先日、若手の事業責任者と面談していて

「成長スピードの鈍化を感じるんですが知識以外に

何が必要なのでしょうか?」と質問を受けた。






本人には成長意欲もあり、実際に事業の成功を

もとめて悪戦苦闘している最中である彼が、です。






彼に伝えたのは、

経験や知識がそのまま成長につながるわけじゃない。

成長するためにはプロセスが絶対に必要であり、

そしてそのプロセスを経た後、ふとした時に

気づくのが成長。

だから成長してもすぐにその成長を実感できるわけじゃないんだよ、と。







経験値が黒い線だとすると、成長(の実感)は赤い線。

成長(の実感)は経験と違って階段のように実感する

ものだと思う。


















だから成長するためには、経験が必要で経験なくして成長はない。

(ちなみに短期的な結果を追い求めるだけだったら経験は必要ない

こともありますが。。。でもそれって再現性がない。)





重要なのはいかに濃い経験をある特定領域で集中的にやるか。

それによって経験の角度を上げることが出来るし、

成長を実感するまでの期間を短くすることが出来る。






そして事業を立ち上げていく、というプロセスそのものが

実はというか、とっても濃い経験のはず。

そこにどういう問題意識を自分自身もって取り組むかによって

成長スピードは大きく変わります。






若くして事業責任者になるとなかなか自分の課題を

指摘しれくれる人が回りにいなくなりがちで、

自分の課題に気づかないことが多い。

そういう人は謙虚に自分自身を振り返り、歴史や書物、

そして先輩経営者の人の話を聞くということをしてみた

ほうがいいと思う。






事業責任者には自分自身の課題に気づく力があって

初めて自分自身の成長スピードを上げられるのであり、

それがあって事業の成長スピードもあげられるのだから。