全人類の進化は自閉症スペクトラム障害や軽度の自閉症の人々によって促された。そうでなければ、人類は今でも洞窟の周りに座っておしゃべりをしていたことだろう
自閉症スペクトラムを専門としておられました、
マイケル・フィッツジェラルド先生より。
これは、夫の話。
昨日、わたくしの足の上にステンレンスの水筒がゴーン!と落ちてきました。
あまりの痛さに無言「・・・」、折れた?ね、折れた??と思っていると、
一部始終を見ていた夫「すごい音したね、水筒大丈夫かな?」
わたくし「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
いや、そこ?足の心配しません???と思ったものです。
夫は、ご自身で「非定型発達、自閉症スペクトラムの軽症例、僕は社会に適合できている!」と診断しておられます(注:非専門医の思い込みの可能性あり)。CDC調べ、によりますと、男児に限ると34人に1人が自閉症スペクトラムで、これは男子の3パーセントに相当するということですからね。まあ、彼のいうとおりなのでしょう。
そして、彼の理屈では、無言のわたくしよりも、大きい音がした水筒のほうが被害が大きいと判断したようです。
そこには、モノの被害より人の被害を確認するのが普通では無いでしょうか??などという、(彼にとって)曖昧模糊な「普通」の入り込む余地はありません。
しかし、ここで腹を立ててはいけません。
マイケル・フィッツジェラルド先生のありがたいお言葉を思い出すのです。
たとえば、私の周りに10人の人が居たとして、足に水筒が落ちて大きな音がしたときに、10人ともが私の足の心配をしていては、壊れた水筒に気づかず、水が漏れてしまうのです。
一人くらいは先に水筒の方を心配するから、社会というものは正常に流れてゆくのです。
ニューロダイバーシティです!
わたくしの夫は、全人類の進化に必要な人物なのですよ。ありがたいことです。