手放す勇気 | (ほぼ)今日の「うさこんち」

(ほぼ)今日の「うさこんち」

うさぎさんが安心して過ごせる場所を。町田市にある、うさホテル「うさこんち」の日々の様子をご覧ください。全年齢OK、送迎可。お申し込みお問い合わせもお気軽にどうぞ!

🍃今日のブレンド🍃

からだのめぐりを整えるびわの葉と、ほっとするカモミールをブレンドして飲んでいます。

【茶葉🍃卯富冨】https://usako.shop





 手放す勇気


この言葉よく聞きますけど、いよいよ自分にも使う時がやってきました。


頼りにしてくださっているお客様がいるので、

なかなかふんぎれませんでしたが、


今回、うさちゃんのお世話や運営を担っています「うさこ母」(私)が、体調を崩し、


その苦しさから決断に導かれたことは、


「うさこんちを手放す」ことでした。




うさこんちは、うさぎさんだけのホテルで、

日常の業務は

うさぎさんをお預かりしてお世話していますが、



始めた時の思いは「うさかいさんが困った時、ポンと預かれる」場所でありたいと、設けた場所です。



「ポン」というのは、


うさこんちが、


さまざまなうさぎさんを理解していて、また、

うさぎという動物に特化したデリケートな扱いができる、


どんな子が来ても、その子が安心してお留守番できる環境を、置いておいてあげたい、


ということです。



どんな子が、とは、性格的なこともありますし、年齢的なこと、また、病歴や、現在体調で困っていることがあっても(例えば高齢であったり、術後であったり)

はい、大丈夫よ~と、

対応できるようにしておきたい、

ということです。


(だから、時々、高齢になったら預ける所、みたいに誤解されますが、そうでは無いのです)



「うさかいさんが困る時」とは、

入院、転勤、出張、引越し、結婚、新婚旅行、旅行、出産、慶弔時、赤ちゃんのお世話、家族の介護、アレルギー発症なと、さまざまです。



そういう時、うさぎのプロが、

うさぎさんを困らせることなく、

快適に過ごしてもらって、

かいぬしさんがその用事が済んだ時、

ストレスなくご自宅での暮らしに

戻れるようにうさぎさんの健康な生活をサポートする時間と場所、

なのです。






うさこんちを知ったお客様が名付けてくれたのは

「うさぎ界のインフラ」です。


インフラは、崩れちゃいけないのです。

いつ何時も、頼れる場所でなくてはならないのです。




現在、うさこ母ひとりで、お世話から運営まで、しています。


受注量をセーブしたりして、何とかやって来ましたが、


もう、それでは無理なほど、

お客様からのご要望が、多くなりました。


それでも私は

経費がかかるから、とか、

人に迷惑をかけない範囲で、とか、

言いながら、

無理してきてしまいました。



もう、私ひとりで運営してちゃいけないと

切に、嫌という程、思い知りました。


体調を崩して辛いのは、

身体の痛みではなく、

「抱えきれないプレッシャー」なのです。



お客様は、

大切な用事があり、

うちに、うさちゃんを託しています。


わたしが、

病気で「予定通り預かれない」ことになったら、

お客様はたいへん困られるでしょう。

というか、信用を無くします。

他に預かれる場所が見つかれば良いですが、

お客様に言わせると、

うさこんち以外他にない、のだそうです。


さらに

もっともっと苦しいプレッシャーは、

「大切な命を預かっている」

ことです。


万が一のことがあったら、

何をしてお詫びしても償いきれません。


私は自分の愛うさぎで唯一無二の命がどれだけ尊いものであるか

よくよく知っています。



お預かりする子も関わってくれた子も

見かけた子もうちの子も全て、

大切に、愛情持って

接しています。





万が一のことがあれば

全財産を差し出そうが、私の命を差し出そうが、

それは償いの一粒にもならないのです。



ですから、

私は、日々そのような

重い責任を担って、生きています。




私が病気になり、

その責任が果たされないことに万が一なったら、


いやもうむしろ私の全財産や命で

かいぬしさんが納得してくれるのだったら、

どんなにか…




人間以外のどうふつたちの命を、

私は子供の頃から、

とても重いものと感じて生きてきました。



手の中で死んでしまったありんこ。


拾った野鳥。


10年以上も姉妹のように一緒に過ごして来た文鳥。


学校から預かったハムスター。(元気に返しています)


「その生態を理解して命を繋ぐことがどんなに難しいことか」


わかっているので、


多くのうさちゃんが私の手元に集まって来るのは、

ありがたくもあり、また、

壮大なプレッシャーでもあるのです。




自分が病気になると、「大切な命を安全に維持できないかもしれない」という恐怖心とプレッシャーが私を取り巻き、


それが苦しい。



今回、夜中に息が止まり、なんだか頭の中が明るく、白くなったような記憶があります。

今考えると、立ちくらみの時の症状が起きていたのかも知れません。自分の鼓動がうるさくて眠れないなー、と思っていた記憶があります。その直後のことでした。


眠っていたような、もうろうとした感じの中で、くっ、苦しい!息ができないよ!と、思った記憶があり、


ぐぉっ、と、鼻の奥に動きがあって、目が覚めました。


うさちゃん!うさちゃんどうしてたんだっけ?今何頭いたっけ?


と瞬時に思い目が覚めました。



カメラで見たら、みんなすやすやしていました。



よかった~~~~~、と思うと同時に、


「自分ひとりで抱えてちゃいけない」


と、


深く深く、思いました。



白っぽかったのは、

三途の川の水面がキラキラしていたのかもしれません。気を抜いていたら私に意識がなくなってしまい、もしエアコンが何かの不都合で切れて…


そんなことを起こしてはいけない、絶対あってはいけない、

死んでも生き返ってきて対応しろ、

というお告げだったかも知れません。





私と同じ立場の人が他にいてくれれば、

たとえ私が体調悪くても、

うさちゃんをお願いすることができます。



私は、自分の命も財産(ないけど)も、

なんにも惜しくはありません。



でも、かわいい愛らしいうさちゃんが、

もし私の足りないお世話のせいで悲しいめに合わせることだけは

何がなんでもできません。



だから今、ひとりで運営していることは

改善しなければならないと思いました。




そのため、

1回、「うさこんち」を、手放します。



再起は、

お約束できないので、


予約は受けられません。




現在

ご予約中のかたは、

ご予定が在られると思いますので、


現状を

お伝えし、

キャンセルか、続行か、

確認致します。




 現在具体的なご予約が10月末までありますので、

それまで、と思っています。




まだ手に震えがあり、

立ちくらみもする中で書きましたので、


文章も整えられていませんが、


また追って

書いて行きます。


※まだ体調が完全に戻っていませんので、申し訳ありませんが、ご連絡やお問い合わせはお控え頂けますとありがたいです。





\困るなー/ Byともこちゃん