豪華攻撃陣の共演 ~ 第12節・アウェイ京都戦 |  うさぎおやじ日記

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 FC町田ゼルビアのことなど、気の向くままに

ゴールデンウイーク最終日、われらがFC町田ゼルビアを追って西へ。コロナ禍と京都の昇格のため来る機会に恵まれなかった新スタジアムへついに青いユニフォームが集結しました。

 

 

この対戦を待っていたかのように、相手のスタメンには平戸太貴の名がありました。前節に初出場、今節が初先発だったようです。かつてゼルビアを支えたエースとのJ1での再会が実現したのです。

 

中2日とあってか7人変更したという京都に対し、こちらは柏戦とまったく同じ11人で試合に臨みました。

ただしU23アジアカップ帰りのふたりがベンチに入っているので途中から出ることも予想されます。個人的には今回は帯同せず休ませてあげても良いのではと思っていましたが。

 

危なく先制点を奪われるところでした。開始わずか数分の京都のシュート、打ったのは一美でしたか角度の無いところから放ったそれがクロスバーを叩いたのです。もしもこれが入っていたら、この先の展開はどうなっていたことでしょう。

 

ただこちらも昌子の強烈なミドルシュート(クソンユンにキャッチされる)や引き続き元気な荒木のグラウンダーのシュート(惜しくも枠の外)など、積極的にゴールを狙っています。

 

そして前半も半ば、藤本のパスを受けた荒木のクロスに頭から飛び込んだのはオセフン。出して手と受け手の意図がぴったり、今節も先制に成功しました。

映像を見返すと柴戸が出足良く相手のボールをカットしたのがきっかけでしたが、それは平戸の前方へのパスだったのですね。

 

前半の終わりごろにも荒木が良いところで受けてシュートする場面がありましたが、残念ながらここは大きく枠を外してしまいました。力んでしまったんですかね。

追加点とはなりませんでしたが上々の45分。ですが決して圧倒していたとは感じていませんでした。まだまだどう転ぶか予想できない後半です。

疲れを考えると同じメンバーで行くのは無理があるかなと思っていたら、ハーフタイムでひとり交代してきました。藤本に代わって平河が登場です。先にも書いたように、今節は町田に残ってゆっくり調整させても良いのではと個人的は思っていました。とはいえ五輪予選帰りの勇姿を早くも観ることができてうれしかったですね。

60分ごろには藤尾もピッチへ。荒木・オセフンに代わってデュークと共に入りました。ゼルビアがどんどんと攻勢に出たのはこの時間帯あたりからだったでしょうか。デュークのヘディングシュート、さらにクロスバー直撃の仙頭のシュートなど追加点への期待が高まります。

 

そしてそれが実ったのは64分、ボールを持ってペナルティーエリアに侵入したナサンホが巧みな切り返しからゴール隅へ流し込んだのでした。しかしここで出たのがこの表示・・・

実はメインスタンドにいた私からも、ナサンホが手前サイドでボールを受けた時点で出ていたようにも見えたのでした。

ですが幸いオフサイドはなくゴールが認められました。見事な個人技だっただけに取り消されずホッとしましたね。

 

リードが2点となりかなり有利になったゼルビアは殊勲のナサンホを下げてエリキを投入。オーストラリア代表と昨年のJ2MVPのツートップに、U23日本代表の両サイドハーフという豪華攻撃陣の共演が実現しました。韓国人コンビの活躍は素晴らしかったが、この前線もワクワクさせてくれます。

そして私たちの期待に応えるように、この交代から間もなくデュークが今シーズン初ゴール。J1での得点は清水時代以来7年ぶりとのことです。

この場面でもVARのチェックが入りハンドの可能性が指摘されましたが結果は得点となりました。たびたびドキドキさせられるものの、ひとつのゴールで2度喜べるとポジティブにとらえておきましょうか(笑)

 

残り時間が少なくなりリードも3点、それでも手を緩めることなのないゼルビア。終盤もかなり攻め込む時間が長かったですね。前半はリードはしたもののそう大差ない内容かと思ったのですが終わってみれば盤石の90分だったようにも感じられます。

連敗はなかったものの、ここのところ連勝もありませんでした。それだけに喜ばしい勝利。首位の座をガッチリとキープできました。

試合後には平戸がゴール裏へあいさつに来ていたようです。私はインタビューを終えてもどって来たオセフンにばかり目がいっていて、気がつくことができませんでした。


【試合日5・6  1位 勝ち点25

【DAZN実況・若田部克彦  解説・朴康造】


2024・5・9