-うさこんちの願いです-
「うさぎホテル うさこんち」をやってくるうち、山あり谷あり13年。
ちょうど一年前、無理したことで大きく体調を崩し、それからずっと、今後どうすべきかを考えて、
さまざまな面で、自分と向き合ってきました。
具体的には、体調を崩す、ということの、
「原因」を、探ってきたのです。
私には、持病もありませんし、特に病気を引きずっていたわけでもありません。
もちろん、遺伝で心臓の弁が、とか、血圧が高いとか、そういうのはありますが、それは昔からで、特に今すぐ処置が必要なものではないと言われていますし、それはあまり今回の件に影響しているとは思えません。
自分の思うことが、表現できていなかった
これが、いちばんの原因だと思います。13年間うさこんちをやってくるうち、5〜6年経った頃から、自分の中に違和感が生まれ、なんか違う、なんか違うと思う度に、体調がおかしくなっていきました。
私が、14年前、会社勤めを辞め、このような(うさぎのために起業)「ブッ飛んだ転身」をしたのは、
「うさぎと出会って、自分の人生が変わった。うさぎを愛し、愛されることで、世の中変えたい」
と、思ったからです。
事業計画としてはあまりにもあやふや、
資金もゼロ、
だけど、
今しかない。私しかできない。
と、思ったので、人から見れば、清水の舞台から飛び降りたようなスタートでした。
「嘘でしょう?」「そこまでするの」は、褒め言葉
「人がやらないことをやる」「オリジナル」これが私の鉄則です。故に、どこにもモデルケースが無く、困った時の対処法が分かりませんでした。自分らしさを基準に、自分で考えるしかない…。
とにかく、ご依頼があれば、どんなご依頼でもお受けていました。見ず知らずの方が、ホームページを見て、問い合わせをくださる。大切なうさぎさんを、私に預けてくださろうとしている。それだけでとても嬉しく、多少無理してでも、その方のお気持ちに報いたいと、そうしてほんとうにたくさんの、思えば数千件にも及ぶさまざまなご依頼を、今までこなしてきました。
寝ずに看病、病院はしご、大阪日帰り往復など、人に話すと「えっ?嘘でしょう?そんなことできるものなの??」と、驚かれてしまうようなことも、私は当然のように乗り越えてきました。
「そこまでする」ことが、私のこの仕事への面白さだったし、そこまでできることが、うさぎ愛への表現でもあったし、実際、そうすることで、うさちゃんの安全を守れたし、元気にかいぬしさまにおかえしすることができたし、このちょっと狂ったくらいの熱意こそがうさこんちのオリジナルの「売り」だったと思ってます。
「うさぎのために、そこまでしてくれるから」というお客様がファンについてくださり、今までやってこれました。
私がこの仕事で表現したいのは
うさぎに限らず、どんな生き物でも、ひとりひとりに個性があり、その子はその子でしかない。その子の気持ちをわかってあげ、その子の希望を叶えてあげ、安心して穏やかに過ごせる場所と時間を提供してあげたい。
そういう気持ちで、特に思い入れのある「うさぎ」という動物のためのペットホテルを始めました。
特に、動物やペットをモノとしてしか見ないような風潮を払拭したかったし、
その子の「尊厳」や「福祉」、「存在意義」などを強く取り上げていきたかった。
かいぬしさんが、うさちゃんを大切にするさまをSNSで発信することや、ここまでして大切に思っている人がいる、ということを広く伝えていきたかった。
「たかがペット」と思わせない風潮を作りたかった。
硬派過ぎてアルゴリズムに負けた
ある日から、なんとなく、SNSでの反応が少しずつ下がっていった。どうやら、GoogleやSNS全般にアルゴリズムの改変があったようで、私のような硬派で真面目な表現は、反応が薄くなっていった。コロナや、円安なども重なって、ネットやSNSで広げてきた今までの方法は通用しなくなりつつあったことを感じた。
昭和世代は、昔はどうだったか考えた
インターネットの無かった時代、人とのコミュニケーションは、直接会うとか、電話、手紙なんかが主流で、便利な今の時代から見れば不便なものだったと思うが、
私は今、またこの「昔のコミュニケーション方法」に戻してみようと思っている。
「インターネットを介すと、伝わらないものがある」と、気づいてしまったからだ。
私のことを、ネットでしか知らない人は、たぶん実際と違ったイメージで見ているのでは、と思う。
でも、生まれた時からずっと自分と付き合ってきた自分は、自分の、ダメなところも、頑張ったところも、よく知っていて、
ネットで切り取られた私と、実際の自分とは、たぶん違う、
そういうことを意識しないで、もっと、無理せず生きられないか、と思った。
私と実際会ったお客様や、友人や、知り合いは、たぶん私の雰囲気で、私をわかってくれているような気がする。実際会ったことのある人とは、お付き合いが続く。たぶん、そういうことだ。
だから、これからは、また昭和時代に戻って、会ったり、話したり、招いたりして、そういうコミュニケーションをやっていこうと決めた。
もう一つ理解していただきたいのが、この仕事に全てをかけているので、資金的にも時間的にも、一歩も余裕が無く、いつも崖っぷちでやっているということだ。せめて資金繰りが、せめてギリギリでも回るようにすることが今の望みだ。
たぶん会って、我が家に来て頂ければその苦労っぷりがわかってもらえると思う。
私らしい、私のオリジナルの、うさちゃんを大切にする仕事。小規模でも、うさぎ愛を分かち合えるお客様と、繋げていけるように…と、思う。
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