著者: 島田 洋七
タイトル: 佐賀のがばいばあちゃん

著者の島田洋七という名前にぴんと来るのは、あの漫才ブームを覚えている人ぐらいじゃないかな。「A地点から♪B地点まで♪犯人はすでに~」という歌でも一世を風靡したB&Bの一人。


この本は、彼が少年時代に祖母の家に預けられていたときのことを祖母のいろいろなエピソードをもとに少年の目から見た佐賀での少年時代を描いた本。


おばあちゃんの家はとてつもなく貧乏だったのだけれど、でもおばあちゃんは幸せだったんだと思う。ともすると人は、幸せを相対的な基準で捉えがちだけれど、このおばあちゃんは絶対的な基準、というか、『無』の状態をスタートとして考えられる人だったんだと思う。


時には笑ったり、時には涙を浮かべたり、とあっという間に読める感動作でした。


あまりにも感動したので、息子に薦めて読ませたところ、彼も一気に読破。そう、子供や親にも読ませたい本なんだなぁ。この本は。そういう本です。


ちなみにこの本を原作に映画化もされるらしいです。

http://www.gabai-baachan.com/


巻末におばあちゃんの心温まる語録が載っているのだけれど、いくつか紹介。


・人がこけたら笑え。自分がこけたらもっと笑え。人はみなこっけいだから。

・「暑い」「寒い」と、うるさく言うな。夏は冬に感謝し、冬は夏に感謝しんしゃい。

・貧乏には二通りある。暗い貧乏と明るい貧乏。うちは明るい貧乏だからよか。それも最近貧乏になったのと違うから、心配せんでもよか。自信を持ちなさい。うちは、先祖代々貧乏だから。

・人間は死ぬまで夢をもて!その夢が叶わなくても、しょせん夢だから。