バーに行ってみる | うごうごぽろろっか

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毎日なんとなくうごうごしてる道民のぼやき

 

 

 こんにちは

 

 

 先日の休日、職場の人に誘われてバーへ行ってきた。

 

 

 

 

 

 地下鉄東豊線、豊水すすきの駅の1番出口の目の前、徒歩0分のところにある『ファーストカクテル』さん。

 

 

 とても落ち着く雰囲気で、腰を据えたくなる趣のあるバーだった。

 

 

 こちらのバーはお食事もできるらしく、職場の人が予約をしておいてくれて、この日はカレーをいただくことができた。

 

 とろっとろに煮込まれたチキンの入った、スパイス感たっぷりのカレー。マスターが手間暇かけて作りこんでいるらしい。おいしすぎて写真を撮るのを忘れた。

 

 添えてあったサラダもまたシンプルにおいしい。ドレッシングのレシピを尋ねてみたけれど、企業秘密だった。残念。また食べにくればいいか。

 

 

 

 

 2月はこちらのカクテルが提供されていた。

 

 シトラスショコラ。

 

 チョコレートリキュールに、辛口のジンジャーエールにオレンジが添えてある。

 

 チョコレートだからもちろん甘みはあるけれど、ジンジャーのピリッとする刺激と、清涼感のあるフルーツの香りがたまらないマッチングで「んまっ」となった。

 

 とろっとするタイプの甘さではなく、切れ味のある甘さ。

 

 すっごく好み。

 

 んまっ

 

 

 

 そしてもう一杯。

 

 モスコミュール

 

 ウオッカをベースにジンジャエールとライムが入っている。

 

 これまたおいしいがどういうことだ。

 

 というか、またジンジャーだ。図らずもかぶってしまった。

 

 くぴくぴいけてしまうおいしさで、理性をもってセーブをしないとやばいことになるのは明白。意識してのんびりと口に運ぶようにした。

 

 

 

 

 ウォッカというと、米原万里さんの『旅行者の朝食』を思い出す。

 

 

 

 

 作中では『ウォトカ』と書いてあったような。

 

 ロシアでは『生命の水』という語源の通り、水のように飲む人もいるのだとか。チェイサー代わりにビールを飲むおじさんもいるとかいないとか。いそうだな。

 

 ウォトカのアルコール度数の黄金律は、化学元素の周期律を発見した、なんとかという博士(うろ覚えすぎる)が19世紀末に40度だとものすごくおいしくなることを発見した的なことが書かれていたような記憶がある。たしか。

 

 

 ってことは、このモスコミュールの中身も40度なのかぁと、 ちろちろと美味なお酒を味わいつつ考えていた。

 

 

 ちなみに米原万里さんのこの『旅行者の朝食』というタイトルは、ロシアで売られていた缶詰の名前であり、どんなにお腹が減ったとしても口にすることをためらってしまう不味さのものらしい。

 今もあるのかな。

 

 

 

 

 

 

 

 不味いと言えば、以前、息子が興味を惹かれて購入した『サルミアッキ』も数珠つなぎに思いだした。

 

 

 

 パッケージは素敵なのだけれど、味は……う~ん

 

 世界一まずい飴と不名誉なネーミングを冠されている北欧諸国のあめちゃん。

 

 甘くて、しょっぱくて、苦くて、クスリ臭くて、脳髄が一瞬ピキンと硬直するお味だった。

 

 たぶん何度も食べているうちに、そのありすぎるクセつよがたまらなくなってくるんだろうけど、そこまでがんばる必要性を感じなかったわたしは、れろっと吐き出した。息子はしばらくがんばっていた。

 

 

 

 そこまで思考がぶっ飛んで、はたと我に返ってテーブルで交わされる会話に戻った。

 

 

 アルコールが入ると、思考が迷走しまくる悪い癖。

 

 はたから見ると、じっと一点を凝視して沈黙する酒飲み女と不審がられるから気を付けねば。

 

 

 

 もっといっぱい飲んでみたかったけれど、アルコールよわよわなので、またのお楽しみにすることにした。

 

 

 

 

 

 そのあとに連れて行ってもらったのが、ダーツバーなるもの。

 

 

 ダーツ初めて♪

 

 

 お酒を飲みながら、円盤に向かってひたすらダーツを放つ。

 

 いい感じに酔いが回っているので、まあ真っすぐ飛ばないこと。

 

 『放つ』というより、『ぶん投げる』と言ってもいい暴投を何度かましたことか。

 

 しかも連れて行ってくれた人のマイダーツの矢(言い方あってる?)をお借りしていたので、申し訳ないやら冷や汗かくやら酔いが更に回るやらで大忙し。

 

 

 それでも中盤になると、ボードに刺さるようにもなってきて、ちょっと楽しくなってきた。

 

 

 そして後半になると、右腕の筋肉に乳酸が溜まってきて、せっかく酔いが覚めてきたのに腕があがらないという事態に。

 

 狙いが定まらず(もともと定まっていない)、またもやぶん投げるスタイルへ戻るという顛末になってしまった。

 

 

 

 2時間ちょいの投げ放題飲み放題を終え、日が変わる少し前に帰宅。

 

 

 普段夜遊び皆無なインドア引きこもりなわたしにしては珍しく、お外遊びな日だった。

 

 知らない世界を見るのはいつだって楽しい。

 

 

 

 

 

 

 そういえばバーに行く前に待ち合わせた通りがかりのすすきので、寒い中、さらに寒いことをやっていた。

 

 

 いや、まあ冬だからこそだけど。

 

 寒いときに氷を見るのもなんだろなと思いつつ、結局ふらふらと見た。

 

 お魚さんの氷漬け。

 まさかこの魚たちも、こんな衆人環視のもと激写されまくる未来が来るとは夢にも思わなかっただろうなぁ。

 

 君たちの雄姿はいま、世界各地の観光客のスマホデータに入っていると思うよ。合掌。

 

 

 そしてやっぱり冷えた。

 

 2月の雪国は寒いんだよ。

 

 

 

 冬は暖かい室内で堕落を極めるに限る。

 

 インドア万歳。