VOYAGE GROUPでは5年以上前から中国で

高級ホテルに特化した宿泊予約サイト「慢慢走」を

運営しています。







ようやく長かった冬の時代を超え、足元の売上もPVも昇り調子。

責任者である郭さんの声もだいぶ明るくなってきました(笑)。

ところが先日社内資料を見ていたら、リピートユーザーが

減少トレンドを示していました。






ん?ん?おかしい。

なんで売上が伸びているのにリピートユーザーが減少トレンドなんだろうか?

通常は、売上が増えていくに従ってリピーター数も増え、リピーターによる

売上比率も上がっていくはずなのに。。。







この疑問をきっかけに、いろいろとデータを見ていったところ、

実は中長期的に取り組むべきリピーター施策をやっていたはずが、

直近では短期的な売上拡大施策を重視してリピーターを増やすための

施策がおざなりになっていたことが判りました。







調子がいい時というのは、全ての指標が上向きの時なんだけれど、

一部の先行指標は悪化し始めているけれども、結果指標である

売上や利益が伸びているという時も結構ある。

でもこういう時間差で発生しているような課題には気づきづらい。







だからこそ、単に予実の数値を見るだけではなく、

どこかおかしな数値があった時に、「あれ?おかしいゾ」という

心のアラートをいかに立てるようにするか。







こういう直感に反した数値を見て、本当は「おかしいな」と

思っても目の前の数値が良いと、「ま、いいか」でスルーして

しまう人が多い。







数値は嘘をつかない。

違和感のある数値の裏には、必ず何か問題が起きている。

それをちゃんと理解し、問題があれば対処していくのが

経営だと思う。






そのためにも単にシート上の予実だけをおっかけるのではなく、

トレンドを見たり、比率を見たり、数値間の関連性、

競合の指標などを意識して、木を見ながら森を見る癖を

つけておきたい。