ポール・グラハムのエッセイに出てきた「ラーメン代稼ぎ」の

話を知っているだろうか。







http://blog.livedoor.jp/lionfan/archives/52682058.html

ちょっと引用すると、

『ラーメン代稼ぎとは、ベンチャーが起業家の生活費をギリギリまかなえる程度の利益を上げることだ。』

『初期にちょっとだけコンサルの仕事をしたからってダメじゃない。ほとんどのベンチャーは、起業直後にはたいてい妙なことをやっているものだ。だが、ラーメン代稼ぎが最終目標ではないことを思い出そう。ベンチャーの目標はすごく高くなりうる。ラーメン代稼ぎは、途中で倒産しないためのコツなのだ。』







つまり、少人数で低コストで資金調達などせずにまずは

いったん黒字化させて、そこから次の展開を考える、という

やり方で事業成長を考えるというやり方。(だと僕は理解している)







もちろん最初からバシっとしたビジョンと事業プランがあって

それに向かって進むのもいいと思う。






ただベンチャー企業であれば、立ち上げ時には、会社を

倒産させないためにも自分が関わっている事業の周辺分野で

手っ取り早くお金になる仕事も併用しながらやることが多いと思う。

実際、VOYAGE GROUPを立ち上げた時(当時アクシブドットコム)も

確かにちょっとだけコンサルっぽいことやって日銭を稼ぎながら

前に進んできた。







一方、僕らもそうなんだけれど企業内での新規事業を立ち上げる場合、

やはり「倒産」というコトバの重みを感じないためか、

特にBtoCのサービス/メディアを立ち上げる際には当初の事業プランを

修正せずにとりあえずキャッシュが尽きるまで当初の仮説どおりに

事業を進めていくことが多い気がする。







この場合、うまく事業計画どおりに事業が立ち上がり、

収益が上がってくればいいのだけれど、大抵の場合

そんな計画通りには進まず、事業計画は遅れ、収益は

全然上がらず、ということになりやすい。







僕としては、もちろん当初の事業計画通りにまずは事業を

立ち上げることに集中して進めていくのは大前提だとしても、

途中で少しでも事業計画が遅れたりするのが見えてきたり

したら、自分が手掛けている事業の周辺領域において

当初の事業計画にはないアドホックな売上であっても

早め早めに売上を作りに行ったりするアグレッシブさを持っている人は

立ち上げ時の難局を乗り越えていきやすいように思う。







例えば、僕の周りのベンチャーだと、VOYAGE VENTURESの

投資先でもあるユビレジの社長である木戸さんは起業前後の時は

VOYAGE GROUPでデータ分析の仕事を手伝ってもらっていた。

(ちなみに今はもうラーメン代稼ぎはせずにユビレジに専念してます)






企業内新規事業であろうと事業責任者はこういった起業家と同様に

どうしても自分がやりたい事業であり、収益化までの時間稼ぎを

しなくちゃいけなくなったのであれば、例え一時的にであっても

ラーメン代稼ぎも辞さず、という気持ちで取り組んで欲しい。