ゆず湯のこと。
冬至まえの教室で
お会いできたかたには伝えられたけど
お会いできなかったひとたちの声をきょう聞いて
冬至が終わってもまだゆず湯入る機会もあるのではと思い
書いとかなくちゃとあわててパソコンひらいてます。
ゆず湯に入って肌にぴりぴりを感じた経験のある人
少なくないよね、きっと。
私もそのひとりです。
一見わる者に思われてしまいがちなあのピリピリの正体″リモネン″は、
柑橘系の果物の皮の部分に多く含まれていて、確かに皮膚刺激のある成分で
冬の乾燥の時期だからこそ、肌が敏感になってより感じやすくなる。
でもね、そのリモネン
悪さするばかりではなく
すごい力を持っているのですよ。
と、その前に
ゆず湯のぴりぴりをやわらげるためには
目の細かいネットに入れたり
皮を乾燥させてから使ったり
がおすすめです。
あと、私もわかっていてついついやってしまうのだけど
香りをたくさん楽しみたいからと、もみだしたりしないこと。
もむことで刺激成分がより多く出てきてしまう。
そっと浮かべるだけでも充分に香りを楽しむことができますよ。
そしてもし刺激を感じたときには
すぐにシャワーで洗い流しましょう。
で、ここからが
”リモネンのすごい力”のお話ね。
あのすっきりとした香り成分にリラックス効果があるのはもちろん
免疫力を高める作用などうれしい効果もとてもたくさんあって
ゆず茶も、おいしいね～。
あったかいゆず茶は体の中からも元気にしてくれます。
そして、油分を分解してくれる作用がとても優れていることから
洗剤などの成分として商品になっているものも最近はたくさん目にするようになりました。
ほかにも
育毛効果に期待ができると関連商品ができていたり
がんの予防や治療にも研究が進められているそう。
と、そんなふうに
まだまだたくさんの期待できるうれしい効果は隠れていたりする。
アロマの精油の事でも、いつも思うのだけれど
自然のものって誤解が生まれやすかったりもして
確かに場合によっては安全とは言いきれないこともあり
よく知らずに使うのは、注意も必要だけれど
″知らない″ことから誤解を招いてしまうのは
ものすごくもったいないなっておもいます。
どんなものにも
いろんな側面がたくさんあるから
だれかにとって
なにかにとって
たとえ今日は
”やっかいなもの”、”無駄なこと”
に思えたとしても
あしたの誰かや
何かにとっては
助けになれる力をくれることがある。
私たちの周りを見渡してみたとき
無駄なものなんて一つもないとわかると
どんな人にも、どんなものにも
こんなにもすばらしい一面があるんだ
と気づかされ
そのたび
”知らない”ってとても残念なことだなぁって
おもうのです。
ときにはじっと観察し
側面から見つけ出すたのしさを
もっとじっくり味わえたなら
毎日のわくわくは
きっと何倍にもなるんだろうな
あれも
これも
あの子も
この子も
ぜんぶ
みんなの
たからもの。