沢木 耕太郎

★★★★★


今回の宮崎に持っていった本。


沢木耕太郎と言うと深夜特急が有名で


沢木 耕太郎
深夜特急〈1〉香港・マカオ

僕自身、この本は社会人一年目くらいの時に初めて


読んだのだけれど、これを読んですぐに「僕も大陸に行こう」と


思いたち、韓国の釜山に行ったという思い出の一冊でもある。


で、そのサワコーが久しぶりに書いた長編ノンフィクション「凍」。


今日はオフだったので、のんびりとホテルで休みながら


この本を手に取り、最初は軽い気持ちで読み始めたのだけれど、


読んでいくうちに圧倒的な迫力で一気に読み進んでしまいました。


主人公の山野井さんは、ギャチュンカン北壁の単独登頂に

成功したものの、帰路に雪崩に遭い壮絶な生還劇の末に脱出するが、

結局両手及び右足の指を計10本切り落としてしまったが


それらをサワコーが丹念に二人にインタビューをして


緊迫感を持った形で再現している。


帰ってから山野井さんをぐぐってみると彼のオフィシャルページ(?)が出てきた。

http://www.evernew.co.jp/outdoor/yasushi/yasushi4.htm


この中にこんなことが彼の言葉として書かれている。


最近の小さな一つの成果としては、5.12のグレードが付いたフェースルートに成功したことでしょう。クラックルートでは、すでに5.12を達成していましたが指の力を必要とするフェースは今の僕には、かなり難しい、むしろ不可能に近いだろうと思っていただけに、少々嬉しいです。その事を思えば、ポタラ北壁のソロなどは最初、可能性はかなり少ないと思っていましたが成功しましたし、よくある言葉ですが、自分を信じて突き進めば、ある程度の結果は残せるものです。今は程遠いいですが、以前登っていた5.13やヒマラヤの高峰でのアルパインスタイル ソロなども再び現実になる可能性もあるかもしれません。あまり言葉に出すと現実にならないかも・・・とりあえず思い描きつづける事は重要でしょう。


自分を信じること。


思い続けること。


勇気をもらいました。