるだろ?
それがとても絶賛されてるそうなので、
これで行かないか?」
と言われ、自分は正直、困惑しました。
社長さんの吸うパイプタバコの甘い香りを覚えています。
「人生晴れたり曇ったり」「サンシャインアイズ 」と、
アップテンポなシングルが続いたそのあと、
このバラードど真ん中の曲調で大丈夫なんだろうかという思い。
実在の地名を歌って大丈夫なんだろうかという思い、
などなど、色々と自分の中で葛藤がありました。
それでも鶴の一声、3枚目のシングルは、
「海の中道」に決定。
またコンピューターが音楽の世界に無い時代、
音響スタジオに集まったフルオーケストラの皆さん。
そして指揮棒を振るアレンジャー、佐藤準さん。
その中のピアノを弾く、自分。
今思えば、ものすんごい贅沢なレコーディング。
発売後、南こうせつさんのサマーピクニックなどで歌わせてもらったこの楽曲。
地元で歌うこの歌は、数万人の皆さんに響いていました。
亡くなったお袋も大好きだったこの曲、
今となっては歌い続けて本当に良かったと思っています。
飛行機で福岡に入る時には、ほぼ必ず通るこのコース、
歌の順番で行くと、
「能古島」「姪浜」「西ノ浦」「西戸崎」
上空からGoogleマップそのものの風景は、
今も変わらずそこにあります。
そしてその心の中にも^^