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試写会で都心へ。


「シネマの天使」


本郷奏多さん、藤原令子さんを始め、
石田えりさん、阿藤快さん、ミッキー・カーチスさんなど、
なかなか豪華なキャスト。


失われゆく古き良き映画館を、
町の人達の目線を通して温かく描いた作品。


実存した福山市の映画館を舞台に、
映画館には天使がいるという設定。


本当の閉館の日から取り壊しのシーンまで、
ドキュメンタリー的な記録もありで、
映画への思いがいっそう深くなった。


この製作総指揮をとった方から連絡を頂いたのは、
少し前。


僕の曲「ありがとう」を本編で使ったので、
是非見に来てくださいとのこと。


今回は歌詞のない作品ばかりで映画音楽を構成したと、
そうおっしゃっていたので、
自分の曲もきっと間奏とかを使ってくれたのかなと。


ところが本編でいきなり自分の歌が!


BGMという使われ方ながら、
歌詞の部分をしっかり切り取ってくれていて、
監督さんの配慮をすごく感じた!


映画館は人生の夢を見るところと同時に、
人生のいろいろを教わるところというメッセージ。


自分のルーツにも、
両親が買いためた映画音楽のアルバムが、
きっと深いところにある。


自宅で見る映画もいいけど、
やはり足を運んで空間を共有すること、
これは、失ってはいけないと思う。


試写の帰りがけ、
いつも見ている東京タワーが、
今日は不思議と何かを語りかけてきた。