著者: 大橋 禅太郎
タイトル: すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる!

以前、マネジメントコーチングを会社で依頼したことがある大橋さんが本を出したということで、早速買って読んでみた。


背表紙の裏側(?)に今までの実績企業が書いてあったので、ふと見てみると、おぉー、我が社も載っている!こんなところで本に出るとは(笑)。


読みながら、彼にマネジメントコーチングをしてもらったときのことを思い出してみた。あのときには、正直『すごい会議』にはならずなんとなく空回り的な感じで、逆に現場が混乱してその後収拾するのが大変だったのだけれど、その後独自でいろいろと試行錯誤していくなかで、今思うと、なるほどと思うことが多い。


なんで『すごい会議』にならなかったのか、考えてみると、

1.そもそも『すごい会議』をやる意味が経営陣で共有されていなかった。

2.本来良く検討すべき戦略的問題が、『すごい会議』では、その場のノリで考えなしに方向性や担当が決まってしまった。

3.僕が社会人として未熟だった。


まぁ、1と3はおいておいて、2についてもう少し考えてみると、『すごい会議』形式で検討したときにうまくいく課題とそうじゃない課題があるじゃ無いだろうかと言う仮説にたどり着く。


うまくいくのは、

・現状の組織をどう活性化させるか。

・どうすれば開発のスピードを早くさせることができるか。

・ミスを無くすにはどうすればよいのか。

というような、ボトムアップ型の課題に対しては非常にうまくいく。


逆に、トップダウン的な課題、例えば

・今後の事業の方向性はどうすべきか。

・会社の経営理念をどのようなものにすべきか。

といった課題に対しては、うまくいかないじゃないかなぁ。


『すごい会議』のやり方は、TQCやTQM的な現場主導型のアプローチと似ているのかも。このやり方をすることで、現場の問題を改善というアプローチじゃなくて、変革しながら解決することが出来るようになるんだと思う。


ところで、本のなかに、これってうちの会社でやったときのことを書いてあるんじゃないだろうかという部分がありました。さて真相やいかに。。。