「みんな宿題終わってるのに、自分だけ終わってない」
「だから自分だけ点数が悪い」
って泣く6年生。
やってもやっても終わらない。「無理だ」が口癖になってしまう6年生。
病院の外来の待合室では、
「お母さん、謎肉って何~」
って尋ねる、筋ジストロフィーで通院中の車椅子に乗った6年生。
外来で見せる穏やかな顔とは別の顔を、彼も家では見せているのだろうか。
学会主催の市民講座イベントで、職業体験のブースにいると、キラッキラの目で遊んでくれる6年生。自分の子どもには遊ばせられない母にはまぶしすぎて直視できない。
書いていて、なんだか神門さん(ラッパー)の歌詞みたいになってきました。
↓これに近い。
↓これは超長い14分ある曲、神門節炸裂。
「勉強ばっかりしても、あなたみたいに大変になるだけでしょ?」
ってパンチラインを言われたことがあります。たしかに6年生になってから、うちの子は勉強するだけで精一杯。みずみずしい子どもらしさ含め、もうすでに、いろんなものを失ってしまっているのかもしれないです。でも本当にコアのところ、子が心に宿す小林多喜二は生きているので。美と正義と自然を愛する6年生でもあるのです。
わたしは、どうかな。勉強した結果、今があるのは間違いない。大変じゃないとは全く思いません。明らかに大変なシーンが多い。けれども、みんな大変なことなんてそれぞれにあるのだろうと思っています。
こんな風にぐらぐら考えるのは、夏の折り返しに来ているからかな。
失っても取り戻せるって、つらいのは自分だけじゃないって、知ってるし、そう信じたいです。