今日は、Seed 2005という、アントレプレナーシップ就職セミナーのパネラーとして来年就職活動をする学生を対象に話をしてきました。スケジュールとしてはこんな感じ。

  ▽ 17:30~18:00 基調講演 ジョブウェブ 佐藤社長
  ▽ 18:00~18:30 基調講演 リンクアンドモチベーション 小笹社長    
  ▽ 18:40~19:30 起業家パネルディスカッション
  ▽ 19:40~21:00 起業家と人事担当者とのワークショップ

今回のパネラーとして出ていたのは、ガイアックスの上田さん、BeBitの若林さん、アクセラテクノロジの進藤さん、そして僕の4人。そしてジョブウェブの佐藤くんがコーディネーター。ちなみにジョブウェブとは会社の設立日が全く同じ(1999年10月8日)という不思議な縁があります。

ちなみにどんな学生が来ていたかというと、一部院生やその他の学年がいましたがやはりほとんどが大学3年生でした。

▼今回の目的
・小笹さんの話を聞きたい・・・・・・・10%
・きっかけ、刺激、感動が欲しい・・・・80%
・仲間との出会いを期待・・・・・・・・10%

今日の話はできるだけきっかけになるような話をしたつもりだけれど、本当のきっかけって、どちらかというと待っているものじゃなくて、自分が悩んで悩んで悩み尽くしたときに、ふと気がつくもんじゃないかなと思う。
だから、今日聞いた学生の皆さんも是非、もっともっと真剣にこれでもかってくらい悩んで欲しい。それこそが人生が変わるきっかけになると思うから。

▼将来の目標
白紙の人も多かったのですが、将来起業したいという人が多くいました。面白いのは、彼らがいつまでに起業したいのかという、期限で30才までというのが圧倒的に多かったこと。うーん、ちょっと先に予定を置き過ぎな気がする。。。

・大卒までに起業・・・・1%
・25才までに起業・・・5%
・30才までに起業・・・78%
・35才(30代)で起業・・・20%
・40才で起業・・・・・1%

でもね、目標に起業をおくのはいいんだけれど、僕はもっと本質的なところを目標におくべきだと思う。起業が目的化しちゃいけない。あくまでも手段に過ぎないのだから。

起業というモノを通して、自分が一体何をしたいのかということをもっともっと考えて、起業の先にある自分のナリタイもの、ヤリタイことを明確にすること。就職活動を通じて、起業という手段を明確化するんじゃなくて、もっと自分自身の奥底にある、ぶれないコアを見つけて欲しいと思う。

で、パネルディスカッションでのお題は「ベンチャーで働くことのメリット」。結局のところ『自分自身をより早く成長させることが出来る』というところに尽きる気がする。若くてもどんどん仕事が任されていくから、否が応でも成長します。というか、成長意欲がない人はこういう業界には向かないし、ツライだけ。

そういう意味で、マゾ的な人がベンチャーには会っているんじゃないかなぁ(笑)。もっと仕事をしたい!って人ね。