皆さんに暖かくお見送りされながら、
小山の映画館をあとにしました。
この映画館の社長さん、実はカーレーサーでもあり、
ご自分で車の販売などもされています。
ぜひご覧になってくださいとの言葉に甘えて、
お店に連れて行っていただきました。
着いてみて、ビッくり!!
ショウルームには、値札のついた商品ではなく、
フォーミュラ関係のレースカーそのものが!!
それに、ルマンの実車。
また、ポルシェのフラットノーズに、356。
スーパーセブンまで!
いやあ。
おどろきました。
あんぐりです。
鈴木あんぐり。
好きな人には、
この写真を見ただけで、
そのすごさがわかっていただけると思います。
ふつう、ないです。
そしたら、社長さん、
よかったら乗ってみませんかと。
ハンドルを外し、オッソロシク狭い車内に、
からだをなんとか滑り込ませます。
でも、収まってみると、
これが車との完璧な一体感。
かえって、安心感がありました。
ステアリングは、そのパワーアシストで、
びっくりするくらい、軽く動きます。
プロのカーレーサーが、いかに、
あの過酷な環境で、微妙なハンドルさばきをしてるのかを、
思い知りますね。
僕も、いとこがプロのカーレーサー、
眠っていたその熱き血潮が、沸々とわき上がるようでした。
そのいとこも、残念ながら若くして亡くなって、
ホント、いまだに、残念でならない。
叶うなら、彼の途切れた想いを引き継いで、
レースカーに乗りたかった。
しばし浸っていると、
社長さんがヘルメットを一つ、ポンと。
なんとこれは、あのナイジェルマンセルのモデルだそうです。
マンセルと言えば、今は亡きセナ様と熱いバトルの。
いやあ、ホントいい体験をさせていただきました。
工場にはすごい奇麗なベントレーがあって、
人に譲ってしまわれるそうです。
ドアが閉まる音とかが、すごい。
しびれます。
もう、何時間でも、そこにいたい気分でしたが、
次の舞台挨拶は、長野県。
ここから350キロあるとのことで、
もう出発の時間に。
社長さんや皆さんと、再会を固く誓って、
お店をあとにしました。
本当に、ありがとうございました。