安井のゴラッソで大会初勝利 ~ ルヴァンカップ・北九州戦 |  うさぎおやじ日記

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 FC町田ゼルビアのことなど、気の向くままに

われらがFC町田ゼルビアにとって初めてのルヴァンカップ。今年からJ2・J3にも門戸が開かれたのが少し複雑。これまではJ1に昇格したことを実感できる大会でもあったので・・・

 

それはともかく初戦のお相手ギラヴァンツ北九州のホームであるミクニワールドスタジアムへとやって来ました。

J2リーグでの対戦時はコロナ禍でビジターサポーターが受け入れてもらえない時期でしたね。ただ私はそれ以前に大分とのアウェイ戦のついでに訪れたことがあるので2回目となります。

 

ビジター席の入口は海側でした。ホントに海が近いんですよここは。前回は海ポチャを期待してバックスタンドに座った記憶があります。

今回はメインスタンド席なので、ゼルビアゴール裏を通り過ぎてそちらへと向かいます。

着いてすぐスタジアムの外に出店していたカレーを食べたのですが、昼抜きだったのでこちらでさらにタコ飯を購入。

 

気になっていたスタメンが発表されました。谷・昌子・ヘンリーの3人を除くと、昨シーズンの主力選手たちですね。なので大胆にターンオーバーしたとはいえ、遜色なく戦えると信じられる11人。

リーグ戦より多いベンチ枠9人をフルに帯同してきたのを見ると、お金のあるクラブになったのだなと感じますね。かつてゼルビアは遠方のアウェイ戦では6人しか連れて行かないこともありましたし、今回他のJ1クラブでもベンチが7、8人のところもあったようですから。

シャッターを押すタイミングがずれた↑ひどい写真。

 

前半をメインスタンドから観ていて、これは入ったかと思うシュートが何度もありました。ほとんどがコーナーキックからでしたね。それらがネットを揺らすことなく枠外に飛んで行くたび、嫌な予感がしてなりませんでした。このように決定機を逃し続けている内にあっさり決められてしまうのではあるまいかと。

それでも押し込んではいるしチャンスは十分に作っていて、面白い試合をピッチの近いスタジアムで堪能できる喜びは感じていました。何より今シーズンここまで試合で観ることの少なかった選手たちが、すぐ目の前を走りそして蹴っているのですから。

 

待望の先制点は後半に入ってすぐ。デュークがヘディングで落としたところに走り込んだバイロンです。クロスは荒木でしたね。ハイライト動画を見返すと3者の流れるような連携が何とも美しかった。

 

ただ喜びも束の間、北九州に同点ゴールを許してしまいます。一度は体を張ってシュートブロックしたものの、はね返りをゴール隅の難しいコースに打たれては仕方ないか・・・

 

JFL時代から数えれば北九州とは幾度となく同じカテゴリーで戦っていて、たとえ負けても個人的にはジャイアントキリングという感じはあまりありません(もちろん負けたくないですが)。しかし今は図らずもわれわれがJ1で首位争いをしていることで、結果によっては大きく話題をふりまくことになるのも必定。何を書かれるか言われるかと思うとなおさら勝利しなければという想いは強くなるのでした。

 

このままだと延長もあるのだなあ、そんな考えが頭をよぎり始めた80分、出ました安井のゴラッソ!ペナルティーエリアの外で左足をふり抜くとボールは逆サイドのネットを揺らしたのでした。そこから打つとは予期していなかっただけに、驚愕のスーパーゴールです。

 

ベンチメンバーはアップしている場所がピッチに近いので普段以上に中の様子が気になっているようでした。私も次は誰が出るのかなと気にしていましたよ。

沼田、安井に続いて3回目の交代で中島。短い時間ではありましたがボールを追って走るすがたはいつまでも若々しい。やっぱり彼が出ると盛り上がります。

交代を3人しか使わなかったのは延長の可能性を考えてのことだったのでしょうが、他にも観たい選手がいたという点では少し残念。

でも勝ちましたわれらがFC町田ゼルビア。初めてのルヴァンカップで勝利をつかんだのです。

古巣対決であった髙橋大悟はゼルビアゴール裏でも喜びを思い切り表していたようですが、その後はホームチームのサポーターにもあいさつ回り。奇しくもこの日が誕生日とあって、どちら側でもハッピーバースデーの歌が贈られていましたね。彼がいかに愛されていたのかが想像されました。

 

夜景にはさらに映えるスタジアム。最高の気分でこちらを後にして宿へと向かったのでした。


2024・4・19