坂道を降りたら、いきなり海がひらけて、仙崎の町。
思っていたよりもかなりおおきい港町、鯨が上がってたときがしのばれて。
雨の予報は、お陰さまで青空に変わり。
記念館はかなり人も多く、やはりこだまでしょうかの影響もあるかなと。
中に入ると、みすずさんの実家が再現されてたり。
また、詳しい年表があったり。
東京みかんのみすずさんの舞台は、ホントに史実に忠実だなと、あらためて。
また、僕が演じてきた西条八十の出会いのクダリも、一言一句そのまま。
その先には、代表的な詩が直筆のまま並んでいて。
「コトバノチカラ」
ネットも携帯もない時代、人々の心を結んでたのは、きっと、この一つ一つの言葉なんだなぁと。
同じ空気、同じ景色、同じ思い。
実際に行ってみて肌全体で感じること、大事だなと思いました。
液晶の前にいるだけで、今はいくらでも情報は手にはいるけど、やっぱり自分は、実際に足を運んでみる人生でありたいと。
コンサートも舞台も、きっとそう。
行ってみてはじめて伝わること、たくさんあったり。
人に会う、触れ合う、そして伝え合う。
何か、一番基本的で、そして今や一番難しいことを忘れないようにしようと思いました。
「会うチカラ」