やましたひでこ公認
東京江戸川 断捨離®トレーナー
きたむら倫子です。
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母が亡くなりました。
少しの間
母のことを書いた過去の記事をアップします。
2023年2月1日のブログ
母は、極めて穏やかな人です。
でも、年々父への返答が辛辣になってきました。
それがいつも！ではなくて
たまになのです.
ちょっと父が意地悪な言い方
「そんな言い方したら、誰だってカチンとくるよ」
と思うような言い方をした時に対しての返答が
あまりにも的を得ていて
そして、とても辛辣で
言った父が苦笑いするくらい
それを見ていた息子達(両親からは孫達)も
驚くくらいなのです
もちろん、父は
いつもそんな言い方をするわけではなく
自分のことで精一杯の母と自分の
朝食、昼食の用意をしたり
出かけては
2人で食べるスイーツを買ってきたりする
父なのです。
そして母も、いつも辛辣な訳ではなく
父に「その服とっても似合って素敵よ」と言ったり
尊敬もしているのです。
ただ、「カチン」と言う言い方を父がしたときの
返答が絶妙なのです
昨日の母へのお土産
母は、昭和の企業戦士を支える妻として
父を支えてきました。
元々おとなしい人だったので
「カチン」とくることはあっても
あまり口に出さずに来たのでしょう。
その母が、父が完全にリタイアしたとき
「わたしももう
お父さんと同じようにしていいと思う」と宣言。
80代になり
2年前の最後の退院以来
少しずつ認知症の症状が出てくるにつれ
母の中から「我慢する」ことを手放した
そう感じます。無意識に。
母自身がやれることが減り
考えるコトもシンプルになるにつれ
我慢していたからおさえられていた感情が
コントロールされなくなるのか
時々でてくる辛辣な発言が増えました。
そして、それを聞くにつけ
母は本当は言いたかったことが
たくさんあったけれど
言わずにおさえてきたのかな
と思うのです。
父に言われて｢カチン」ときたら
もう今は我慢せずに、
感じたことを言い返しているのだと思うのです。
これも無意識に。
なので、母の切り返す言葉を聞く度に
「その切り返しすごいね～」とは言うモノの
私の心は、ちょっとチクっとしています
｢本当は、そう言い返したかったんだね」って
何となく思うからです。
ただ、それがいつもではなく、
父にしてもらったら感謝もし
父を褒めるときもある。
きっとこの言葉も
母の素直な気持ちからでていることがわかるから
救われているのです。
母も父との結婚生活が
概ね幸せだったと思っているのも
わかっているので
恐らく母は、
「そういうもの」と思って生きてきた
多くの人がそうだっただろうし。
でも、今の私は
そういう思い込みや社会通念が
今の私に機能していないなら
変えてもいいのだと知っている。
なら、未来に夫に伝えるのではなくて
今、感じたのなら
今、伝えようと
改めて思います。
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