こんばんは。今回はタイで不妊治療をして感じた事をまとめてみようと思いますぽってりフラワー

 

日本では不妊治療をした事がないので比べようがないのですが…

 

①  日本より治療費がかかる

これは、タイの国立病院、私立病院、クリニックによって大幅に変わってくるのでなんとも言えないのですが、私のクリニックでは日本円に換算して人工授精(IUI)が一回5-6万円、体外受精(IVF)が一回100-140万円でした。(体外受精に関しては通訳さんに聞いたその当時の値段です)

日本は制限こそありますが、助成金をうまく利用できればコストの削減に繋がりそうです。ですがタイはそれが一切ないです。

夫の友人夫婦は奥様が警察官の為、警察官専門の病院で体外受精を何度か行ったそうで、一回10万バーツ(35-40万円)だったそうです。えらい違い…ガーン

私の場合は会社に治療費を請求できるような感じではなかったので、してません。タイミング法1回、人工授精2回、不妊検査、血液検査などなど、トータルで25万円程かかりました。

 

②  タイならではで、雰囲気がゆるい

お世話になったクリニックでは、初回こそ電話予約でしたが、通院する場合は一人一人専属の通訳さん(タイ人)が付いて、彼女と予約から質問、血液検査の結果など全てLINEでやり取りできます。日本じゃちょいと信じがたいけどニコニコ  でも気楽に予約できるし相談や日程のコーディネートも彼女に任せられるので安心でした。LINEスタンプ普通に送られてくるし笑  私の担当の通訳さんは私と歳が近かったので、フレンドリーに色々と話してくれました照れ彼女のおかげで話が弾んで、和んでいました。

担当してくださったお医者さんも、いつも明るく接してくれたし、私のしつこい質問にも嫌な顔せず答えてくれたので、感謝しています。

クリニックには看護士もいらっしゃるのですが、採血が手慣れててすごく上手。「痛くなかったです!」と率直に感想を伝えると、「よくできました〜乙女のトキメキ」となぜか褒めてくれました、優しいニコニコ

そんなタイ人らしさが反映されていたなと感じています。

 

③疑問に思ったら積極的に質問し納得する必要がある

私はネットやツイッターなどで日本の不妊治療の情報収集を行っていたので、日本でやっている内容や検査がこのクリニックでは方法が違うなとか、やらないのかな…とか疑問に思ったらすぐ聞いていました。国が違ってくると、文化や方針も違ってくる為、少しでも納得して治療を受けたかったのです。

言語も違う為、通訳がいるとは言え、話が伝わらなかったり屈折して伝わったりするのも事実。彼らの説明不足なところもあったので、その場で自分の持っている知識を伝えてしっかり「こういう事が知りたい」と伝えました。また、保険の効かない治療なので、金額については率直に「ここまでは出せるけどここまでは予算の関係で出せない」と意見を伝えておきました。

 

ふんわりリボンふんわりリボンふんわりリボンふんわりリボンふんわりリボン

 

タイで不妊治療を経験して、私は良かったな、と思っています。

私の仕事がシフト制の為、その事も踏まえてタイミングや人工授精の日程を決めてくれた事、柔軟に対応してくれた事、親身になってくれた事、結果妊娠出来たこと、感謝しています。

 

日本で同じ治療をしていれば、きっとこんなにお金はかからなかっただろうけど、自分のライフスタイルや考え方に合わせて治療を行ってくれた事にとても満足しているんですふんわり風船ハート

 

またもし、2人目の子どもを考え始めたら、ここのクリニックにお願いしようと思っていますおねがい

無事我が子が生まれてきたら、仲良くしてくれた通訳さんに報告する予定でいます星

2018年10月、リセットした後2回目の人工授精にトライしました。

2周期の妊活お休み期間を設けて、精神的にも余裕が出てきて健康面でも不安を拭えた今回。

 

前回より、人工授精のパッケージは値上がりしていました。15,900THB(およそ日本円で56,000円)です。

 

血液検査は、前回の人工授精の時の結果が6ヶ月間有効だということで今回はナシ。

 

ドクター👨‍⚕️「今回はクロミッドじゃなくてレトロゾールっていう薬を飲んでもらおうと思う。あなたの場合、クロミッド飲んでも卵が普通2個以上育つところが1個しか育たないし、内膜が薄くなっちゃうからね。レトロゾールだと卵は1個の事が多いけど、内膜は薄くならないんだ。

あと黄体ホルモン剤のウトロゲスタンも変えてデュファストンにしようと思う。この薬は作用は全く同じだよ。ただ、この人工授精のパッケージがカバーしてる薬はクロミッドとウトロゲスタンのみで別の薬を使うとなると別途料金がかかるから、今回はパッケージ使わずに人工授精を行った方がお得だね。」

 

そうアドバイスと配慮をいただいたので、今回は人工授精のパッケージなしの初回とは違う薬を服用することにしました。

 

ドクター👨‍⚕️「貴女は卵が1個しか育たないから、卵を増やす注射(恐らくhmg)を3回追加したら効果があるかもしれないけど、トータルで更に2万円追加になるけどどう?」

 

私「高いのでやめときます…」

 

と注射は断っておきました。自己注射、本当に嫌いだしあれはトラウマものですよ滝汗しかも高い…痛くて高いのはイヤゲッソリ

 

 

早速レトロゾールを服用開始し、数日後内診で右側の卵巣に卵胞22mm、子宮内膜10mmでゴーサインが出た為、その日にクリニックでHCG注射をお腹に打ってもらい、翌日人工授精実施となりました。

 

流れ星流れ星流れ星

 

人工授精当日のオペ担当ドクターは、いつも私を担当してくれているドクターでした。オペ後、彼が成功を祈る、と私の肩に手を置いてくれて、とても安心したのを覚えています。

 

その後デュファストンを14日間服用しました。

人工授精初回でウトロゲスタンを服用した時は、日に日に胸の張りが強くなり、明らかに体の火照りを感じていたのですが、今回のデュファストンはそういった症状はなく…リセット予定日2日前から胸が張るかな?くらいの状態で特に期待させてくれず。

薬の副作用に振り回される私真顔

 

結果、リセット予定日過ぎて数日後にダメ元で排卵検査薬(前記事にも書きましたが妊娠検査薬の代わりです)を試したら、薄く陽性反応が出ました笑い泣きキラキラキラキラ

 

半信半疑、でも嬉しくて無駄に排卵検査薬を使ったのを覚えています。日に日に陽性反応は濃くなり、後日クリニックで判定してもらったところ、妊娠4週4日、hCG350.8と順調な数値を確認できました。

 

妊娠おめでとう、とドクターにも通訳さんにも言ってもらえ、改めて自分が妊娠したんだと自覚…えーん乙女のトキメキ乙女のトキメキ

 

妊活を始めて1年と2ヶ月目の事でした。

 

さて、2018年9月に不妊治療のお休みを決めた私達夫婦。

メンタル面で疲れていたのもあるけれど、当時私の声がよく嗄れていた事、後鼻漏で吐き気があったので、耳鼻科を受診して声帯と鼻の原因究明を行いたいと思っていました。

それから、9月は私の誕生月。せっかくの妊活お休み期間だったので、子宮頸がん検診に加え、日本で流行している風疹の抗体検査を受けに行きました。

 

私の仕事はよく声を使います。仕事柄、ワントーン声を高くして印象を良くするのも大事だと考えています。その無理?が祟ったのか、ある時から仕事中声が枯れるように…

後鼻漏で吐き気はするわで、副鼻腔炎を疑い、耳鼻科を受診しました。

耳鼻科の先生は一通り内視鏡で見てくださった後、「声帯にポリープなどはないけど、声を出す時閉じるべき声帯が開いてしまってるから、なるべく地声で話すようにね。鼻は副鼻腔炎ではなくて、鼻炎だからお薬と鼻うがいキットを処方します。これで様子を見てみてね。」と説明してくださり、私の不安を拭う事が出来ました。

声って人に与える印象がガラリと変わるから不思議なものです。日頃から声を大事にしていただけあって、声帯が疲れてしまっているのはショックでしたが、無理は禁物だと改めて考える機会になりました。

 

さて、その次は風疹抗体検査。

妊活しているご夫婦、予防接種を充分に行った記憶のない方、要注意です。

日本でこれだけ今の時代に風疹が流行っている事自体、おかしい話なんですが、妊娠中に風疹にかかると、胎児に影響が出ます。自分は妊娠してないから無関係だなんて思わず、自分の為、将来の日本を担う子ども達の為にぜひ予防接種、風疹抗体検査を受けてください。

バンコクで不妊治療クリニック従事者にも言われました。「日本って今風疹が流行ってるんでしょう?渡航制限出てるよね。」と。え?そこまで?と思うかもしれませんが、海外ではかなり話題になっていました。

 

現在国を挙げて風疹の予防接種に取り組んでいるようで、希望者は(自治体にもよりますが)風疹の予防接種を無料で受けさせてくれます。

 

私の里帰り先の自治体は、市内の指定する病院で予防接種をすれば市がその費用を負担してくれます。希望者とそのパートナーも無料。

それだけ今深刻な事態なんだと思います。

 

私は母子手帳を確認したところ小学生の頃に2回、風疹の予防接種を受けていましたが、実際には何度予防接種を受けても免疫がつかない人もいるそうで…

念のために抗体検査を受けた訳です。

結果は9月の時点で抗体価36倍?32倍?だったかな、問題ありませんでした。ホッとして10月からまた人工授精を再開する決意をしました。

 

これがまた不思議なもので、妊娠判明後再度産婦人科で風疹抗体検査を受けたところ、抗体価がなんと突然16倍に下がっていましたガーンあせる

先生にはこの値だとあまり良くないから、産後すぐに予防接種受けた方がいいね、と言われ、産後予防接種を受ける予定です。

この数ヶ月で何でこんなに下がってしまったのか質問しましたが、抗体は日々無くなるものらしく、珍しい事ではないのだそう。

 

妊娠を希望する皆さん、是非この機会に風疹について知ってくださいねふんわりリボン

 

次の記事で2回目の人工授精について書きたいと思いますうずまきキャンディ