「砂漠の船」 篠田節子 双葉文庫


田舎育ちの主人公、幹郎は、

両親が出稼ぎにでて、ばらばらだった家庭に育ち、

「地域社会に根付いた、暖かい家庭を作ろう」と

心に誓い、会社の「転勤のない、地域限定型勤務」を

選択し、家族のために生きようとする。

しかし、そんな彼の思いとは反し、いつの間にか

家庭は、バラバラな方向に歩み、

娘は、ある出来事で警察ざたになり、

嫁は、ある男性と、浮気の噂をたてられる。。

そして、自分が選択した、地域限定型勤務、が、

「一生懸命働かない、出生をあきらめた生き方」と

周囲にとれられていることを知り、呆然となる。

また、その一方、自分の中でも、「動かない」ことが

次第に、重くなっていく。。


家庭って何でしょうね。

まだ結婚してない私には、「他人と家族になる」感じが

やっぱりまだ、わからないなぁ。