10年くらい前でしょうか、NHKの白熱教室という番組で、サイコパスの研究者の先生による講演をみました。

「白熱教室」というだけあり、とても魅力的な講演でしたが、わたしが今でも覚えているのは、サイコパスは「知性」と「暴力性」の2軸にわけて理解するとよい、というお話でした。

 

1 知性が低く、暴力的なサイコパス→ 犯罪組織の下っ端

2 知性が高く、暴力的なサイコパス→ 特殊部隊の工作員とかハンニバル博士?

3 知性が低く、非暴力的なサイコパス→ 詐欺師とか

4 知性が高く、非暴力的なサイコパス→ 投資家やCEO

 

そして、サイコパス度のテストも披露し、サイコパス度の高い人が多い職業ベストテンのようなものも発表していました。

詳細は忘れてしまいましたが、唯一覚えているのが、

 

サイコパス度の高い方のベストテンに外科医がランクイン。

サイコパス度の低い方のベストテンに内科医がランクイン。

 

この話をわたしは、折々で思い出すのです。

外科の先生達は生きている人を切り、病変を切除し、つなぎ合わせて閉じる、なんてことを日々なさっているわけです。

切ったところは元通りにならないし、同じ現場は二度とないし、毎回開けたとこ勝負、ぜーーーーったいにミスできないプレッシャー。心臓外科に至っては、目の前で拍動している心臓の血管をつなぐんですよ!わたしなんかは想像しただけでストレスで死にそうです。

 

ここで思い出すサイコパス特性

プレッシャー下での冷静さと集中力」および「感情的冷淡さ」「恐怖心の欠如」。

 

どちらもオペ場という特殊な劇場では必須の資質であると納得できるのです。

 

そしてこのサイコパス特性は0か1かというようなものではなく、誰しもが持っているつまみのようなもので、そのつまみをほどよいレベルにぐーっとあげることで、必要な時にサイコパス特性を発揮できるとある種の職業では大変役に立つ、というようなことでした。多分。

 

 

そう、ひとにはときどき人間的正気を失ったようなサイコパス特性が必要なんです。

 

 

受験生の夏のスケジュールのことさ!

夏が迫っています。

夏休み開始後の正気を疑うスケジュールに、怖がらずに正気を捨てて乗ります。

 

ですから、オリンピック。わたしは自転車ロードレースとBMXが大好きなんですが、一切見ません。今回のロードレースは270kmあまり、フランスの町並み、石畳を走る部分もあり、めちゃくちゃ楽しみにしておりましたが、見ません!!!

ブレイキンも、スポーツクライミングも大好きでめちゃくちゃ楽しみにしていましたが、見ません!!!!!

正気になると、みたくなるから!

 

夏は、夏こそは「プレッシャー下での冷静さと集中力」および「恐怖心の欠如」!

ついでに「速い判断」!これらを発揮して、子の応援に徹することができたらな。

 

まあまた疲労困憊すると思いますが、とりあえず自分のスイッチをいくつかOFFして頑張ります。

 

全力疾走した夏の後は悲喜こもごも起こると思うので、それをしっかりと受け止めてあげたいと思います、