その日の夕刻、銀河帝国軍中将のナイトハルト・ミュラーは一軒の肉屋に立ち寄った。


 ミュラーは生まれて間もなく母を亡くし、父方の祖母の元で3歳年上の兄と暮らしていたのだが、10歳の時にその祖母が亡くなり、更に1ヶ月後に父親も戦死してしまった。
 いっぺんに身寄りを失った兄弟だったが、母方の祖母が隣の惑星ユグドラシルにおり、士官学校に入学するまで、3歳年上の兄とここで暮らしていた。
 
 母方の祖母は、男であってもある程度の事は一通り出来た方が良いという考えの持ち主であった為、士官学校に入るまでの間に、兄弟は料理や裁縫などを叩きこまれていた。
 その為、官舎に一人住まいと言えど、外食よりも自炊をする方が遥かに多い。
 他人には明かしていないが、菓子作りを含めて、料理は得意になっていた。
子供の頃は何故、男が家事を?と思ったものだが、今となっては祖母の教育方針に感謝である。
 軍服にしてもボタン付けや、多少の綻びなどはさっさと繕えるし、洗濯やアイロンがけも全く苦ではなかった。
 因みに祖母は今も健在で、現在はオーディンで兄夫婦と同居している。



 官舎の近くや、元帥府の近く・・・とにかく、通勤途中には、何件か行きつけの食料品屋があり、「肉の店 チェプター」は馴染みの店だった。
 店主は肉の仕入れや配達が忙しくて店には殆どいなかったが、店の切り盛りは女将さんが一手に担っている。
 店で扱うブルストやアイスバイン、ローストチキンも女将さんの手作りだったし、ちょっとした惣菜も女将さんのお手製だ。
 女将さんは背は低いが薔薇色の頬のふくよかな肝っ玉母さんで、いつも明るく客に接する。
 お客との世間話が大好きで、ちょっとした事でおまけまでしてくれて、ここら辺りでは人気の肉屋である。
 それに閉店時間も、他の店よりも1時間半ほど遅く、これもミュラーが贔屓にしている理由であった。



 
 「こんばんは」
 「あら、いらっしゃい。今・・・仕事帰り?」
 「はい」
 「いつも思うけれど、若いのに自炊なんて感心だわね」
 「そんな・・・大した事は無いですよ。あ、何かお勧めのはありますか?」
 「・・・今日のお勧めは鶏のもも肉。潰したばかりだから鮮度は抜群よ。それから・・・こっちのブルストは作りたてよ」
 「じゃぁ・・・それを、そうだな・・・じゃぁもも肉を500g。それと、このブルストを300gね。この間、食べてみたら本当に美味しかったから驚きました。味・・・変わりましたよね?」
 「でしょう?肉の配合比率と調味料をちょっと変えて作ってみたんだけど、味が良くなったって、結構・・・好評なのよ」
 「本当に美味しかったです。前のも美味しかったけれど、今度のはそれ以上でワインに物凄く合いました」
 「まぁ!お世辞が上手いんだから」
 「お世辞じゃないですよ。人にも勧めたいぐらい美味しかったですから」


 他に客がいなかったせいもあったし、帰宅途中だったので、ミュラーはこの陽気な女将さんと暫し歓談していた。
 ここのブルストは茹でても焼いても・・・プリっとした歯ごたえで、黒胡椒とバジルの鼻をくすぐる香りが絶妙で、抜群の満足度・・・最高に美味しかった。
 元々美味しかったのに、最近・・・ますます美味になったのだ。


 「そうそう・・・こっちのブルストも新しい物なの。こっちはハバネロを使った辛みのあるモノなんだけど試食してみて。一緒に包んでおくから」
 「あ・・・スミマセン。じゃぁ、今度感想を言いますね」


 肉とブルストを包み終え、会計が済む頃になって、急に女将さんが声を潜めた。


 「あ・・・そうだわ。ねえ、あなた帝国軍の将官なんでしょう?」
 「はい?」
 「いえね、この間・・・閉店間際に来たお客さんも帝国軍の将官だったんだけどね、凄く奇妙な感じの人だったのよ・・・」

 そこまで言ってから、女将さんは急に口をつぐんだ。

 「奇妙・・・なんて言ったら悪いわね」
 「そこまで言いかけてやめるんですか?どう奇妙だったんです?」
 「それがねえ・・・初めての客さんだったんだけど・・・」
 
 女将さんにしては歯切れが悪い。
 ミュラーは何やら嫌な予感がしたのだが、女将さんの出方を見守っていた。


 「それが・・・ちょっと言いにくいのだけど、目から・・・変な光がピカーっと出てね・・・」
 「え・・・目から変な光が!?」


 ミュラーは声に出してから慌てて口を押さえた。
 思い当たる人物が1人だけいる。


 怪しい光を放つ瞳を持つのは・・・『ドライアイスの剣』だの、『冷徹なる義眼』だのと揶揄される、パウル・フォン・オーベルシュタイン上級大将。


 宇宙艦隊の総参謀長であり、元帥であるローエングラム公以上に近寄りがたい、はっきり言って煙たい存在だった。
 その顔を眺めているだけで着鬱になりそうな・・・関わり合いになりたくない存在。

 いつだったか、会議中に急に瞳がチカチカと怪しい輝きを発した事があった。
 皆が息を飲む間、皆の視線で事態に気付いたオーベルシュタインは顔色を全く変えずに瞼を抑えた。


 「失礼・・・また義眼の調子が悪くなったようだ。精巧だが・・・寿命が短いのが難点で・・・」


 そして、元帥閣下に断って席を外したのだった・・・。
 あの異様な輝きは、実際に見た者でないと分からないが、実に不気味で・・・ハッキリ言って心臓に悪い。
 それを・・・。
 この肉屋の女将さんは目の前・・・カウンター越しとは言え、至近距離で見てしまったのだ。


 だが、それよりも信じがたいのは・・・あの冷酷そうで人との関わりを持たなそうな男が1人で肉屋に買い物?
 肉どころか、一般商店には不似合いな男なので・・・俄かに信じがたい。
 本当にオーベルシュタインなのだろうか・・・確かめなくては。


 「もうね・・・ジジジ・・・って変な音までしていたものだから、私・・・びっくりしちゃって、思わず声を上げそうになったの」
 「他にはどんな特徴とか・・・どんな感じの人でした?」
 「えっとね・・・物凄く背が高くて・・・そしてこれまた物凄く痩せているわね。髪は、ちょっと前髪が白っぽいかしら?とにかく顔色が悪くて、ちゃんと食べているのかしら?と思ったわ。暫く目をいじっていたら、その光は消えたのでホッとしたんだけどね」


 女将さんが端的に話した容貌は、まさにオーベルシュタインそのものだった。
 ミュラーは、その人物が宇宙艦隊の総参謀長であり、オーベルシュタイン上級大将だと伝えた。
 そして、先天性の疾患で両目とも生まれた時から義眼だとも伝えたのだった。

 女将さんは頷きながら溜め息をついた。


 「義眼・・・なるほどね。普通の人は目からあんな光は出ないものね。でも、派手に驚いたら失礼よね・・・だって、先天性のものなら、本人に非はないのだから」

 女将さんはそう微笑んだ後で、また顔を引き締めた。

 「それにしても・・・あの人、顔色が悪いでしょ?どこか・・・身体でも悪くしているのかと思ったわ」
 「確かに・・・健康そうには見えないですよね。ところで・・・何を買いに来たんですか・・・上級大将は?」
 「えっとね・・・鶏肉よ。3kgほど買ったかしら?」
 「鶏肉を3kgも?結構な量ですね・・・」
 「私も、『鶏肉がお好きなんですか?』って聞いたら暫く無言だったのだけど、『これは・・・飼っている犬用だ』っておっしゃったの。どうやら飼っている犬用の肉を買いに来たのね」
 「え・・・犬!!?へえ、それは意外だな・・・。犬を飼っているのか・・・とても動物好きには見えないけど」
 「なんでも・・・最近、職場の真ん前で・・・大きな犬を拾ったんですって。でも、その犬、ダルメシアンの老犬でね、もうかなり歯が弱いらしくて、固い物は噛み切れないから食が細いんですって。それを聞いてね、それならば、軟らかく煮込んだ鶏肉なんかどうかと思ってお勧めしたのよ。もう、2週間ほど前になるかしらね、あのお客さんが来たのは」
 「2週間前ですか。でも煮込むのは何故鶏肉なんですか?・・・豚肉とかではなくて」
 「あら、鶏肉はヘルシーだからよ。その犬は老犬だって言うじゃない。育ち盛りの犬なら羊肉でも豚肉でもいいのだけれど、人間と一緒よ・・・低カロリー食にしないとね。それに・・・鶏肉ならお値段も安いし。それに時期によってはナマのまま与えたら・・・やっぱり良くないのよ。だから、軟らかくなるまでじっくり煮込んだ鶏肉がお勧めなの。そりゃぁ、煮込む分・・・手間暇はかかるんだけどね」
 「良く来ているんですか、上級大将閣下は・・・」
 「そうね・・・2週間前に初めて来てから・・・何度か来られているわね。ご贔屓にして下さってるようだわ」
 「へえ・・・」
 「その犬ね、年を取っているから、歯も半分は抜けちゃっているんですって。最初にいらした日に、どういうふうに料理をするのかと聞かれたから、鶏肉を圧力鍋で短時間で煮込む方法をお教えしたの。それなら時間が短縮出来てラクですもの。それに犬は人間と違って塩分は控えないといけないから、殆ど味は付けしない事もお教えしたわ。それでね、次にいらした時に犬の様子を伺ったらね、ホロホロと崩れるほど柔らかくなった物を与えたら、犬が喜んで全部食べて、尻尾を振ってじゃれ付いてきたんですって」
 「え・・・じゃれ付いて・・・??」


 犬と戯れるオーベルシュタイン。
 その姿が想像がつかないだけに何とも言えない・・・顔が引きつってしまいそうだった。
 犬を撫でたり、洗ってやったり、笑いかけたりするのだろうか・・・うーん・・・・・・。
 あのオーベルシュタインに尻尾を振ってじゃれ付く犬・・・うーん・・・ツワモノだな、その犬。
 一度、その犬に会ってみたい・・・そんな心境に駆られてしまう。


 「じゃぁ・・・女将さんのアドバイスなんですよね、鶏肉を煮込むの」
 「そうよ。老犬に固形のフードなんてダメよ。だって粒が小さいし、固いから歯にだって悪いわ。年を取ったら犬も人間と一緒で、歯が抜けてしまうから、軟らかくて胃に負担のかからない物を与えないと、生きるものも生きられなくなるわ。野良犬の上に老犬で食べられなかったら、もっと早く死んでいたかもしれないけれど、拾ってもらってその犬も幸せだわね。煮込んだ鶏肉料理を毎日だなんてちょっと贅沢だけど、本当にちょくちょく・・・来られるわね。大抵ね、閉店間際に来て買って帰られるの。まぁ、表情は変わらないし、必要な事以外の余計なおしゃべりは一切しないけど」
 
 ミュラーはこの話を聞いて、あの、冷徹な義眼のオーベルシュタイン上級大将が犬を拾った事、そして、自ら肉屋に鶏肉を買いに出向いている事を意外に思った。
 あのオーベルシュタインの事だから余計な事を喋らないだろうが、女将さんのアドバイスに従って、鶏肉を煮込んだ料理を犬に出しているとは・・・。
 しかも拾ったのが職場の前と言う事は・・・元帥府の入り口近くで拾ったと言う事だろうか?

 ただ、その話を聞いてからも、肉屋には何度か立ち寄ったが、タイミングが合わなかったのか、ミュラーはオーベルシュタインを見かける事はなかった。




 「参ったな・・・すっかり遅くなってしまった・・・まだやっているかな・・・」


 官舎へ戻る途中、「肉の店 チェプター」に急ぐミュラー。
 ここ最近、買い物をする時間が無かった。
 あの美味しいブルストを切らせてしまって、今日買えるのなら何とか買いたい一心で、少し小走りで店に向かっていた。
 お試しで貰った新商品のブルストも絶品だったのだ。

 そして、店まであと数十メートルの距離まで来た時・・・。


 ついに、あのオーベルシュタインに遭遇してしまったのだ。

 後ろ姿しか見えないが・・・あれは・・・。
 女将さんの問い掛けに頭が揺れている。
 きっと、頷いているのだろう。


 やがて包みを受け取ると、規則正しい歩調で反対側の道を曲がった。


 あ・・・こちらに向かって来る!!と思ったミュラーは咄嗟に開いていた花屋に入って息を殺した。


 「何で隠れなきゃいけないんだ・・・はぁ~・・・」


 オーベルシュタインはミュラーに気付かぬまま、花屋の前を通過して・・・左に折れて消えていった。


 「はぁ~・・・本当に買っていたとは」


 ミュラーはそう独語したが、自分がいる場所が花屋であり、何も買わずに出るのもなんだと思い、店内をさっと見渡す。
 花を買う予定はなかったが・・・目に付いた花を買う事にした。
 店員に「これ3本と、こっちのを1本ずつ下さい。あとこれも・・・。あ、自宅用だから花束じゃなくていいですから」と頼む。
 ミュラーが頼んだのは、真赤なアマリリス3本と、ピンクの金魚草と黄色の金魚草、そして、赤い金魚草を1本ずつだ。
 それから、白いかすみ草。
 ガラスの花瓶に活けて、玄関先にでも飾れば、殺風景になりがちの官舎の玄関がちょっとは見栄えがするだろう。


 そして、簡単に包んでもらった花を手に肉屋に向かったが・・・。
 運悪く、既に肉屋は閉店した後であった。


 「あ~一足遅かったか。まぁ、いい・・・。この話・・・今度、皆に披露しなくては・・・きっと皆、驚くに違いない・・・」


 ミュラーは小さく呟くと、花の包みを持って・・・ゆっくりと官舎を目指した。




Das End


 


 100のお題から「披露」です。

 誰に何を披露させる??
 最初は、誰かに宴会芸でもさせるか?とか、一瞬、「披露宴」と言う言葉も浮かんだのですが、「披露」であって、「披露宴」ではないので、ヤンの結婚式の事とかは諦めました。

 色々と考えたのですが、今回の話・・・ミュラーが「披露」するのは、これから先ですね、はい。


 披露した瞬間は原作を読んでもらえばいいので、それに至るまでの話・・・と捉えて頂ければ幸いです。


 彼は、同僚のゴシップに遭遇する比率の高いミュラーですから、まさに、美味しいネタを拾った瞬間です。
 女将さんから経緯を聞いていますから、ネタ的にはバッチリ。

 「家政婦は見た!」ならぬ、「ミュラーは見た!!」です。
 
 原作の3巻・・・。
 ここに登場するミュラーが、オーベルシュタインが肉を買うシーンを目撃して、高級士官クラブの「海鷲の巣<ゼー・アドラー>」でそれを披露するのですが・・・。
 この時飲んでいたのは、ミッターマイヤー、ロイエンタール、ミュラー、ビッテンフェルトです。

 その話を聞いた時、ミッターマイヤーやロイエンタールは、何か言いたげな様子だけど、さすがにミュラーよりもオトナなので言及を避けて沈黙。
 良くも悪くもストレートな性格のビッテンフェルトだけが、「ふん、われらが参謀長どのは、人間には嫌われても犬には好かれるわけか。犬どうし気が合うのだろう」と毒づくのです。
 ここ・・・ビッテンフェルトらしい言動で凄く好きです。
 こういう事を言ってのけるあの性格・・・ビッテンフェルトって帝国軍にキラリと光りますが、多分・・・同盟だと目立たないかも。
 だって、上官にでも平気で喋るような、口が悪くて毒舌な人ばっかりだから。

 とにかく・・・。
 聞いている全員とも、オーベルシュタインが嫌いですが、ビッテンフェルトは本当に嫌い!!って態度を示していますよね。
 10巻でも・・・オーベルシュタインに殴りかかって軟禁されるほどに。
 これが、ビッテンフェルトが好かれるところなのでは・・・と。


 因みにこのシーン・・・OVAでのミュラーは実に見ものです。

 後年、最年少の上級大将とは思えないほど落ち着いた物腰になるミュラーですが、この頃は若者特有の気負いなんかも感じられて、「海鷲の巣<ゼー・アドラー>」で披露しているシーンなんか、なんか、コソコソ悪口を言っているような感じで、何とも言えない気分になりました・・・声音とか。

 ミュラーを演じた水島さんは、ミュラーを演じた事すら忘れて、ファンが散々、「裕さんが演じたんだから忘れないで下さい」って言ったお陰で、やっとに認識下さった・・・と言う経緯があります。
 以前、私がミュラーのセル画(動画の方)にサインを入れて頂いた時、裕さんが「あ、これがミュラーかぁ。結構カッコイイんだね」と発言し、周りにいた、ファンは、本当に知らないのね・・・と、半ば呆れてしまったものですが、まぁ、アフレコ当時、絵が間に合っていなかった&アフレコが抜きだった(裕さん1人だけとか)事とかもあると思うので、忘れていたり、ミュラーの顔が分からなくても仕方がない話なのですが。


 そんな訳で、裕さんが、若い時のミュラーと、大怪我をして色々な事を乗り越えた後のミュラー、バーミリオン会戦以降のオトナなミュラーを演じ分けていたとは到底思えないのですが、とにかく、このこっそりと、オーベルシュタインの意外な一面を披露するシーンのミュラーは、ちょっと意地悪そうな声音で、そこがまた良かったです。


 このシーンを見てから、(要塞対要塞戦では、まだ好戦的なミュラーですから・・・バ

ーミリオンまで一気に飛ぶ)バーミリオン会戦や、ヤンの葬儀、ウルヴァシー事件などのミュラーを見て行くと、言動からトゲが取れて、実に成長しているんですよね・・・。
 何だか・・・こういうさりげない成長が、この作品により深みを与えているように思います。


 肉屋の女将さん・・・原作には出て来ませんが、書いてみたかったので・・・書けて本当に良かったです。


 しかし・・・目の前でチカチカを見たら、卒倒しそうですよね、知らないと。


それから、アマリリスと金魚草ですが、どちらも春の花です。
 まぁ、花屋さんなので、春じゃなくても置いてありそうですが・・・未来ですしね。

 そしてね・・・どちらの花言葉も「おしゃべり」だったりします。
 今後のミュラーの事を考えると・・・。
 この花言葉は、今回の話のテーマにピッタリな気がします。
 
 
 





 

 槇大輔さんと言ったら、報道系番組でのナレーションやら、CMやら、企業PVなんかとか・・・とにかく、声を耳にする機会が凄く多い。


 でも、皆、意外と聞き流していて、名前を知らなかったりして、「この声が槇さん」って言うと、「あ~!良く聞く声だね」なんて。


 とにかく、とっても耳にするのです。


 槇さんは、あまりアニメをやっていないのですが、それでも、70年代のアニメでは、「超電磁マシーン ボルテスV」や「闘将 ダイモス」といった作品で、ナレーションをされておられます。


 30年も前の作品ですから、槇さんも30歳若い訳です・・・だから、声がやっぱり若いんだな、これが。


 以前、ドキュメンタリー番組を、ダンナの父親が録画していて、亡くなった後にそのビデオを観たダンナが、「これは凄い。形見として残しておこう」ってんで、大事にしている物があるのですが、それのナレーションが槇さんでした。


 ある時、槇さん主宰の朗読がありまして、「語座(かたりざ)」というグループなんですが、ちょうど土曜日にやったので、ダンナも一緒に行きました。


 終演後に出演者の方々とお話しする機会があり、ダンナが槇さんにそのビデオの話をしたのですが、「あ~アレ。自分でもテープ保存してありますよ。でもちょっと恥ずかしい・・・」っておっしゃっていました。


 思いがけず、槇さんと話が出来て、ダンナは舞い上がっていました。


 ウチのダンナは私とは対照的に声優さんに疎いのですが、槇さんは別格らしくて。


 でも、時々窪田等さんや、小幡研二さんと間違えてる・・・まぁ、そこは私が間違いを指摘してるけど。


 機会があったら、また「語座」の公演に行きたいです。


 語座の常連の中には、ヴェストパーレ男爵夫人の横尾さんや、シュナイダーの目黒さんなんかもいるんですけど、朗読って奥が深いなぁ・・・と思います。


 声優さんの朗読劇なんかに行ったりすると、スラスラとつっかえずに朗読されていく姿にうっとりします。

 声音も使い分けていらっしゃるので、大人から子供、若者から老人まで変幻自在だったりして、どうなんているんだろう??って思う時があります。


 今まで、小山茉美さんや、田中秀幸さん、青野武さん、松島みのりさん、三輪勝枝さん・・・色々な方の朗読を聞きましたが、本当に凄いです。


 平田広明さんの朗読劇も素晴らしかったなぁ・・・遠いけど、横浜まで観に行ってしまいました。


 また、そういう機会があったら参加してみたいです。







 「エルウィン・ヨーゼフ様」


 私が呼びかけると、現在7歳の幼皇陛下は、「・・・予は“皇帝陛下”だ。この世の中で一番偉いのだぞ!!」と甲高い声で叫ばれた。
 そして、大層不機嫌になられた。
 現在・・・この銀河帝国内で“皇帝陛下”と呼ばれるのは・・・この世でただ1人。



 前皇帝、フリードリヒ四世陛下の直系の孫、エルウィン・ヨーゼフ二世陛下。
 病で皇太子のまま若くして亡くなられてしまわれた、フリードリヒ四世の息子のルードヴィッヒ様のお子である。
 フリードリヒ四世の男児のお子の中で成人されたのはルードヴィッヒ様ただ1人しかおられない。


 エルウィン・ヨーゼフ様のお母上は身分は低かったそうだが、エルウィン・ヨーゼフ様は直系の皇孫であられる。
 その為、ブラウンシュヴァイク公のご息女のエリザベート様、リッテンハイム侯のご息女のサビーネ様を差し置いて・・・幼くして皇帝の座に付かれたのだ。
 ご息女方は皇孫ではあられるが、如何せん女子であり、外孫である為、皇位継承権ではエルウィン・ヨーゼフ様には敵わなかった。
 銀河帝国第37代皇帝・・・それがこの幼子の現在の地位だ。


 自分を皇帝だと分かっている為、ただ単に名前で呼ばれると不機嫌になり、激しい癇癪を起す。
 この世の中で・・・自分が一番偉いと認識しているのだ。


 「予はこんな物を食べたくない!」


 そう言って、癇癪を起された皇帝陛下が、出された食事を全部ぶちまけてしまっても、“恐れ多くも”の世界の事なので、誰も怒る事が出来ないのだ。
 皇帝がこの世で一番偉い・・・故に、皇帝に苦言を呈する事が出来る者などいないからだ。
 そして、早急に新しい物を供さねばならない。
 そうしなければ、自分達の首が危うくなる・・・。
 

 ここでは、誰もが冷や冷やしながら仕えていると言う訳だった。


 皇帝に逆らう事・・・それは即ち、不敬罪に当たる。
 進んでそれを犯そうとする者はいない。
 

 皆、腫れものを触るように、恐々と、この小さな皇帝に接しており、積極的に近づこうと言うものは皆無だった。
 近づいて・・・癇癪を起されても困るから。

 この子供は・・・この新憂無宮<ノイエ・サンスーシ>の中で、まさに・・・“神”であった。

 一体・・・皇帝の座に着くまで、この子供は・・・。
 今までどういう育てられ方をしたのだろう?
 何故、このような激しい癇癪を起こされるのか、何故、こんな子供なのか・・・私にはサッパリ分からない。
 この子の母親は、この子が2才になる前に他界しており、父親のルードヴィッヒ様は、この子が1歳の時に既に他界されている。
 それ以降は、母親の両親が面倒を見ていたそうだが、皇孫故に、何もかもが与えられて贅沢のし放題、そして、誰もこの子供を叱れなかったのだ。

 それ故に躾けらしい躾をされておらず、人間とは思えないほど、度し難い子供に成長してしまったのだ。
 エルウィン・ヨーゼフ様は、癇癪を起される度に、手当り次第に物を投げつけられる。




 「お前なんかあっちへ行け!行けって言ってるのに!!」


 ある日の午後、急に手に持っていた茶色のクマのぬいぐるみの左腕を勢い良く引きちぎって、何が気に入らぬのか、クマの本体を私に投げつけられた。


 「エルウィン・ヨーゼフ様・・・」


 私の再度の呼びかけに、「予の事は皇帝陛下と言え!お前は本当に馬鹿だな!」と激しく罵られた。
 そして、「予は、お前なんかよりも偉いのだぞ!跪かぬか!」と私を指差した。

 「さようでございます。臣は皇帝陛下の僕でございますれば・・・」と、私は膝を折る。 


 「こんな物・・・飽きた!」


 皇帝陛下は、持ったままのクマの左腕を放り出した。
 その凄まじい癇癪に侍女達は震えあがっていた。
 皇帝陛下にひどい扱いを受けている茶色のクマのぬいぐるみは・・・ほんの二日前に買ったばかりの物だった。


 「予はクマのぬいぐるみが欲しい。今すぐに持って来い!」


 深夜0時を過ぎてからの急な仰せ。
 激しく泣きじゃくり、暴れて手がつけられない。
 仕方なく、夜中に侍女が大きな玩具屋に買いに行かされた・・・そのクマだ。


 既に閉店している玩具屋の店長は、深夜に突然呼び出されて店を開けさせられて憤慨していた。
 だが、所望しているのが皇帝だと知ると震えあがって、すぐに品物を用意した。


それが、もう、用をなさないほど、ボロボロになっているとは。

 クマは、私の足に当たって大理石の床に落下した。
 私は呆れ果てたが、表情を変えず、屈んでそれを拾い上げた。
 

 それを見た途端、真っ赤な顔で「おい、それを返せ!お前なんかにあげた覚えはない!!」と叫ばれた。
 勿論、私だって貰った覚えはない。


 「・・・陛下、お返し致します」


 立ち上がった私は、速やかにそれをお渡しようとしたが、陛下の機嫌は悪いまま。
 陛下は私の手を勢い良く払いのけられた。
 その為、またしてもクマは床に・・・落ちてしまった。
 陛下は更に真っ赤なお顔で、「もっとちゃんと渡せ!お前はグズだな!」と大声で怒鳴られた。
 玉座で足をじたばたさせて、先程よりも激しい癇癪を起されてしまった。



 こんな子供に罵られて・・・笑っていなければならない自分。
 情けなくて・・・腹立たしくて・・・けれど、表情を変えてはならぬ・・・。
 私は腹にぐっと力を入れて耐えていた。

 自分の子供なら・・・殴りつけているところだが、それは出来ない。
 私は・・・床に転がった腕のないクマのぬいぐるみを見つめていた。

 私はクマのぬいぐるみを拾い上げて、ゆっくりと埃を払う。

 そして、再度、陛下にお渡ししようとしたが、「ふん!床に落ちたものなどいらん!」と叫ばれた。
 私がどうしたものかと思う間もなく、今度は・・・突然玉座から降りられた皇帝陛下。
 

 「つまんらん!予は座るのは飽きたぞ!」


 そう叫ばれて、いきなり走りだされた。

 そばで控えていた侍女達が驚く。
 彼女達は慌てた様子で、「へ、陛下!!お待ち下さいませ!!」と言って追いかける。
 陛下は、意味不明な事を泣きわめきながら、そこらにあった物を侍女達に投げつける。


 飾棚にあったガラス製の花瓶を投げ、それは床にぶつかって粉々に砕け散った。
 その破片が侍女の足に当たり、血が流れて彼女は床に蹲った。
 皇帝陛下は、「避けないから悪いんだぞ!避けないお前が悪い!予は悪くないんだぞ!」と、傷ついて倒れた侍女を罵っておられた。

 私は慌てて侍女を連れ出し、他の者に預けた・・・治療を受けさせる為に。



 まだ子供だから、皇帝陛下には、さほど力はないものの、どうしてこう、癇癪を起して暴れるのか・・・。
 こんな我儘で癇癪持ちの子供を私は見た事がなかった。


 私には息子と娘・・・2人の子供がいて、それぞれ結婚して、息子には息子が1人、娘には息子と娘がいる。
 ・・・つまり、私は既に3人の孫がいるのだが、孫は可愛いが、申し訳ないが、幼帝陛下の事は可愛いと思った事がなかった。

 こんな子供のお守など・・・もうごめんだった。



 「モルト中将・・・何か伝言等はございますか?」


 元帥であるローエングラム公爵の次席副官のリュッケ大尉の表情は暗く、そして硬かった。
 年若い・・・私の息子よりも遥かに若い大尉。
 その大尉が同情の表情を浮かべていて、私はどうにも居心地が悪かった。


 幼帝エルウィン・ヨーゼフ二世陛下が拉致され、宮中の警護の責任者であった私は、その責任を取らざるを得なくなった。
 そして・・・私は、執務室で謹慎させられていた。
 不埒者に、エルウィン・ヨーゼフ二世を易々と誘拐されてしまった。
 何故・・・こんな事になったのだ?

 警備が手薄だったはずはない・・・それなりの人員も配置していたはずなのに。
 だが、弁明の機会を与えられる訳もなかった。
 ・・・皇帝陛下が拉致され、この場にいないのは隠しようが無く、それこそ、明白な事実なのだから。


 もう少し、陛下の身辺に気を配っていさえすれば避けられたかもしれないのに、私は不覚にもそれを怠ってしまった・・・それだけだった。
 私に残された道は・・・潔く、この命を絶つ事だけだった。


 「いいえ・・・ありません。ただ、私の家族の事が心配です。どうか、家族には私の死が名誉の死である事を伝えて下さい」 

 私は静かに・・・言葉を選んだ。
 家族の行く末・・・もう2度と会えぬ、家族1人1人の顔を思い浮かべる。
 出来る事ならば・・・3人の孫を抱きしめたい。


 テーブルに置かれた毒の入った赤ワインのグラス。
 それを目の前にして、私は避けられぬ死を覚悟した。
 そして・・・大尉に家族の事を・・・ただ、その事だけを頼んだのだ。
 実際、現在<いま>の私に出来る事は・・・それだけしかなかった。


 私の遺体を見て、家族は驚愕するやもしれぬ。
 私の家族は・・・。
 妻は既に他界している為、悲しむであろう家族は息子一家と、娘一家だけであった。


 「・・・遺族にはどう伝えられるのだ?」
 「・・・そのままを伝える事になろうかと思います。正義感の強いモルト中将閣下はローエングラム元帥閣下より温情を受けられたが、自害なされたと。元帥閣下は、あなたのご遺族に害が及ばぬよう特別お取り計らい下さいますゆえ、どうぞご安心なさって下さい。それからご遺族には・・・遺族年金が支給される事になりましょう」
 「して、その待遇は?」
 「中将のご身分にあった待遇が処されるはずです。降格にはなりませんのでご安心を」


 私が服毒自殺を選んだのは、少しでも家族の動揺を抑えたいが為であった。
 銃による自殺では・・・もし、遺体を家族が目にするような事があれば・・・。

 私の死は・・・戦死ではない。
 ましてや、責任を取っての死であるから、死後の特進もない。
 中将に見合っただけの、遺族年金・・・多分、それは同居している息子が受け取る事になるのだろう。

 
 「それでは、小官は席をお外しします」


 低く響くリュッケ大尉の言葉に、私は最期の時が来た事を理解した。
 執務室の扉がカチリと音を立てて絞められた後、私はゆっくりと・・・ワイングラスを手にした。



 ・・・エルウィン・ヨーゼフ様。
 
 未だ幼いあなたには、何の罪もございますまい。
 けれど・・・。

 私があなたを見ていて思ったのは・・・。


 あなたが躾けられた子供ではなかった事、それこそが、ゴールデンバウム王朝の崩壊を示唆していたと思わざるを得ないのです。
 そして、そばで仕えながら、あなたに腫れものでも触るようにして接して、それを正していこうともしなかった我々にも罪はあります。


 ・・・今後のあなたの行く末が心配です。
 どうか、市井の中であなたが子供らしく生きられます事を祈るばかりです・・・。




 ローエングラム公・・・。

 あなたは、多分・・・。


 今回の事で、罪をお感じになる事はないでしょう。
 そう、あなたの判断は、本当は正しいのだと、私は頭の中では理解しています・・・。
 誰かがこの事件の責任を取らねばならないのだと・・・。
 そして、私しかいないのだという事も理解はしています・・・。


 あなたの下された判断は正しい・・・。

 だが・・・。




 執務室に入ったリュッケは、倒れたワイングラスから零れ落ちた液体を見て、ポケットから真っ白なハンカチを取り出す。
 液体をハンカチでぬぐった後、倒れたグラスをテーブルの上に立てた。


 一緒に執務室に入った医者は、屈みこんで、倒れているモルト中将の瞳にライトを当てる。
 形式に則り、それからおもむろに脈を取った。


 「・・・亡くなってます」


 無機質に鼓膜に響く医者の声。


 「・・・時刻・・・午前3時42分・・・」


 更に、医者の声は続く。
 医者は、溜め息をついて・・・それから、手を翳して、こと切れたモルト中将の瞼を閉じさせる。


 何故・・・こんな事に・・・。
 リュッケは言いようの無い心苦しさを感じていた・・・。


 「・・・このような亡くなり方は・・・気持ちが良いとは言えませんね」


 少なからずモルトに同情をしていたリュッケが小さく呟く。
 リュッケの言葉に困惑した医者は、「まぁ、確かにそうですが・・・」とだけ早口に答えた。
 彼は手にしていた革製のバインダーを開くと、死亡診断書に手早くサインを書き入れる。


 そしてリュッケに手渡すと、「あの・・・大尉。あとの事は・・・そちらにお任せしますので・・・」と、慌ただしくその場を後にした。

 きっと、この場にいる事に居たたまれなかったに違いない。
 一緒に運んで来たストレッチャーすら置いて行ってしまった。


 「おい・・・俺が運ばねばならんのか?」


 リュッケは呟いたが、医者への非難はしなかった。
 人を救わねばならない医者が、役目はと言え、殺人に加担させられたのだ・・・この場から早く立ち去りたい、医者の気持ちが分からないでもなかった。
 自分だって、この場から早く逃げ出したいほどなのだ。


 こうして・・・1時間後、リュッケはラインハルトに、マルセル・ローレンツ・モルト中将の死を伝えた。

 リュッケはかなり迷ったのだが、ラインハルトにこう伝えた。


 「静かに、そして潔く逝かれました。ただ、残された家族の事をひどく心配されておられました」と・・・。


 モルトの表情から、彼が家族を愛していた事をリュッケは感じ取り、どうしても伝えておきたかったのだ。
 連絡を待っていたラインハルトは静かに「そうか・・・」と呟いた。
 その後、リュッケに、遺族感情に配慮して、モルトの名誉を守るように言い添えた。
 そして、遺族年金その他にも配慮をする事も言及した。

 ラインハルトも、モルトの律義な性格を知っていたのだ。


 「元帥閣下、出来ますれば、モルト中将のご遺族には、事の次第を小官自ら伝えに赴きたく思うのですが・・・」
 「あぁ、そうか。・・・そうしてくれ。くれぐれも遺族に害の無きように取りはからえ」


 リュッケは誰もが敬遠しがちな事後処理を進め、夜明けを待ってから、自ら遺族の元へ出向いたのだった。


 遺族は、元帥の次席副官が自ら報告に来た事に驚いたようだった。

 そして、その死に立ち会ったのがリュッケだと知って更に驚いていた。


 だが、リュッケが真摯に遺族に接した事で、モルトの遺族は彼の死を肯定的に受け止める事が出来たようだった・・・。


 
 
Das Ende




 100のお題より、「罪」です。

 「罪」なんてタイトル・・・どう料理しようかな??と色々考えましたが、この人について書いてみる事にしました。


 それは・・・モルト中将。
 いぶし銀な感じの老将。
 この人って、本当に可哀相です。


 そう言えば、誘拐騒ぎの時、ケスラーも責任を取ろうとしてましたね。
 結局、全ての責任を取ったのが、モルトただ1人でしたが。

 原作には、モルトの死の直前の事などは書かれていません。
 ここはあくまで私の想像の産物です。


 モルトは、ラインハルトの判断を正しいと思っていた。
 でも、最期に「だが・・・」と。
 この後に続く言葉を考えてみると・・・。 


 「なんで、この私が死なねばならない?」って思っているんじゃないかな?


 だって、理不尽でしょ・・・名誉の死と言っても。

 モルト中将は、フルネームがありません。
 ただ、モルトとあるだけ。
 あまりにも可哀相なので、マルセル・ローレンツ・モルトと、フルネーム(ミドルネーム付き)にしてみました。


 エルウィン・ヨーゼフ二世が誘拐されて、モルトが幼い皇帝を捜すシーン。


 「皇帝陛下、皇帝陛下はどこにおわす!」


 休んでいたところを叩き起こされて、皇帝がいなくなってしまった事を知らされ、その時点で彼は死を覚悟したでしょうね。
 どうあがいても逃れられない己<おの>が運命<さだめ>を。


 ちょっと不遇な人ですが、こういう目立たないキャラクター達がこの作品を彩っているからこそ、この作品はリアル感があって、輝きを放ち続けているのだろうなぁ・・・と思います。


 モルト中将をやった鈴木勝美さんですが、この方・・・脇役が多い方で・・・。
 「超時空要塞マクロス」で、一条光の部下の1人の柿崎速雄(ゼントラーディー人のワレラ・ナンテスもやっていた)をやっていました。
 因みにもう1人の部下は・・・マシリミリアン・ジーナス。
 速水奨さんのあのマックスです。
 柿崎は途中で戦死してしまい、その後は・・・ワレラ役をやっていたんですね、鈴木さん。
 だけど、同じ部下だったのに顔もあまり良くはなかったので・・・マックスとはえらい違いだぁ。


 まぁ、主役の一条光役の長谷さんの事を考えると、ちょっとアレなんですけどね、マクロスは。(好きなので国内正規版を持っていますが)
 長谷さん・・・御存命だったら、銀河英雄伝説の誰かの役をされたんでしょうかね・・・今となっては、想像するしかない訳ですが・・・。


 因みにリュッケですが、ケンプの部下だった頃はペーペーだったので言葉遣いとかもまだ少年っぽさが残ってて可愛かったんだけど。

 段々・・・成長していますね。


 同盟がユリアンの成長物語ならば、帝国は・・・リュッケの成長物語です・・・。
 だって、リュッケって、最後の最後まで、階級を変えながら、美味しいところで登場するんだもんなぁ・・・。