ちょっと前にだけど日本の商社がどう始まって

どのように発展してきたのか。

また商社不要論などといわれた時期をどのような戦略を

とって乗り越えてきたのか、またそれに

伴ってどのように経営指標が変わってきたのか、

そして今どういう方向に向かおうとしているのか、

ということを調べてみたことがある。






僕の漠然とした問題意識として、複数の事業を

ポートフォリオ運営する、という意味では

ネット企業と商社は若干似ている部分があり、

商社が辿った問題課題を遅かれ早かれ僕らのような

ネット企業も抱え込むであろう、ということ。






で、読んでみたのがこの辺りの本。

商社 第2版 (日経文庫 業界研究シリーズ)/吉田 憲一郎
¥1,050
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炎の商社マン (上巻)/小林 真一
¥1,500
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人は仕事で磨かれる (文春文庫)/丹羽 宇一郎
¥580
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総合商社―商権の構造変化と21世紀戦略 (MINERVA BUSINESS LIBRARY)/島田 克美
¥3,990
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他にも『商社の新実像』『幻の総合商社鈴木商店』など。




他にも、三井物産、三菱商事、伊藤忠、住友商事、ITXなどの

各社のIRの資料を2-3年分。






天然資源や繊維のような複雑なバリューチェーンとなる

商材の場合には、『商権』という概念そのものが確かに

重要であり、商権をどう抑えるのか、という意味での

投資戦略が必要だったんだ、ということがこれらを

読みこなすことが改めてわかった。






ネットビジネスの場合、特にネット広告のような

そもそも目に見えない商材であり、かつそれほど

複雑な商流とならないため、なかなか『商権』を

意識しづらかったが、改めてネット事業全体を

『商権』という概念から眺めなおしてみるといろいろと

気づきあった。






伸びそうな『商権』をどう把握して、その上流、

下流のビジネスを自社でやったり、合弁でやったり、

投資したりバリューチェーン全体に対して投資を行う。

確かにこれはそもそも成長市場を対象として考えた

場合、失敗が少なそうな戦略。





ただネットビジネスの場合、商流が短く、そもそもの

商権そのものが3-4年で変化するという環境で

あるため、戦略をそのまま活用するのは難しそう。

とは言え、自分たちの事業を別の視点から見ることが

出来たのは非常に参考になった。






今後も業界や自社を俯瞰する目を養うためにも

こうやった他の業界や他社の歴史を調べてみるということは

やってみようと思う。