空前のズベ公ブームが訪れています。
(またしても、脳神経内科全然関係ないです。すみません)
ズベ公、、、それは、王道ではないが、必ず一定数のファンがつく一大ジャンル。
めがねキャラ、関西弁キャラと同じく。
ここで言うズベ公は、純ズベ公、すなわちツンデレから「デレ」部分を一切除いた本物でお願いします。
媚びず、毒を吐き、暴言を叫ぶ。
品もなければ、気遣いもなし。
自分自身に本音を言うことのできる強さ。
人にどう思われるかを恐れない強さ。
これらがズベ公キャラの魅力であり、数々のエンタメ作品に爪痕を残して参りました。
世界レベルで言うと、タランティーノの作品に登場する女性たち。
程度の差はあれど、まず間違いなくズベ公。これは作品の大きな魅力になっています。
しかしココ日本においては、エンタメ作品のヒロインは概ね王道よい子であり、
「ズベ公がすき!」と声を大にして叫ぶことははばかられたものです。
ところがところが最近、日本ではこれまであくまでスパイス的存在だったはずのズベ公キャラに、今、大きくスポットライトが当たっているのです。
すぐに思い浮かぶのは呪術廻戦でしょうか。初めて見たときは驚きました。女性キャラ群の設定が、ズベ公、ズベ公、またズベ公。ズベ公がマジョリティのアニメが少年人気を博する時代が来るとは。
同じく、漫画作品で言えば、沙村広明先生は、もはや解説不要のズベ公の名手。女性キャラは全員ズベ公の作品多数。読んだ者に、ズベ公の魅力をこれでもかと刷り込み、これまでの価値観を良い意味で後悔させるレベルの、ズベ公の連打です。
それから世界中にコアなファンをもつ伊藤潤二先生の代表作、富江。伊藤先生ご自身がgentleな先生ですから、ソフトにはなっていますが、明らかにズベ公グループです。
とどめは音楽作品、Awichのbad bitch 美学でしょうか。AIとゆりやんレトリィバァが出てくるremixの方は、何度見ても感涙のズベ公ぶり。全女性に見てもらいたい、まさに美学。励まされます。これまでのズベ公キャラ応援歴がすべて報われた気がしたものです。
現実世界ではなかなかズベ公的美学を貫くことは難しいですが、心にはいつもズベ公を飼っていたいものです。